妙光院(みょうこういん)は、東京都府中市にある真言宗豊山派の寺院。詳名は本覚山真如寺。山号は本覚山。本尊は延命地蔵菩薩。
歴史
859年(貞観元年)、平城天皇第三皇子である真如法親王の開基。大日本地名辞書によれば15石の寺領があり、23の末寺があったと伝えられている。
境内の仁王門は1782年(天明2年)に建立され、菊の紋章が見られる。また本尊に延命地蔵菩薩を祀っている。
文化財
- 本尊は地蔵菩薩坐像 - (伝)室町時代
- 寄木造り 玉眼 漆箔 - 像高53.5cm 膝張42.5cm
- 本尊胎内仏 地蔵菩薩坐像 - (伝)江戸時代
- 寄木造り 玉眼 彩色 - 像高19.5cm 膝張16.5cm
- 弘法大師像 - (伝)室町時代
- 寄木造り 玉眼 彩色 - 像高51.3cm 膝張41.5cm 裾張57.5cm
- 興教大師 - (伝)江戸時代
- 寄木造り 玉眼 彩色 - 像高53.7cm 膝張46.5cm 裾張61.0cm
- 弁財天坐像 - 明治期のものか
- 一本造り 彫眼 素木 - 像高21.0cm 総高64.0cm
- 金銅蓮華形磬 東京都指定有形文化財(工芸品) - 南北朝時代のものと伝えられ、昭和48年に制作された「武蔵府中郷土かるた」にも詠まれている。
- 北条氏照の書翰礼状二通 府中市指定有形文化財(古文書)
交通
脚注
外部リンク
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