北山十八間戸(きたやまじゅうはちけんこ/きたやまじゅうはちけんと/きたやまじゅうはっけんこ)は鎌倉時代に奈良につくられたハンセン病などの重病者を保護・救済した福祉施設。1921年3月3日、国の史跡に指定された。
寛元元年(1243年)、西大寺の忍性によってつくられたとされる。当初は般若寺の北東にあったが、永禄10年(1567年)に戦災(東大寺大仏殿の戦い)を受けて焼け、寛文年間(1661年から1672年)に現在地に移った。元禄6年(1693年)に修築された。全長約38メートル・幅約4メートルの東西に長い棟割長屋で、内部は18室に区切られ、さらに東西に仏間がある。
第二次世界大戦後の一時期、大阪空襲の被災者や大陸からの引き揚げ者が住んだこともある。
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