森家住宅(もりけじゅうたく)は、奈良県奈良市南城戸町にある歴史的建造物。町家。奈良市指定文化財。
南隣にある細川家の隠居所として建てられたと伝えられ、明治20年代頃の建築と見られる。
2004年(平成16年)3月3日、奈良市指定文化財(建造物)に指定された。
2011年(平成23年)、半解体修理が為され、丸太格子や通り土間が復元されるなど、建築当初の姿が再現されている。
通り土間を南側に通し、居室は北側に4室並ぶ。通り土間は居室より奥行が短く、屋根が一段低い。
建物正面の丸太格子は奈良の町家に特色的なもので、「奈良格子」とも呼ばれる。
居室の壁は青竹色の色土(いろつち)で仕上げられ、皮付き丸太の床柱、網代(あじろ)天井で茶室風に造られたミセノマなど、数寄屋趣味が随所に見られる。
奥の庭に面する座敷の西と南に縁が設けられ、南縁の上方屋根が入母屋造となっている。
近鉄奈良駅4番出口より南へ徒歩10分・JR奈良駅から東南に徒歩15分。
Owlapps.net - since 2012 - Les chouettes applications du hibou