西勝寺(さいしょうじ)は、奈良市にある浄土真宗本願寺派の寺院。
当寺はもと現在地の近くにあったが、元禄13年(1700年)ごろに現在地に移ったといい、過去帳もその頃から記されたものが伝わっている。
白毫寺町の檀家の間で、二十八日講や尼講が営まれる。
鼓楼門を入って左に鐘楼がある。
本堂は五間半四方の立派な堂で、内部は朱塗りの柱や蟇股の彫刻等があり、もとは多武峯(妙楽寺)にあった食堂を移築したものと伝わっている。
本尊阿弥陀如来立像は、寂如上人の裏判があると伝わっている。親鸞聖人御影像・聖徳太子像、七高祖像などにも寂如上人の裏判がある。
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