橿原市営橿原運動公園(かしはらしえい かしはらうんどうこうえん)は、奈良県橿原市雲梯町にある、橿原市営の運動公園。
1976年に、市民レクリエーションの拠点としてオープンした
2031年に奈良県を舞台にした国民スポーツ大会の開催が予定され、その際に橿原市の別の場所(畝傍町53)に所在する奈良県立橿原公苑とスポーツ施設の所有権の等価交換(差額は金銭補填)する形で、現在の市営の当運動場を国体のメイン会場を主とした大規模なスポーツ公園に改築することを検討していたが、協議の先行きが不透明な状況であるため橿原市議会の特別委員会(2021年11月)で採決した結果、全議員23人のうち、賛成11人、反対12人とわずか1人の差で反対多数となったことから、同市長・亀田忠彦と、奈良県知事・荒井正吾は等価交換による一体整備を断念する意向を示した。
当初計画では、橿原公苑の陸上競技場が10㏊と狭く、国体(国スポ)を行うに必要な日本陸上競技連盟第1種公認が現状受けられないため、公園の所有者を等価交換し、県営化した際、当公園に第1種公認の競技場の建設が予定されていた。
その後、奈良県と橿原市が2022年10月、改めて新たなスポーツ拠点整備へ向けた協議のための覚書を結び、橿原公苑との一体整備と、それを生かしたまちづくりを行うことを協議することを盛り込んでいるが、2023年4月の統一地方選挙で奈良県知事に当選した山下真は、既存施設の改修で対応する方針を示し、上記の整備計画の白紙化が懸念されている。
これに関して、県知事・山下と奈良市長・仲川げんは2023年12月、陸上競技会場を橿原ではなく奈良市鴻ノ池運動公園のロートフィールド奈良(陸上競技場)で行うことで合意し、橿原市長・亀田は「大変遺憾です。奈良で2回目の国体を行うにあたって、県の中南和地域の振興が大きなテーマとしてあったはずだが、それについてはどう考えているか、決定に至る経緯を含め、知事の考えを聞きたい」としている。
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