ライ=レ=ローズ (L’Haÿ-les-Roses、IPA/lai.le.ʁoz)は、フランス、イル=ド=フランス地域圏、ヴァル=ド=マルヌ県の都市。yにトレマがつく地名はフランスに4箇所しかない、珍しいものである。
ライ=レ=ローズはビエーヴル川谷の上にある。コミューン内には、世界最大級のバラ園、ヴァル=ド=マルヌ・バラ園(fr)があり、約3200種のバラが栽培されている。
キリスト教に改宗したクローヴィス1世は、現在のライ=レ=ローズを含むパリ郊外の領地を、パリの教会へ寄進した。最古の記録は、ライアクム(Laiacum)の土地はすべてパリの教会のものと確認したカール大帝の798年の憲章である。ライアクムまたはラギアクム(Lagiacum)という名前からは、かつての所有者であったローマ人の名ラギウス(Lagius)から派生したことが窺える。数世紀たって、小村だったライ(Lay)は町最古のトゥルヌユ通りから成長し、ライ(L'Haÿ)となった。
ライ=レ=ローズは、粘土質の土壌を持つために漆喰と採石、2つのレンガ関連の町工場が産業の発展に寄与した。1950年代には数百人以上の雇用を生み出していた。21世紀に入って市は、市の新庁舎建設のために、環境に優しい自然由来の素材復活に取り組んでいる。
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