![将棋栄誉賞 将棋栄誉賞](/modules/owlapps_apps/img/nopic.jpg)
将棋栄誉賞(しょうぎえいよしょう)は、日本将棋連盟に所属する将棋棋士及び女流棋士が、プロ入り後、公式戦や女流棋戦で通算600勝を挙げた時に達成者に贈られる賞である。1984年に制定された、通算勝ち数に応じて与えられる一つ目の賞である。この後、通算800勝で将棋栄誉敢闘賞、通算1000勝及び通算1200勝で特別将棋栄誉賞、通算1500勝で特別将棋栄誉敢闘賞がそれぞれ達成者に贈られる。
通算600勝達成者を達成順に記載する(2024年6月13日時点)。
女流棋士であっても600勝に達すれば表彰の対象となるが、棋戦の少ない女流棋士で同じ600勝を達成するのは非常に難しく、2015年に中井広恵(フリー)が600勝に到達したのが女流初であり(中井600勝288敗)、2016年に清水市代が女流2人目の600勝に到達した(清水600勝252敗)。中井は600勝達成時点で日本将棋連盟を離れていたため、「将棋栄誉賞」の女流棋士受賞第1号は清水となった。
2000年代以降、マイナビ女子オープン(2007年)、女流王座戦(2011年)、清麗戦(2019年)、白玲戦・女流順位戦(2020年)と大型棋戦の新設で8大タイトル戦となったため、達成難易度は徐々に低くなってきているものの、女流棋戦の総対局数は、参加人数が多い棋士の公式戦より依然として少ない状況である。そのため、女流棋士が対局数を稼いで600勝を達成するためには、長年に渡って女流タイトル戦の番勝負に多数回登場するレベルの実力が必要となる。
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