実正寺(じっしょうじ)は、埼玉県川口市にある真言宗智山派の寺院。
創建年代は不明である。ただ、1546年(弘治2年)寂の宥賢が中興していることから、それなりの古刹であることが推測される。
当寺の本尊は阿弥陀如来像である。作者は恵心僧都源信とも春日仏師ともいわれている。また隣には地蔵菩薩像があり、弘法大師空海の作といわれている。左手が欠損しているので、補修したものの、間もなく元の欠損したままの像になってしまった。これは「高僧の作品に凡夫たる仏師が修復したからだ」ということになり、そのままになっている。
また当寺は、鳩ヶ谷八景「五反田の落雁」に指定されており、その石碑が建てられている。
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