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ビストロOJI


ビストロOJI


ビストロOJI(ビストロおじ)は、東京都杉並区上荻に所在する歴史的建造物(民家)でレストランを兼ねている。2002年(平成14年)2月14日、国の登録有形文化財(建造物)に登録された。

概要

1924年(大正13年)、愛媛県南予出身の末光績(すえみついさお)によって、自身の住宅として建てられた。末光績は札幌農学校に進学し、卒業後、帰郷して松山農業学校に勤務。後に同校の校長を務めた。その後、東京大学で学び、卒業後は明治大学教授、恵泉女学園教授などを歴任した教育者だった。

学生時代、札幌で過ごした時期に洋館建てを見て憧れていた。1923年(大正12年)に発生した関東大震災をきっかけにして、現在地周辺の区画整理事業によって土地を購入することができた。学生時代からの憧れだった洋館建てを建てることになり、自ら設計し、郷里から棟梁を呼び寄せ、洋館建てを完成させた。

1973年(昭和48年)、三男の末光深海(すえみつふかみ)によって洋館建ての活用法が検討され、レストランを開く決心をし、1階のテラス周りの改修を行いレストランを開業。現在も利用されている。

沿革

  • 1923年(大正12年)9月1日 - 関東大震災発生。
  • 1924年(大正13年)
    • 関東大震災後、区画整理事業により整理された土地を購入。
    • 末光績自らの設計により建築。
  • 1973年(昭和48年) - 末光績の三男・深海が1階のテラスを改修し、レストランを開業。
  • 2002年(平成14年)2月14日 - 登録有形文化財(建造物)に登録される。

建築概要

  • 所在地 - 東京都杉並区上荻二丁目24番18号
  • 竣工年 - 1924年(大正13年)
  • 敷地面積 - 不詳
  • 建物構造 - 木造2階建、スレート葺
  • 建築面積 - 117m2
  • 延床面積 - 不詳
  • 設計者 - 末光 績
  • 施工者 - 和田 計(南予の棟梁)
  • 所有者 - 末光 操(末光積の三男・深海の妻)

営業情報

レストラン ビストロOJI
  • 完全予約制 - 電話にて日時相談が必要

文化財

登録有形文化財(建造物)
ビストロOJI (末光家住宅)
登録年月日:2002年(平成14年)2月14日、種別:住宅/建築物、登録基準:国土の歴史的景観に寄与しているもの。
年代:1924年(大正13年)建築、木造2階建、スレート葺、建築面積117m2

交通

鉄道
  • JR中央線、総武線 - 荻窪駅下車、徒歩15分
  • 東京メトロ丸ノ内線 - 荻窪駅下車、徒歩15分

ギャラリー

脚注

参考文献

  • 南勉著『歴史読本』「建築史 今に活きる古い建物(5)ビストロOJI」2006年5月
  • 杉並区『広報すぎなみ No.1577』「国の登録文化財に ビストロOJI」2001年12月11日
  • 『史料室だより』20号、恵泉女学園、2014年11月3日(参照:[1])

関連項目

  • 登録有形文化財一覧
  • 杉並区
  • 荻窪駅
  • 東京都道311号環状八号線(環八通り)
  • 青梅街道
  • 善福寺川

外部リンク

  • ビストロOJI(末光家住宅) - 文化遺産オンライン(文化庁)
  • ビストロOJI(末光家住宅) - すぎなみ学倶楽部

Text submitted to CC-BY-SA license. Source: ビストロOJI by Wikipedia (Historical)


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