有川町(ありかわちょう)は、長崎県の五島列島の北部にかつてあった町。中通島の東部を主な町域とした。
2004年8月1日に南松浦郡若松町、上五島町、新魚目町、奈良尾町と合併し、新上五島町となった。
五島列島中通島の東側全域および周辺島嶼部を町域とする。
郷を行政区域とする。有川町は1889年の町村制施行時に単独で自治体として発足したため、大字は無し。(発足当初は有川村)
崎浦小学校、神之浦小学校、太田小学校は新上五島町に合併した後に閉校となっている。
旧町内の崎浦地区で見られる石積み(石垣)景観が「垣根・屋敷林などの居住に関する景観地」として、2012年(平成24年)9月19日に「新上五島町崎浦の五島石集落景観」の名称で文化財保護法の重要文化的景観として選定された。
この石積み文化は「長崎市外海の石積集落景観」の名称で重要文化的景観として選定されている西彼杵半島の旧外海町から移住してきた隠れキリシタンによってもたらされたとされる。崎浦地区とは、赤尾郷・江ノ浜郷・友住郷および頭ヶ島とロクロ島(上陸不可)を総括した地区名である。このうち頭ヶ島は2018年(平成30年)6月30日に長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産の構成資産として世界遺産登録が決定。
Owlapps.net - since 2012 - Les chouettes applications du hibou