矢口渡駅(やぐちのわたしえき)は、東京都大田区多摩川一丁目にある、東急電鉄東急多摩川線の駅である。駅番号はTM06。
歴史
年表
- 1923年(大正12年)11月1日:目黒蒲田電鉄の矢口駅(やぐちえき)として開設。
- 1930年(昭和5年)5月21日:矢口渡駅(やぐちのわたしえき)へ改称。
- 2000年(平成12年)8月6日:目蒲線が東急多摩川線と目黒線へ分割、東急多摩川線の駅となる。
駅名の由来
1949年(昭和24年)まで当駅近くに存在した多摩川の渡し船の1つ、「矢口の渡し」に由来する。
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する地上駅。上下線で駅舎・改札は別となっており、改札内のホーム間の行き来は不可。化粧室は、2番線多摩川方面行ホーム側にあり、多機能トイレも併設されている。かつて駅舎と改札口は多摩川方面ホーム側にしかなく、両ホームは構内踏切で連絡していた。
のりば
利用状況
2023年度(令和5年度)の1日平均乗降人員は24,574人である。
近年の1日平均乗降・乗車人員の推移は以下の通り。
駅周辺
- 国道1号(第二京浜)
- 東京都道311号環状八号線
- 多摩川大橋
- 矢口消防署
- 日本体育大学荏原高等学校
- 大田区立矢口小学校
- 蒲田安方郵便局
- 大田矢口三郵便局
- 智山派遍照院
- 安方神社
- 西友
- 矢口の渡商店街
- 安方商店街
バス路線
東急バスにより運行されている。
矢口渡
矢口小学校
- 反01 川崎駅ラゾーナ広場行 / 荏原営業所・五反田駅行
多摩川大橋
- 反01 川崎駅ラゾーナ広場行 / 荏原営業所・五反田駅行
その他
- 漫画家・矢口高雄のペンネームは昔、当駅を最寄とするアパートに住んでいたことを由来とする。因みに名付け親は梶原一騎であった。
- かつて、ゲームメーカーのナムコ(法人としては現在のバンダイナムコアミューズメント)が矢口渡駅近隣に本社を置いており、自社キャラクターをイラストに添えた周辺地図を駅前に設置していた事があった。
- 過去に日本テレビ系列で放送されていたドラマ「平成夫婦茶碗」のエンディングのロケ地として駅周辺が使用されたことがあった。
隣の駅
- 東急電鉄
- 東急多摩川線
- 武蔵新田駅(TM05) - 矢口渡駅(TM06) - 蒲田駅(TM07)
なお、1946年(昭和21年)まで矢口渡駅 - 蒲田駅間に道塚駅が存在した。
脚注
注釈
出典
- 東京都統計年鑑
- 東急電鉄の1日平均利用客数
参考文献
- 宮田道一『東急の駅 今昔・昭和の面影』JTBパブリッシング、2008年9月1日。ISBN 9784533071669。
関連項目
外部リンク
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