アニエール=シュル=セーヌ (Asnières-sur-Seine)は、フランス、イル=ド=フランス地域圏、オー=ド=セーヌ県のコミューン。
セーヌ川左岸、パリ郊外北西地点にある。かつてはセーヌ河岸の湿地帯で、19世紀終わりまでに2つの浮島が埋まってできた。
アニエールは非常に都市化されており、住宅、アパート、マンションが交互に立ち並んでいる。かつてあった古い公園は、1960年代に建設の圧力から消滅してしまった。現在の自治体庁舎近くにあるアニエール城は歴史記念物として保護区域となっている。
アニエールとは、ラテン語のアシナリオエまたはアスネリオエ(asinarioe, asnerioe、種付け用ロバ)から派生している。このロバはサン=ドニ修道院(サン=ドニ大聖堂)の建設用に導入されていた。また、ジュヌヴィリエ平野にあるサンノワやアルジャントゥイユの製粉所から小麦粉袋を運搬するのにロバが使われたためといわれる。
1968年に現在の名となる以前は、単にアニエール、またはアニエール・サン=マルセル(Asnières Saint-Marcel)と呼ばれていた。
アニエールの歴史は、ジュヌヴィリエの歴史と同様である。
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