獨協大学(どっきょうだいがく、英語: Dokkyo University)は、埼玉県草加市学園町1番1号に本部を置く日本の私立大学。1883年創立、1964年大学設置。
獨協大学は、1883年(明治16年)に創立された獨逸学協会学校を起源に持つ大学である。1964年に天野貞祐を初代学長に迎え、大学が設置された。外国語学部・経済学部・法学部・国際教養学部の4学部11学科、大学院3研究科を置く。
以下3領域を柱とした人文・社会科学系の教育研究が中心であるが、「文理融合教育」も全学的に行われている。
獨逸学協会学校から一貫して「語学教育を軸としたグローバル人材の育成」を教育目的としている。
学則に「グローバル人材の育成」を目標として掲げ、教育における使命の一つとしている。
学際的教育が重視されている 。
外国語学部
国際教養学部
経済学部
法学部
法学研究科(博士前期課程・博士後期課程)
外国語学研究科(博士前期課程・博士後期課程)
経済学研究科(博士前期課程・博士後期課程)
法務研究科(専門職学位課程)※2015年以降募集停止
「獨協大学の人物一覧」を参照
他大学との協定
他大学院との協定
系列校
本学の他、以下の学校は全て学校法人獨協学園の設置している大学・専修学校・高校・中学である。
最寄駅は「獨協大学前駅」(東武スカイツリーライン)である。
当初の獨協学園は、国立村山療養所(東京都武蔵村山市)にキャンパスを構えることを検討していたが、その土地が国有財産だったため取得が難しく、大学開学が行き詰まっていた。
一方、東武鉄道は、東武沿線の宅地化&都心直結により「通勤路線化」を拡大していたが、その結果として、東京方面の電車ばかりが混雑する状況が発生していた。混雑緩和のために、折り返し電車を空の状態で走らせることを避けるため、通勤と反対の需要を産む集客施設として、大学を誘致するべく、霞ケ関駅と坂戸駅、現・獨協大学前駅に広大な敷地を確保していた。その情報を得た獨協学園は、3カ所を視察し、現・獨協大学前駅一帯を第一候補に定め、獨協学園と関湊(東武側の責任者)による交渉が持たれた。
関は学園との交渉で、東武側のメリットを前にしても、土地を安売りすることはしなかったため、売値は高額だったが、獨協学園は、「東京都心部から近い立地」に魅力を感じて、2万4000坪を大学用地として購入した。
交渉過程はビジネスだったが、関は天野の思想に感銘を受け、また天野も関の人柄に惚れ、両者は関係を深め、関は獨協学園の理事(後に理事長)に就任している。大学の開学により、街は学園都市としての顔を持つようになり、また朝ラッシュ時に通学需要が生まれ、浅草駅からの折り返してくる電車にも多くの学生が乗るようになった。
WELL BIND[4](ウェルバインド)
キャンパスに隣接した土地は、産官学5者(従来からの草加市、獨協大学、独立行政法人都市再生機構による3者連携に、東武鉄道株式会社、トヨタホーム株式会社を加えた)によるまちづくり連携協定に基づき、非常に大規模(約54ヘクタールが対象)な、官民一体の複合開発計画が行われている。
コンフォール松原内にあり、草加松原団地の全面建替事業で生み出された敷地を活用している。
草加市より、良好な景観形成を目的とした「新市街地形成地区」として指定されており、統一感のある都市空間を整備するために、まちづくりにルールが設けられている。
豊かな緑の配置とともに、商業施設や生活インフラの向上も行われており、敷地内に、商業施設(トーブ イコート)、青少年交流センター(ミラトン)、獨協大学コミュニティスクエア がある。
キャンパス全体が、3つのコンセプト「1. オールインキャンパス」「2. エコキャンパス」「3. ラーニング・コモンズ」に基づいて設計されている。
校舎はドイツの有名建造物をモデルにしている。
外観はドイツの国会議事堂をモデルとし、創立40周年を記念して建設された学内最大の複合施設である。
「教室ゾーン(東側)、ICZ(中央)、図書館ゾーン(西側)」で構成され、以下の施設を有する。
(地上5階建て、高さ33m、延床面積約29,500㎡、施工年2007年3月)
「日本建築家協会優秀建築選2008」「2013年度草加市まちなみ景観賞」受賞
外観はドイツのペルガモン博物館をモデルとする。2つの棟をガラス張りのブリッジが繋ぐ構造で、キャレルブースや学生ラウンジなど特徴的な共有スペースを有する。
(地上5階建て、延床面積約15,000㎡)
「2011年埼玉県環境建築住宅賞優秀賞(一般建築部門)」受賞。
国土交通省平成21年度(第1回)「住宅・建築物省CO2推進モデル事業」採択。
東棟と類似した外観となっている。次世代型の学習空間として、先進ICTを活用したアクティブ・ラーニングスペースが設けられている。
(地上4階建、延床面積13,419㎡、竣工年2017年)
「部室棟」と「すべての学生が利用できる開放的な施設」の両機能を備えた建物。1階は学生が自由に利用できる「オープンスペース」などを設け、部室機能は3階以上に配置されている。
(地上6階建て、延床面積9,556㎡)
「2013年度グッドデザイン賞」「2013年度草加市まちなみ景観賞」「日本建築家協会優秀建築選100選」受賞
法人本部や事務局、教員研究室で構成され、1階には入試課、講師室、教育研究支援センターなど、2階には総務や会計などの各種事務局や教職員食堂などが設置されている。4階から9階は教員の研究室となっている。
「学友会組織も教育機構の一環」と学則に明記されている。
学校公認の学校別アルバイト情報サイト「バイトネット」に加盟している。
経済支援を目的とした獨協大学独自の奨学金が用意されている。
Owlapps.net - since 2012 - Les chouettes applications du hibou