布田駅(ふだえき)は、東京都調布市国領町5丁目にある、京王電鉄京王線の駅である。京王中央管区所属。駅番号はKO17。
京王電鉄の前身である京王電気軌道が、1913年(大正2年)4月15日に最初の開業区間である笹塚 - 調布間を開通した後、1917年(大正6年)に国領駅と調布駅の間に追加設置された駅である。なお、当駅と国領駅は国領町に、調布駅は調布市布田に所在する。
駅名は地名に由来する。古来より、駅所在地付近は「布」の生産が盛んな土地であったことから、「布の田んぼ」という意味で「布田」の地名が生まれた。多摩川の流路の変遷に伴って、布田の一部は多摩川の対岸となり、明治末期に神奈川県所属となった(現在の川崎市多摩区布田)。
島式ホーム1面2線を有する地下駅。地上駅時代は相対式ホーム2面2線だった。京王線調布駅付近連続立体交差事業による工事期間中は地下駅舎から仮設橋上駅舎となっていた。
エレベーター、エスカレーター、ホームドア、だれでもトイレ設置。地下化の際にホームドアが設置されたが、当駅は列車風対策のため可動式ホーム柵ではなくフルスクリーン式のものが採用され、天井まで密閉されているタイプとなっている。
2022年度の1日平均乗降人員は12,459人である。
近年の1日平均乗降人員及び乗車人員の推移は下表の通りである。
かつては京王線の開かずの踏切により駅の南北が分断されていたが、連続立体交差事業による駅地下化に伴い、駅前広場が整備された。
駅前にはコンビニエンスストアや小規模店舗のみで商業施設は少ない。旧甲州街道沿いに商店街「不動商店会」の店舗が軒を連ねており(名称は調布不動尊に由来)、商店街は調布駅北口周辺の商店街から国領駅周辺まで一体的に連続している。
地上駅時代の駅前は狭隘で路線バスは乗り入れていなかったが、駅地下化後の再開発事業により駅前にロータリーができ「布田駅」停留所が新設された。乗り入れているバスは京王バスの路線が少数停車するのみである。
旧甲州街道上には「布田」停留所があり、京王バスおよび小田急バスの路線が発着し、地上駅時代から主にこちらの停留所が利用されている。
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