セーヴル (Sèvres) は、フランスのコミューン。イル=ド=フランス地域圏オー=ド=セーヌ県に属する。
パリの西部近郊に位置し、セーヌ川に面する。町にはトラムが走りラ・デファンスやパリ市南部へ、またバスやセーヌ対岸のブローニュ=ビヤンクールからメトロに乗れば直接パリ市内中央へのアクセスも近いほか、パリからヴェルサイユへ向かう方面の途中に位置し、その方向の郊外電車の駅もある。閑静な住宅街であり、中産階級のベッドタウンとして人気があることから、地価も比較的高い。主要な産業として磁器・セーヴル焼の生産があり、国立陶芸美術館がある。
セーヴルにはメートル条約に基づき、基準となる「国際キログラム原器」や「国際メートル原器」が保管され、協定世界時の計測を行なう国際度量衡局も所在する。また、第一次世界大戦後の1920年8月10日に連合国とオスマン帝国の間で講和条約が締結された地でもある(セーヴル条約)。
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