緑町(みどりちょう)は、埼玉県所沢市の町名。現行行政地名は緑町一丁目から四丁目。郵便番号は、359-1111。
地理
所沢市中央北部に位置し、新所沢地区に所属する。
周囲の松葉町 ・泉町 ・けやき台 ・上新井 ・榎町 ・向陽町 ・北所沢町と隣接する。
西武新宿線新所沢駅から国道463号(通称:行政道路)に挟まれた地域で、面積は約0.88 km2。町内は駅前から時計回りに、一丁目から四丁目まで設置されている。
かつて、日本住宅公団が当時の北所沢駅(現:新所沢駅)西側を「北所沢ニュータウン」として、1957年(昭和32年)から開発した新興住宅地であり、この計画をきっかけに所沢市の人口は急増した。完成した公団住宅は、現在では「新所沢公団」と呼ばれ、築後40年を経過し老朽化したため順次建て替えが行われている。
北所沢ニュータウン計画
日本住宅公団が開発主体となって開発された。
- 諸元
- 地区面積:北所沢駅西側の山林地帯243,000坪
- 戸数:総戸数2,500戸
- 鉄筋コンクリートのテラス式アパート 1,300戸
- 分譲宅地 540戸(50,000坪)
- 民有地 750戸
- その他
- 小学校・中央公園・上下水道など公共施設。主要道路は舗装。駅前に商店街。
河川
北側の町境を砂川堀が流れている。
面積
町丁別の面積の内訳は以下の通り。
地価
住宅地の地価は、2015年(平成27年)1月1日の公示地価によれば、緑町四丁目11-22の地点で21万8000円/m2となっている。
歴史
沿革
- 開発以前の当地は大字上新井の一部で「八丁山」と呼ばれ、土地の8割近くは山林や雑木林だった。
- 1957年(昭和32年)2月 - 日本住宅公団が首都圏整備法に基づき、所沢市大字上新井の北東部の西武新宿線北所沢駅西側に、2500戸の住宅都市ニュータウンの建設を発表。(北所沢ニュータウン計画)
- 1959年(昭和34年) - 北所沢駅が新所沢駅に改称する。公団住宅が完成し、入居が始まる。
- 1960年(昭和35年)6月16日 - 新所沢駅前の女神噴水像完成。
- 5月20日、大字上新井の北所沢ニュータウン一帯の町名変更実施により、緑町が成立。
- 1965年(昭和40年)4月1日 - 住居表示実施により、緑町一丁目 - 四丁目が成立。
- 1969年(昭和44年)11月2日 - 西友ストアー新所沢店が全焼。
- 2000年(平成12年)11月6日 - 町境東端の踏切が立体交差化し「新所沢跨道橋」として開通。
世帯数と人口
2023年(令和5年)6月30日現在の世帯数と人口は以下の通りである。
小・中学校の学区
市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる。
交通
鉄道
- 西武鉄道西武新宿線 - 新所沢駅が設置されている。
道路
- 国道463号 - 通称:行政道路。
- 埼玉県道6号川越所沢線
- 埼玉県道50号所沢狭山線
- 市道「けやき並木通り」
- 市道「新所沢跨道橋通り」 - 新所沢跨道橋
バス
所沢市内循環ところバス西路線
施設
- 教育・保育
- 所沢市立北小学校
- 所沢市立新所沢保育園
- 新所沢こひつじ幼稚園
- 新所沢富士幼稚園
- 所沢若草幼稚園
- 公共
- 所沢警察署緑町交番
- 埼玉りそな銀行新所沢支店
- 新所沢まちづくりセンター
- 所沢市立新所沢公民館
- 所沢市役所新所沢出張所
- 所沢市立みどり児童館
- 所沢市立所沢図書館新所沢分館
- 社寺
- 愛宕権現社 - 毎年4月、昭和の日に春まつりが開催される。
- 商業
脚注
参考文献
- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』角川書店、1980年7月8日。ISBN 4040011104。
関連項目
外部リンク
. Source: