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ガリマール出版社


ガリマール出版社


ガリマール出版社(ガリマールしゅっぱんしゃ、Éditions Gallimard)は、フランスを代表する出版社の一つ。1911年創立。フランス文学の振興に寄与し、フランスに、世界の文学を紹介している。

小史

1920年代まで

1908年から新フランス評論誌を出していた、アンドレ・ジッドらの編集同人が、図書の出版のため、ジッド、ジャン・シュランベルジェ、ガストン・ガリマール出資の合名会社、『新フランス評論出版社』(Édition de La Nouvelle Revue Française) を、1911年パリ6区に設立した。まず、ポール・クローデル、ジッド、フランシス・ジャム、サン=ジョン・ペルス、ジュール・ロマン、ポール・ヴァレリー、マルセル・プルースト、ジャン・ジロドゥらの作品を出版した。

第一次世界大戦後の1919年、『新フランス評論出版社』は株式会社『ガリマール書店』(Libraire Gallimard) に発展し、ガストンの弟も役員となり、その後しだいに、ガリマール一家が経営に加わった。1930年、社屋を7区に移した。

『ガリマール書店』は、アンリ・ゲオン、マルタン・デュ・ガール、ポール・モラン、アンドレ・マルロー、ルイ・アラゴン、ポール・エリュアール、アラン、ルイ・アラゴン、ジョゼフ・ケッセル、ジャン・コクトー、フロイト、ジュール・シュペルヴィエル、アンドレ・ブルトン、ルイジ・ピランデルロ、アンリ・ミショー、イタロ・ズヴェーヴォ、ヘミングウェイ、サン=テグジュペリらの著書を出し、専属的な作家を増やして行った。

また、叢書、映画雑誌、音楽雑誌、大衆文学、児童文学、新聞などへ、間口を広げ、それぞれの領域の盛衰をともないながら、社業は拡大した。

1930年代

  • ロベール・デスノス
  • ダシール・ハメット
  • ウィリアム・フォークナー
  • フランツ・カフカ
  • レーモン・クノー
  • ジョルジュ・シムノン
  • トーマス・マン
  • ジョージ・オーウェル
  • アースキン・コールドウェル
  • ジェイムズ・ジョイス
  • ロジェ・カイヨワ
  • ジャン=ポール・サルトル
  • マルグリット・ユルスナール
  • マーガレット・ミッチェル
  • ウラジーミル・ナボコフ
  • ジョン・スタインベック
  • ジュゼッペ・ウンガレッティ など

1940年から1944年まで

  • シグリ・ウンセット
  • モーリス・ブランショ
  • ロベール・ブラジヤック
  • ジョルジュ・デュメジル
  • アルベール・カミュ
  • エルンスト・ユンガー
  • ジョルジュ・バタイユ
  • シモーヌ・ド・ボーヴォワール
  • マルグリット・デュラス など

ナチスによる被占領期にあたり、親独のドリュ=ラ=ロシェルの、『新フランス評論』編集長就任を占領軍に強いられた。

戦後の糾弾は、ドリュ=ラ=ロシェルの『新フランス評論』の方へ矛先をかわして切り抜けた。

1945年から2010年代まで

  • ルネ・シャール
  • ルネ・ゲノン
  • アーサー・ミラー
  • フェデリコ・ガルシーア・ロルカ
  • トルーマン・カポーティ
  • ジャン・ジュネ
  • アンドレ・ピエール・ド・マンディアルグ
  • ジャック・プレヴェール
  • ルイ=フェルディナン・セリーヌ
  • ホルヘ・ルイス・ボルヘス
  • ナタリー・サロート
  • アレホ・カルペンティエル
  • ウジェーヌ・イヨネスコ
  • フアン・ゴイティソーロ
  • カミーロ・ホセ・セラ
  • ボリス・パステルナーク
  • エドモン・ジャベス
  • 谷崎潤一郎
  • ミシェル・ビュトール
  • ジャック・ケルアック
  • フェルナンド・ペソア
  • ソール・ベロー
  • ロレンス・ダレル
  • マックス・フリッシュ
  • 三島由紀夫
  • テオドール・アドルノ
  • ロアルド・ダール
  • オクタビオ・パス
  • フィリップ・ロス
  • ウィリアム・スタイロン
  • ジェイムズ・ボールドウィン
  • ヴィクトル・シクロフスキー
  • フリオ・コルタサル
  • ジャン=マリ・ギュスターヴ・ル・クレジオ
  • ウィリアム・S・バロウズ
  • アイリス・マードック
  • ピエル・パオロ・パゾリーニ
  • エリアス・カネッティ
  • エウジェーニオ・モンターレ
  • マリオ・バルガス・リョサ
  • トーマス・ベルンハルト
  • ハロルド・ピンター
  • ミシェル・トゥルニエ
  • パトリック・モディアノ
  • ミラン・クンデラ
  • ペーター・ハントケ
  • ボフミル・フラバル
  • パブロ・ネルーダ
  • フリードリヒ・デュレンマット
  • ジャン=パトリック・マンシェット
  • 大江健三郎
  • フィリップ・ソレルス
  • フランソワーズ・サガン
  • 安部公房
  • エルヴェ・ギベール
  • パトリック・シャモワゾー
  • ダニエル・ペナック
  • ヨシフ・ブロツキー
  • アンヌ・ヴィアゼムスキー
  • オルハン・パムク

など

1961年、社名を『ガリマール出版社』(Éditions Gallimard) に変更した。

過去の作家の全集は、1933年以来のプレイヤード叢書が刊行を続けている。

1975年にガストンが没した後は、息子のクロードが社長を継いだ。そして1988年、クロードの後を息子のアントワーヌが継いだ。

参照文献

  • ピエール・アスリーヌ『ガストン・ガリマール フランス出版の半世紀』、天野恒雄訳、みすず書房、1986年。ISBN 978-4-622-01803-2
  • 井上究一郎『ガリマールの家』、ちくま文庫、2003年。ISBN 978-4-480-03832-6
※他に外部リンクを参照

脚注

関連項目

  • ガストン・ガリマール
  • フランス文学
  • 新フランス評論
  • プレイヤード叢書
  • 「知の再発見」双書

外部リンク

  • ガリマール出版社のサイト(仏文)
  • ガリマール出版社の歴史(pdf)(仏文)

Text submitted to CC-BY-SA license. Source: ガリマール出版社 by Wikipedia (Historical)


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