北綾瀬駅(きたあやせえき)は、東京都足立区谷中二丁目にある、東京地下鉄(東京メトロ)千代田線の駅である。駅番号はC 20。同路線の起点である。
千代田線開業当初から需要増があった場合に綾瀬車両基地への引き込み線上に新駅を設置する予定があった。建設当初は周辺の人口密度が低く、需要も少なかったので駅の設置はなされなかったが、本線開業後、急速に宅地開発が進み人口が増加したことで、沿線住民から駅設置の要望が強く出されるようになったため建設に至った。このような経緯で作られた駅は、このほかにもJR西日本博多南線の博多南駅がある。輸送需要の予測から、当初は3両編成による区間運転とされた。
環七通りの南側に設置された単式ホーム1面1線を有する高架駅。線路は複線だが、ホームは西側の線路のみに設置されている。そのため、回送列車としては双単線と見做すこともできる。
東京メトロの駅では数少ない、ほかの鉄道路線との接続がない単独終端駅である。東京メトロでは当駅のほかに丸ノ内線の方南町駅がある。
開業時のホーム有効長は3両編成分であり、当駅からは綾瀬駅までの区間運転の列車のみ運転されていた。しかし、2015年6月8日より大規模な駅改良工事に着手し、ホームの延伸(綾瀬駅方面に135 m延伸)やコンコースの改修・出入口の新設などを行い、2019年3月16日のダイヤ改正より代々木上原方面からの10両編成の列車が発着できるようになっている。3両編成の列車はホームの北側(車両基地寄り)に停車するため、南改札・5番出入口からはやや距離が開く形となる。
2002年3月23日から開始された支線でのワンマン運転に合わせ、可動式ホーム柵が設置されたが、ホームの10両化に伴い全面的に更新が行われた。
(出典:東京メトロ:構内図)
2018年10月27日からスイッチ制作の発車メロディ(発車サイン音)を使用している。
曲は「千歳緑」(福嶋尚哉作曲)である。
2023年度の1日平均乗降人員は40,648人であり、東京メトロ全130駅中86位。
2014年3月15日のダイヤ改正で日中の運転本数が毎時4本から毎時6本に増発され、2019年からは新たに代々木上原方面への直通電車が終日設定されており、乗降人員は増加傾向にある。
開業以降の1日平均乗降・乗車人員の推移は下表のとおりである。
当駅周辺では、足立区と三井不動産による土地区画整理事業及び都市再開発が計画されている。その第1段階として、駅北側・1番出入口の隣接地において、足立区が駅前交通広場や北改札に直結するペデストリアンデッキ、駐輪場などの整備を進め、三井不動産が地上4階建ての商業施設「(仮称)三井ショッピングパーク ららテラス北綾瀬」を建設する。駅前交通広場などは2024年の完成、商業施設は2025年夏の開業を予定している。
駅西側の環七通り沿いにある。六ツ木都住・亀有駅方面のみであり、綾瀬駅・足立区役所・王子駅方面へ行くには、駅東方200 mにある「上谷中町」バス停を利用する。
駅東方150 mの「上谷中町」信号南にある。
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