正安寺(しょうあんじ)は、東京都足立区にある浄土宗の寺院。
1616年(元和2年)、縁誉満雪上人によって開山された。元々は浅草南元町(現・東京都台東区蔵前)に位置していたが、1636年(寛永13年)に浅草清島町(現・東京都台東区東上野)に移転した。1698年(元禄11年)の勅額火事で全焼したが、桂昌院の寄進により再建された。
1923年(大正12年)の関東大震災で焼失したため、現在地に移転した。
浅草時代の当寺には釈迦涅槃像が安置されており、安楽往生(ポックリ逝くこと)の仏様「ねはんさま」として親しまれていた。毎月15日が縁日であった。しかし関東大震災で破壊されてしまった。現在は顔の一部分のみが残り安置されている。今でもご利益に与りたいと訪れる人がいるという。
2006年(平成18年)より、古今亭志ん彌が中心となって落語会を開催している。
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