![桃太郎電鉄シリーズの登場人物 桃太郎電鉄シリーズの登場人物](/modules/owlapps_apps/img/nopic.jpg)
桃太郎電鉄シリーズの登場人物(ももたろうでんてつシリーズのとうじょうじんぶつ)は、テレビゲーム『桃太郎電鉄シリーズ』に登場するキャラクターの一覧。
RPGシリーズ『桃太郎伝説』シリーズで主役・メインパーティキャラを務めた桃太郎・金太郎・浦島・夜叉姫は、本シリーズでは主にPBS(TBSのパロディ)所属のマスコミ関係者として登場する。なおその他、人間でプレイする場合のデフォルトネーム(初期設定の名前)にもなっており、ほとんどの作品で1Pから順に「ももたろ社長」「きんたろ社長」「うらしま社長」「やしゃ社長」である。初期シリーズでは「ももたろ」が「モモタロ」とカタカナになっていたり、「やしゃ」が「やしゃ姫」となっていたり、全く異なる名前になっていることもある。
桃太郎・金太郎・浦島は、本シリーズの作者であるさくまあきらとキャラクターデザイナーの土居孝幸が手掛けていた週刊少年ジャンプの読者投稿ページ『ジャンプ放送局』の誌面にサブキャラクター(誌面端に描かれた土居の落書きのようなもの)として登場していた桃太郎・金太郎・浦島太郎の3人「太郎ズ」がもとになっている。太郎ズの作者である土居が「誌面では活かしきれず僕としては失敗キャラだ」と思っていた反面、さくまは「ゲームの方で使えるんじゃないか」と考えており、さくまの元にゲームの企画の話がきたことがきっかけで「桃太郎伝説」が作られたという。
COMキャラクターとは、桃太郎電鉄において人間プレイヤーの代わりに操作するコンピュータの総称である。COMキャラと略されることが多い。
『SUPER』までは強さが一律だが、『II』以降は思考パターンなどが異なる様々なCOMキャラが用意されており、選んだキャラによって難易度の調整が可能である(全員をCOMキャラにして観戦することもできる)。携帯アプリ版と『DS』以降の1人モードでは人間1人+COMキャラクター2人の組み合わせのみで、2人プレイの場合でも必ずCOMキャラクター1人が入る。
作品ごとに行われるシステムの増強にアルゴリズムが追いついていない傾向があり、特にカードの使いこなしに不十分な点がある。また、弱く設定されているCOMキャラの共通点として貧乏神のなすり付けを積極的に行わない点が挙げられる。そのため、長丁場になるとキングボンビーなどによって簡単に赤字に転落する。
『15』以降に登場したシステム「絶好調」(一時的に特殊な能力を得た有利な状態)も、COMキャラクターそれぞれで効果が異なる。キャラクター関係なく、絶好調発生時のテーマは『15』 - 『2017』では「絶好調のファンファーレ」(池毅作曲)、『令和』以降では「いまから絶好調!」(関口和之作曲)。
なお、人間プレイヤー側の絶好調の効果は、年数に応じてサイコロの数が3〜5個になり、カード駅がナイスカード駅になるほか、プラス駅で貰える金額が通常の3倍となる。『16』以降ではさらに、ナイスカード駅がスーパーカード駅に昇格する。またデビル系カードは入手直後に消滅させる。携帯アプリの「豪華版」では、人間プレイヤーのみ絶好調になる。人間プレイヤーの絶好調テーマ曲は『15』 - 『2017』では「絶好調よいつまでも」(池毅作曲)、『令和』以降では「19回目のレインボー」(関口和之作曲)。
シリーズ恒例の妨害キャラクター。『初代』では妨害キャラクターという概念が存在せず、目的地自体もプレイヤーごとにバラバラであったため競争意識が薄くなりがちだったとの考えの元、『SUPER』以降、全員が1つの目的地を目指してもらうという仕様に変更されたことに伴い、「目的地争奪戦に一番遅れた人に何か罰則を」という発想で生まれたキャラクターである。
基本的な形態である「貧乏神」とそのバリエーションおよび同様の形式で登場するキャラクターも列記する。『V』では「桃太郎ランド」の園内にも「貧乏神」「ミニボンビー」「キングボンビー」「ギーガボンビー」が背景として登場しているが、ここでは実害はない。
『SUPER』以降から登場する妨害キャラクター。元々は『桃太郎伝説』シリーズのザコキャラクター。誰かが目的地に到着した時点で最も目的地から離れた位置にいる人に罰(残念賞)として取りつく。とりついている間は、ターンを終了するごとにあらゆる様々な悪行をするが、とりついていないプレイヤーに被害が及ぶ悪行は基本的に行わない。本人が良かれと思ってプレイヤーのためにやくお節介が次々と裏目に出て散々な目に遭わされることになり、『スーパーII』以降ではキングボンビーをはじめとしたより強力な悪行を行う様々なキャラクターに変身することもある。
他のプレイヤーと同じマスに到達したり通過することで相手プレイヤーに貧乏神をなすりつけることが可能。これは、貧乏神が他のキャラクターに変身している間も同様。また、状況次第でまれにプレイヤーに有益をもたらすこともある。
頭に三角巾を腰には「び」と書かれたふんどしを、首には数珠のような首飾りを着けており、その他の服は着ていない。キャラクターデザインを担当した土居孝幸によると一般的に貧乏神には痩せた病的な姿のイメージが強かったため、あえて丸々と太ったキャラクターにしたという。
モデルは榎本一夫(土居のデザイン)。『II』『III』でもCMに出演し、『II』ではダウンタウンと共演した。榎本によると、榎本自身の言動が土居のキャラクター作りのヒントになったり、土居の作ったセリフを榎本本人が言うようになったりと相互に影響し合っており、今となってはどちらが先の言い出したかわからないセリフもあるという。また、ジャンプ放送局においても土居によってキャラクター化された榎本が登場しており、貧乏(ボンビー)キャラをネタとしていた。
テーマ曲は「ビンボー・ゴッド」(関口和之作曲)だが、『SUPER』と『スーパーII』以降では曲が異なる(曲名は同じ)。
「おまもりカード(物件を売られるのを防ぐ)」「あっちいけカード(他の人にボンビー系を押しつける)」「貧乏神直撃カード(他の人に「貧乏神を押しつけられる」か「提示した金額を払う」の選択を強要する)」など、貧乏神対策のカードも用意されているが、キングボンビーなどの強力な形態にはまったく効果がない。
『II』から登場(『WORLD(携帯版)』を除く)。五大ボンビーの一人で基本的な変身形態。登場は原則的に4年目以降(『X』以降は3年目の12月から)。ターン終了時に非常に大きな損害を与える悪行を行なうが、とりついていないプレイヤーに被害が及ぶ悪行は基本的に行わない。一人称は「オレさま」(『II』のみまれに「わたし」)であり、「グェッヘッヘ!」という高笑いが特徴。テーマ曲は「悪夢のキングボンビー」(関口和之作曲)。
なお変身中はマップ全体が薄暗くなり、海(『III』以降)や大地(『11』以降)が紫色に変わる。また、『II』〜『HAPPY』のみ、変身中にマップ上に描かれている各地域の特産品のオブジェが変化するようになっており、『II』では貧乏神の顔に、『III』以降はオブジェが全て燃え盛る炎に変化してマップ上のあちこちが炎に包まれる(あくまで演出であり、実害はない)。『11』以降の作品では画面に表示されるサイズが大きくなっており、初変身時に巨大化する演出が入るようになっている。『16』からはキングボンビーが悪行に使用するサイコロが専用のサイコロ(色が黒地に赤色の目で、1の出目のみ白色)に変化している。
『III』から『12』までは「メカボンビー」と総称されるロボットで撃退可能(詳しくは後述、『USA』で廃止)。『15』『16』では「九死に一生カード」を使えば1回だけ攻撃を防げる。
原則的に変身ターンに悪行は行わないが、例外として、『II(PCE)』(必ず行う)や、『USA』以降の作品(一定確率で行う)、特定のカードで強制的に変身した場合(必ず行う)など変身ターンから悪行を行う場合もある。
白い顔で歌舞伎の隈取りのような模様があり、貧乏神の目を強調したような目、大きな唇と2本の上歯、赤銅色の体が特徴。作中でも下ぶくれの白い悪魔と形容されるシーンがある。他のデザイン上の特徴としては紫色の尖った髪型で頭に「び」と書かれた三角巾を、腰に王冠を模したふんどしを着けており、お尻から悪魔のようなしっぽが生え、風呂敷風の無地の緑色のマントをつけている。キャラクターデザインを担当した土居孝幸によると「貧乏神の面影を残しつつ、怖さを表現するため歌舞伎の隈取りをモチーフにし、白塗りの上に目と口を強調したデザインにした」という。また当初のデザインでは貧乏神に角が生えた程度のデザインであったが、これじゃ違うと言われ、決定稿にたどり着くまで何度もリテイクしたという。
『2017』では、歌舞伎の隈取りをモチーフとしている点はそのままに、口が小さくなり体の色も黄色を基調としたデザインとなった。また「び」と書かれたベルトを着けてズボンを履いており、マントも唐草模様の風呂敷に変更された。足が長くなっているのも特徴である。悪行については従来と同様に複数の悪行から毎回ランダムで選定されるパターンもあるが、『12(全国)』初出のハリケーンボンビーの悪行がキングボンビーに統合され、そちらの行動パターンを取ることもある(そちらはハリケーンボンビーを参照)。『2017』の物件飛ばしモードの場合のテーマ曲は「破壊のハリケーンボンビー」(池毅作曲)で、ハリケーンボンビーに使用される曲と同じである。ハリケーンボンビーは顔より下の部分が高速で回転するのに対し、『2017』のキングボンビーは顔を含めて全身が回転する(回る速度もハリケーンボンビーほど速くはない)。
『令和』以降では青い肌を持つ不動明王を思わせるデザインとなり、更なる最凶形態として「デストロイ号」も登場する。また『2017』のキングボンビーとは異なり、ハリケーンボンビーの悪行を行わなくなった。同悪行は息子として『令和』より登場する「ポコン」に引き継がれている。
名前のモチーフはテレビ番組『とんねるずのみなさんのおかげです』のコーナー『仮面ノリダー』に登場する「キング・ジョッカー男」。さくまあきらによるとコーナー内で石橋貴明演じる「キング・ジョッカー男」が「キ〜〜〜〜〜ング ジョッカー!」と叫んでいたのを聞いて「キ〜〜〜〜〜ング・ボンビー!」というセリフを発想したのが命名の理由だという。キングボンビーも作中で「キ〜〜〜〜〜ング・ボンビー!」というセリフを発する。
大部分の作品のパッケージに桃太郎と並んで、もしくは彼よりも大きい扱いで表示されたりと、シリーズの影の主役とも言える存在である。基本的にはボンビーの中では最強格とされており明確にキングボンビーの上位として扱われるボンビーは少ない。
さくまあきらによると、このキングボンビーの容赦ない性格のモデルは鳥嶋和彦としており、悪行の熾烈さは『ドラゴンクエスト』で全滅すると持ち金が半分失われる恐怖をボードゲームで再現したい狙いがあったことから。キングボンビーとスリの銀次(後述)は、弱者と強者の実力差を縮めるための存在とのこと。
また、さくまあきらが開発に関わっていない作品ではあるが、『桃太郎道中記』に登場するボンビー大魔王(声:デーモン閣下)はキングボンビーの先祖という設定になっている(キャラクターデザインは土居孝幸が手掛けている)。一人称はキングボンビーとは異なり「わが輩」になっている。デザイン上の変化としては頭が「び」と書かれたちょんまげになっており、ふんどしも的を模したものとなっている他、マントの色がオレンジ色になっている。「ボンビーバリアー」や「大魔王分裂」などキングボンビーには見られないボンビー大魔王独自の悪行も存在する。ボンビー大魔王の悪行の詳細については桃太郎道中記#ボンビー大魔王の悪行を参照。
『令和』から登場。キングボンビーの顔(『令和』のデザイン)が付いた列車で、キングボンビーの「最凶形態」。遠隔操作しているキングボンビー曰く、自分自身が鉄道会社を経営する為に作った特別列車とのこと。テーマ曲は「悪魔のデストロイ号」(前山田健一作曲)。
デストロイ号とは関連しないが、『HAPPY』のパッケージや取扱説明書には、オリジナルキャラクターデザイナーである土居孝幸によるキングボンビー(『スーパーII』 - 『WORLD(DS)』に登場)を模した列車のアートワークが存在する。
『II』以降で登場。頭にリボンを、首に涎掛けをつけた赤子のような風貌。毎ターン終了時に軽い悪行を行なう。『DX』以降のテーマ曲は「戻るな!ミニボンビー」(関口和之作曲)。『II』『III』ではテーマ曲なし。
『II』 - 『HAPPY』、『jr.』では、貧乏神に戻るターンでも悪行を行なってから戻る。
『12(全国)』から『WORLD(DS)』までの作品に登場。五大ボンビーの一人。非常に背の高いスマートな風貌で青い体のロボット宇宙人のような姿をしており、額と上半身(腹部と背中)には黄色の「H」の文字がある。掛け声の「ドッドド! ドドード! ドドード! ドドー!」の元ネタは『風の又三郎』である。該当者の物件所持数がある程度ないと変身することはない。竜巻を起こす際、顔の部分はあまり動かず、顔より下の部分が高速で回転する。『WORLD(携帯版)』ではキングボンビーが登場せず、唯一の上位ボンビーがこの形態になっているため、変身する際の肩書きが「伝説の破壊神」。テーマ曲は「破壊のハリケーンボンビー」(池毅作曲)。
キャラクターデザイン担当の土居孝幸によるとさくまより細身のキャラクターをオーダーされてデザインしたキャラクターであり、細身と邪悪で強い雰囲気を両立するのに苦労したという。
物件を1件も持っていない状態でターンが終了すると貧乏神に戻る。
『2017』では登場せず、キャラクターとしてはキングボンビーに統合されたが、システム上は従来と変わらず、従来のキングボンビーとは別に「物件飛ばし」として扱われる。旧ハリケーンボンビーの行動パターンで登場した場合はテーマ曲も「破壊のハリケーンボンビー」となっている。(ただ一つの違いとしては、変身したターンは悪行しない)
『令和』から登場。キングボンビー(『令和』のデザイン)の息子「キングボンビーJr.」で、青い肌で風神のような容姿をしている。テーマ曲はキングボンビーと同じで「悪夢のキングボンビー」(関口和之)。
『12』から『WORLD(DS)』まで登場。黄色い体毛が特徴の小さな猿。変身シーンが流れず、貧乏神の頭に乗っかる形で登場する。貧乏神が取り付いているプレイヤーが借金状態の場合のみ登場する可能性がある。貧乏が去る(猿)が名前の由来であり、乗っかっている間は貧乏神が行動できず、代わりに善行を行なう。この状態の時だけは、貧乏神を嫌う上級COMキャラも近づこうとする。初登場作品の『12』の発売される年に東京都台東区にある妙泉寺に「貧乏が去る(猿)像」が設置された。テーマ曲は「ボンビー・モンキー・ベイビー」(池毅作曲)。
それぞれの作品(1-3作品)に限定で登場する貧乏神の変身形態である。『DX』以降、多くの形態が登場している。
対キングボンビー用の戦闘ロボット。「ロボット研究所」で売買可能で、プレイ年数によって価格が上昇する。毎ターンにキングボンビーの悪行が発動する前に戦いを挑むことができ、勝てばキングボンビーは貧乏神に戻り、そのターンは貧乏神も悪行をしない。負けた場合は破壊され、通常通りキングボンビーが悪行をする。戦闘は完全オートで、先に3発攻撃を当てた側の勝利(『DX』以降体力ゲージが表示され、『HAPPY』以降は1発=100ダメージ表記となった)。1ターンに出動できるロボットは1体のみ。
『III』では1億円単位で最大99億円まで研究所に投資し、投資金額がメカボンビーの価格に達すると購入したことになるが、売却はできない。『11』『12』では全ロボットに200ポイントのダメージを与える攻撃が存在する。プレイヤー1人で所有できる台数は、『III』が4台、『DX』 - 『V』が5台、『X』が3台、『11』『12』では1台のみ。元ネタはゴジラに対抗するために作られたメカゴジラ。
キングボンビーとの戦闘のテーマ曲は、『III』 - 『X』が『桃太郎伝説』の戦闘曲のアレンジである「史上最大の戦い」(関口和之作曲)、『11』『12』が「戦え! メカボンビー」(池毅作曲)。
これに対してキングボンビー側は、通常攻撃「ボンビーム」、『11』『12』で2倍ダメージの技「ギャラクティカ・ボンビーム」がある。
月の初めに緊急ニュースと共に出現する怪獣たち。襲撃された駅は全ての物件の所有権が白紙に戻る。
『15』以降に登場。特定のマスに止まると一定の確率で登場し、内容も支援や妨害など様々。
テーマ曲は基本的に前述のドジラ・モモスラなどと同じく「怪獣大行進」(関口和之作曲)だが、例外もある(該当怪獣は各項目に記述)。
出現するとプレイヤー全員に被害をもたらす。
『ワールド』に登場。特定のマスに止まると一定の確率で登場し、内容も支援や妨害など様々。
全作品に登場。着流し・角刈り・細面の男で、プラス駅(『SUPER』 - 『III』、『2010』 - )・マイナス駅・カード駅・カード売り場駅(『15』 - )・銀次駅に止まったプレイヤーの前にランダムで出現し、持ち金をスリで奪っていく(銀次駅の場合は、持ち金が1億円以上ある場合に限り必ず出現する)。『III』までは通常のマスイベントの代わりに登場し、『DX』からは通常のマスイベントが終わった後に登場する。
元々は『桃太郎伝説』シリーズに登場するキャラクターだが、髪形はそちらと違い髷から角刈りに変わっている。
神出鬼没で、鉄道・バス・航路・空路をはじめとして、銀河鉄道・ボンビラス星・月面など、社長の行くところどこにでも現れる。場合によっては同じ月に複数のプレイヤーの所に出現することもあるほか、北海道-沖縄間など距離が離れていても問題なく出現する。
変装の名人でもあり、自らの素性を隠してターゲットに近づく・あるいは奇抜な姿で相手を動揺させるため、様々な姿で出現、変装ごとにそれぞれ持ち金の1/4・半額・全額を奪う(『初代』『X』および携帯版では半額・全額のみ)。変装を解いたあとで「へっへっへ! 社長さんがそんなにお金を持ち歩いちゃいけねえよ」とうそぶくのが決め台詞(『HAPPY』以降では後述する車掌の姿のみ)。開発スタッフの一人である井沢ひろし(井沢どんすけ)が「銀次ってレースクイーンの格好をするんですか?」という勘違いをしたことがきっかけで変装をさせてみようという話になったという。
変装自体もシリーズごとに違い、『III』 - 『20周年』や携帯版では、時事ネタやその当時の流行の人・物に変装することが多い(『16』以降ではレパートリーが非常に増え、年数が進むごとにパターンが変わる)。初期は銀次本来の顔が確認できる程度の変装だったが、次第に腕が上がっていき、性別を問わず有名人そっくりに変装できるようになり、果ては一度に複数の人間を出現させたり(後述の「スリッ娘。」など)、動物(後述の「チワワ犬」など)や無生物(後述の「アシモモ」など)にも変装 できるようになった。
なお、地方編(『X(九州)』『12(西)』『DS(TOKYO)』)や世界編(『USA』『WORLD(DS)』)ではその地方や国の名物にちなんだ人・物に変装する。
『20周年』では1989年から2008年までの各年の出来事にちなんだ物に変装し、「おまけ」で一覧が表示されるようになっている。しかし1995年の出来事にちなんだ変装はなく(阪神・淡路大震災および地下鉄サリン事件のため)、お金も取られず、かつ良いカードを手に入れられる。
『2010』以降では時事ネタに基づいたものでなく、文豪や偉人などの時代・世代を超えて通用する人物などに変装する。これについてさくまは「最近は特にブームのサイクルが早くなってきてるから。誰を人選するかわからないんだよね。個人の時事ネタだとホントに難しい。昔よりもシャレが効かないし」と発言している。
『11』以降のイベント「スリの銀次の当たり年」発生中の1年間は、出現率自体が非常に高くなるほか、『12』以降からは出現駅候補にプラス駅・カード売り場駅が追加される。
『SUPER』 - 『III』および『7』 - 『V』では「保険カード」で補填してくれるほか、『DX』『HAPPY』『16』および『20周年』以降では「パトカード」を持っていれば回避できる。
また、彼を意図的に呼ぶ「スリの銀次カード」も存在する。
テーマ曲は『III』までが「台風小僧だぜっ!」(関口和之作曲)、『DX』以降は専用曲「シルバーダンディ」(関口和之作曲)。
『DX』では、女湯イベントで出現する場合もある(「スリの銀次カード」に派遣された時と同様に半額を盗まれるが、例外的にパトカードが無効)。
記念すべき出来事が発生したときに登場し、貴重なカードをくれる。『11』までは稀にしか登場しなかったが、『12』以降は登場の機会が増え、『16』からはさらにお金をくれることもある。基本的には最初に条件達成した1人のみが対象だが、一部の条件は全員が対象。テーマ曲は「仙人登場!」。元々は『桃太郎伝説』シリーズに登場するキャラクター「仙人」で、桃太郎たちに修行を課し、術を授けてくれるキャラクター。
『X(九州)』・『11』以降の全国編および、携帯版『KYUSHU』に登場。プリンを皿の上にあけたような円柱型の頭部のみの姿のキャラクター。『X(九州)』と『11』以降では鼻の有無などデザインの細部が異なる。当初の土居のデザインでは西郷隆盛にそっくりな容姿であったが、さくまがそのデザインを気に入らずリテイクを繰り返すうちにプリンのようなデザインになったという。『2017』や『令和』ではデザインがそれぞれ変更され、西郷隆盛にそっくりな容姿になった。
鹿児島が目的地の時に到着したプレイヤーに取り付き、ターン終了時に軍資金や物件の入手などの善行を行う。次に誰かが目的地に到着すると消滅。貧乏神同様になすり付けで他プレーヤーに移る。なお、おいどんと貧乏神が同時に取り付いている場合、おいどんが先に行動する。
なお、『USA』ではメキシコシティ、『WORLD(DS)』ではイースター島で登場する。
テーマ曲は「鹿児島おいどん節」(関口和之作曲)。
お金やカードをくれるキャラクター。主に冬のマイナス駅に停止した際に出現し、赤マスの効果をなかったことにして多額のお金をくれる。テーマ曲は記念仙人と同じ「仙人登場!」。作品によっては、借金を帳消しにしてくれたり、カードがないときに5枚くれたりもするが、名前に反して貧乏神とは特に対抗しない。製作者のさくまあきらがモデル。『桃太郎伝説』に登場する敵キャラクターの一体だが、こちらに危害を加えることはなくお金をくれる、出会ったらラッキーな敵キャラクター。
歴史上の人物をそのままモチーフにしているキャラクター。『DS』にて「お江戸の発明王」として平賀源内が初登場し、『20周年』で「歴史キャラ」としてレギュラー化、『2010』以降では「歴史ヒーロー」と改名されて現在に至る。携帯版でも『CHUBU』以降の全作品に「お助けキャラ」として登場。
テーマ曲は「大河の三滴」(関口和之作曲)、『ワールド』では「世界を変えた偉人たち」。
特定の物件駅を独占している間のみ、その地所縁の人物が加勢し(断ることも可能)、様々な能力で物件入手や相手への攻撃などの支援を行う。ただし、中には一部妨害になる行動をする人物もいる。歴史ヒーローの行動ではプレイヤーのターンを消費しない(例外はそれぞれ記述する)。
登場する人物は以下のとおり。〈 〉内は独占対象物件駅、( )内は登場する作品。
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