桃園駅(とうえんえき、タオユァンえき)は、台湾桃園市中壢区青埔にある台湾高速鉄道(高鉄)の駅。青埔駅とも呼ばれる。
桃園機場捷運(桃園捷運機場線)の高鉄桃園駅(こうてつとうえんえき、ガオティエタオユェンえき)についても本項で述べる。
2007年に、台湾高速鉄道の駅が台鉄の従来の桃園駅から離れた場所に開業。桃園機場捷運が開通するまでは、当駅が台湾桃園国際空港の最寄り駅であった。桃園機場捷運が2017年に当駅に乗り入れ、桃園市の新しいターミナル駅となっている。
駅舎は森海國際工程顧問股份有限公司と沈祖海連合建築師事務所が設計し、台湾の 互助営造、日本の大林組のJVが施工した。総床面積は81,516平方メートル。建設当時は軍用飛行場(桃園軍用機場)の離着陸コースに当たる為、地下駅となった。なお当飛行場は現在廃止された。
高鉄の駅舎は地上1階、地下2階建ての構造である。地上1階は改札口や券売機、窓口、案内カウンター、トラベルデスク、鉄道警察があるコンコース階である。地下2階はホーム階であり、地下1階の中間階には機場捷運の乗り換え改札がある。
ホームは相対式ホーム2面4線を有する。トンネル内に駅のホームがあるため、地上の改札階からエスカレータもしくはエレベーターで地下2階(1階は待合スペース)にあるホームに降りる事になる。上下ホームの間には通過線がある上に仕切りの壁があるため、互いのホームからは視認することはできない。地下を通る為、通過列車でも減速して走行していたが、2011年に改善工事が完了し減速せずに通過するようになった。
改札階の内部にはコンビニエンスストアや売店が入居している。
かつて空港出国旅客のための航空会社のチェックインカウンターが地上1階に設置され、数年間運営されていたが、利用客の少なさを理由に撤去された。ただし、桃園捷運の開業を機に復活の動きがある。
出入口は地上1階に8箇所設けられている。
相対式ホームと島式ホーム混合の2面3線の高架駅。可動式ホーム柵が設置されている。
出口は東西それぞれ1つずつ設けられ、東側は地上及び地下1階高鉄駅改札口と直結している。
燃油価格高騰により高速鉄道の定期券代が自家用車での通勤費より安くなったことでマイカー通勤者の転移が顕著なことと、住宅価格が手ごろなため、台北方面への通勤客が急増し、桃園-台北間の定期券旅客は2007年約800人から2012年約3,200人となっている。
高鉄の桃園駅の2016年の1日平均利用客数は32,613人で、高鉄中第4位。捷運駅は桃園捷運では台北車站および機場2駅に次ぐ4位。
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