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金町駅


金町駅


金町駅(かなまちえき)は、東京都葛飾区金町六丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)の駅である。

乗り入れ路線

当駅に乗り入れる路線は、常磐線と総武本線支線(通称:新金線)である。新金線は貨物列車専用となっており、常磐線の快速線上に設けられた貨物駅構内から分岐している。

旅客駅は、常磐線の緩行線を走行する常磐線各駅停車のみが停車する。駅番号はJL 21

また特定都区市内制度における「東京都区内」に属しており、常磐線では当駅がその最東端となっている。なお、当駅 - 松戸駅間の営業キロは3.9 kmで、首都圏本部管内の常磐線(日暮里 - 取手間)の駅間距離としては最長である。

当駅の南口向かいには、京成電鉄金町線が乗り入れている京成金町駅があり、当駅からの乗り換えが可能となっている。

なお、当駅接続で京成電鉄との連絡定期券の購入が可能である。

歴史

  • 1897年(明治30年)12月27日:日本鉄道の駅として開業。
  • 1906年(明治39年)11月1日:日本鉄道の国有化により、官設鉄道の駅となる。
  • 1909年(明治42年)10月12日:線路名称制定により常磐線の所属となる。
  • 1936年(昭和11年)12月11日:日暮里 - 松戸間直流電化に伴い上野 - 松戸間で金町発着の全列車が電車化され、松戸以北に行く機関車牽引の全列車が通過となる。
  • 1947年(昭和22年)9月19日:カスリーン台風により利根川の堤防が決壊。常磐線一帯が冠水して運行不能状態が続いた。金町駅は高台であり避難民が駅に殺到。線路の上まで避難民があふれた
  • 1949年(昭和24年)
    • 2月:三菱製紙中川工場専用線が敷設。
    • 6月1日:日本国有鉄道発足。
  • 1965年(昭和40年)2月:複々線増線工事に併せ、高架駅の工事着工。
  • 1967年(昭和42年)4月1日:北口が開通する。
  • 1969年(昭和44年)3月23日:綾瀬 - 金町間 高架新線路(現在の緩行線)へ切替・使用開始。この時から複々線暫定使用開始で緩行・快速分離まで常磐線の全列車が使用。
  • 1971年(昭和46年)
    • 3月1日:綾瀬 - 金町間複々線が暫定使用開始。国電と優等列車および貨物列車が分離され国電以外はホームに入らなくなる。
    • 4月20日:綾瀬 - 我孫子間複々線化が完成して緩行線と快速線が分離し帝都高速度交通営団千代田線と直通乗り入れを行う緩行線の駅となり上野行列車がなくなる。
    • 9月4日:駅構内を通過中の貨物列車最後尾の車掌車が脱線、ポイントや枕木が破壊される。快速線(長距離・快速電車、貨物列車の共用)での出来事であったため特急の運休などが相次いだ。
  • 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道(JR東日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)の駅となる。
  • 2001年(平成13年)11月18日:ICカード「Suica」の利用が可能となる。
  • 2003年(平成15年)3月23日:貨物列車の設定廃止。
  • 2017年(平成29年)3月31日:びゅうプラザの営業を終了。
  • 2018年(平成30年)8月1日:一部列車を除いて発車メロディの使用を停止。
  • 2019年(平成31年)3月16日:すべての列車において発車メロディの使用を停止。
  • 2021年(令和3年)3月12日:みどりの窓口の営業を終了。
  • 2024年(令和6年)2月1日:スマートホームドアの使用を開始。

駅構造

緩行線上に島式ホーム1面2線を有する高架駅(盛土駅)である。直営駅(駅長配置)であり、管理駅として亀有駅を管理下に置いている。

改札は地下道の北口寄り西側に立地し、対面の東側に自動券売機がある。指定席券売機では、JR西日本のe5489も受け取り可能となっている。

コンコースは南北各出入口を連絡する通路になっている。駅周辺の南北間の連絡路が他に乏しいこともあって、事実上の生活道路となっており、JR利用者以外が頻繁に行き来する姿が目に付く。車両は通行できないが、自転車類に限っては降車して通過が可能で「自転車は降りて通行してください」という放送もある。北口には段差があり、車椅子の通行に不便がない程度のスロープが常設されている。

ホームと改札階を連絡するエレベーター1基とエスカレーター上下各1基が設置されている。トイレは改札内正面に設置しており、障害者などの利用を想定した多機能トイレが既設トイレの導入部近くへ増設されている。

ホームの水戸方には待合室、日暮里方にはNewDays、中央にある階段裏には立ち食い蕎麦店が設置されている。

のりば

(出典:JR東日本:駅構内図)

緩行線の南側に快速線と貨物列車用の側線がある。

利用状況

2022年(令和4年)度の1日平均乗車人員は45,640人である。JR東日本の駅では市ケ谷駅に次いで第90位。常磐線の快速通過駅では最多である。近年は周辺の再開発が進むにつれて増加傾向にある。毎年7月下旬に「葛飾納涼花火大会」が行われる際は、多くの利用客が当駅を利用する。

近年の1日平均乗車人員の推移は下記の通り。

貨物取扱

臨時車扱貨物のみを取り扱っており、定期貨物列車の設定は無い。

2003年までは専用線発着の車扱貨物を取り扱っていた。かつて駅北西に三菱製紙中川工場があり、そこへ続く専用線が存在していた。工場内にあった倉庫へ紙製品を輸送するため八戸臨海鉄道北沼駅 - 八戸貨物駅 - 当駅間に有蓋車(ワム80000形)で組成された貨物列車が運行されていたが、工場の閉鎖に伴い同年3月18日限りで廃止された。それ以前は三菱製紙中川工場の北側にある三菱ガス化学東京工場へ続く専用線もあった。現在はその跡地が遊歩道となりイトーヨーカドー金町店の敷地や建物の形状にもその名残がある。

新金線を経由する貨物列車は側線で待機することがある。 JR貨物の車扱貨物の取扱量推移は下記の通り。

駅周辺

東京都区部の東端で、駅周辺1キロ圏内は全般的に住宅・建物が密集している。ただし、東方にある千葉県境の江戸川が区切りとなっており、川向こうの松戸市市街地(隣駅の松戸駅周辺)とはさらに松戸市側の郊外地域を挟むため、市街地が連続していない。

駅南口の金町六丁目市街地再開発では2番地および6番地に商業施設、公共施設(区立図書館)を含む41階建て複合型ビル「ヴィナシス金町」が2009年6月末に完成した。2010年4月1日に8番地および7番地の一部を使用して国道6号と駅南間を結ぶ連絡道路(区道)が開通した。

駅北西の三菱製紙中川工場跡地に葛飾区により東京理科大学が誘致され、「葛飾キャンパス」として2013年4月に開学している。

南口

北口

バス路線

金町駅、特に南口からの発着は比較的多い。柴又・小岩・高砂・浅草・水元公園・三郷・八潮方面の路線バスが発着する。柴又方面は京成金町線よりも路線バスの本数が多い。成田空港行き深夜急行バスも運行されている。北口のりばは手狭なため、北口直近のルートを除いた大半が南口から発着する。かつては、日立自動車交通のレインボーかつしかが乗り入れていた。

隣の駅

東日本旅客鉄道(JR東日本)
常磐線(各駅停車)
亀有駅 (JL 20) - 金町駅 (JL 21) - 松戸駅 (JL 22)
総武本線貨物支線(新金貨物線 : 東日本旅客鉄道が第一種鉄道事業者、日本貨物鉄道が第二種鉄道事業者である)
新小岩信号場駅 - 金町駅

脚注

記事本文

広報資料・プレスリリースなど一次資料

利用状況

JR東日本の1999年度以降の乗車人員
東京都統計年鑑

参考文献

  • 三菱製紙株式会社『三菱製紙百年史 資料編』凸版印刷株式会社、1999年。 

関連項目

  • 日本の鉄道駅一覧
  • 金町
  • 東金町

外部リンク

  • 駅の情報(金町駅):JR東日本

Text submitted to CC-BY-SA license. Source: 金町駅 by Wikipedia (Historical)


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