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2004年の日本競馬


2004年の日本競馬


2004年の日本競馬(2004ねんのにほんけいば)では、2004年(平成16年)の日本競馬界についてまとめる。

2003年の日本競馬 - 2004年の日本競馬 - 2005年の日本競馬

概要

コスモバルクの活躍

ホッカイドウ競馬・田部和則厩舎に所属するコスモバルクが、中央のクラシック路線で大活躍。

同馬はホッカイドウ競馬が2003年に開始した認定厩舎制度の適用第1号馬で、2歳時より中央に挑戦し、五十嵐冬樹騎手とのコンビで百日草特別とラジオたんぱ杯2歳ステークスを勝ち、中央の芝でも一流の実力を誇示。3歳初戦の弥生賞でメイショウボーラーに1馬身1/4差をつけて2分00秒5の好タイムで優勝し、皐月賞の優先出走権を獲得した。皐月賞は1番人気に支持されたが、先行して抜け出したダイワメジャーの2着に終わる。続く東京優駿(日本ダービー)では2番人気に支持されたが、レコード勝ちしたキングカメハメハから1.2秒離された8着と惨敗。

秋はまず地元で北海優駿を勝つ。そして再び中央に矛を向け、セントライト記念を2分10秒1の日本レコードで勝ち菊花賞の出走権を得るものの、菊花賞はデルタブルースの4着に敗れる。ジャパンカップではクリストフ・ルメール騎手で出走すると2着に健闘。有馬記念は再度五十嵐騎手を鞍上に迎えたが11着に敗れた。

この活躍で、JRA賞では特別賞(特別敢闘賞)を、NARグランプリでは年度代表馬と、この年から新設された最優秀ターフ馬を受賞した。

さらば“杉本節”

長く関西テレビ放送のアナウンサーとして活躍し、同社の競馬中継で数多くの名勝負を実況し続け、1997年2月の定年後も“持ちレース”の宝塚記念放送実況を担当していた杉本清が、高齢となり後進に道を譲るとして、この年の宝塚記念実況を最後に放送実況の世界から退いた。

以後杉本は古巣にはコメンテーターの立場で出演を続けるものの、長年の競馬界への貢献が高く評価され、JRAの公式イベントで活動する機会も増えている。

主な重賞競走の変更点

  • 福島牝馬ステークスの新設。
  • 愛知杯の出走条件変更。
  • ジャパンカップダート(JCダート)のジャパンカップ同日開催。

できごと

1月 - 3月

  • 1月11日、京都競馬9レース福寿草特別でロードマーシャルが勝利し、サンデーサイレンス産駒がJRA通算最多勝利となる1750勝を記録。
  • 1月25日、長期休養していた岡部幸雄騎手が399日ぶりに復帰し、中山競馬9レース若竹賞をダンスインザムードで勝利。
  • 2月8日、藤田伸二騎手が小倉大賞典をメイショウバトラーで勝利し、史上3人目となるJRA全場重賞制覇を達成。
  • 3月22日、高知競馬のハルウララが武豊騎乗で出走し10着に敗れ106連敗となる。高知競馬の1日の売り上げ記録を更新。

4月 - 6月

  • 4月26日、タケシバオーとテイエムオペラオーが顕彰馬に選出される。
  • 6月27日、元関西テレビ放送アナウンサー杉本清が、この日の宝塚記念を最後に放送実況から引退。

7月 - 9月

  • 7月12日、セレクトセール2004で「エアグルーヴ2004」(競走名ザサンデーフサイチ)が、関口房朗によって日本セリ史上最高額となる4億9000万円で落札された。
  • 9月11日、三連単(三連勝単式)の全国発売が開始される。
  • 9月28日、高崎競馬の廃止が発表される。

10月 - 12月

  • 10月3日、輸送機のトラブルで一時は出走を断念したタップダンスシチーが凱旋門賞に出走し17着に敗れる。
  • 10月19日、宇都宮競馬の廃止が発表される。
  • 10月24日、園田競馬所属の岩田康誠騎手が菊花賞をデルタブルースで勝利。地方所属騎手として初めてJRAクラシックレースを制した。
  • 11月28日、JRAで初めて1日に2つのG1(ジャパンカップダート、ジャパンカップ)が開催される。
  • 12月11日、ノーザンテースト死亡。
  • 12月26日、ゼンノロブロイが有馬記念を制し、テイエムオペラオー以来の秋の古馬中長距離G1・3連勝を達成。

競走成績

中央競馬・平地GI

中央競馬・障害(JGI)

  • 第126回中山大障害は2003年12月27日開催予定だったが、積雪のため延期となり2004年1月10日に開催された。

ダートグレード競走(地方競馬開催分・GI)

アングロアラブ

ばんえい

騎手招待競走

表彰

JRA賞

  • 年度代表馬・最優秀4歳以上牡馬 ゼンノロブロイ(牡4・美浦)
  • 最優秀2歳牡馬 マイネルレコルト(牡2・美浦)
  • 最優秀2歳牝馬 ショウナンパントル(牝2・美浦)
  • 最優秀3歳牡馬 キングカメハメハ(牡3・栗東)
  • 最優秀3歳牝馬 ダンスインザムード(牝3・美浦)
  • 最優秀4歳以上牝馬 アドマイヤグルーヴ(牝4・栗東)
  • 最優秀父内国産馬 デルタブルース(牡3・栗東)
  • 最優秀短距離馬 デュランダル(牡5・栗東)
  • 最優秀ダートホース アドマイヤドン(牡5・栗東)
  • 最優秀障害馬 ブランディス(牡7・美浦)
  • 特別賞(特別敢闘賞) コスモバルク(牡3・北海道)
  • 最多勝利調教師・最高勝率調教師・最多賞金獲得調教師 藤沢和雄 (美浦)
  • 優秀技術調教師 音無秀孝(栗東)
  • 騎手大賞(最多勝利騎手・最高勝率騎手・最多賞金獲得騎手) 武豊(栗東)
  • 最多勝利障害騎手 熊沢重文(栗東)
  • 最多勝利新人騎手 藤岡佑介
  • JRA賞馬事文化賞 旋丸巴

ダートグレード競走最優秀馬

  • アドマイヤドン(牡5・JRA栗東)

NARグランプリ

  • 年度代表馬・最優秀ターフ馬 コスモバルク
  • サラブレッド系2歳最優秀馬 シーチャリオット
  • サラブレッド系3歳最優秀馬 アジュディミツオー
  • サラブレッド系4歳上最優秀馬 ナイキアディライト
  • 最優秀牝馬 ベルモントビーチ
  • 最優秀短距離馬 該当馬なし
  • アラブ系最優秀馬 キジョージャンボ
  • ばんえい最優秀馬スーパーペガサス
  • 特別表彰馬 ニホンカイローレル

誕生

この年に生まれた競走馬は2007年のクラシック世代となる。

競走馬

  • 2月7日 - スリープレスナイト
  • 2月16日 - フサイチホウオー
  • 2月18日 - アルナスライン
  • 2月19日 - アドマイヤオーラ
  • 2月23日 - ショウナンタレント
  • 2月24日 - ドリームジャーニー
  • 2月29日 - ドングラシアス
  • 3月5日 - アストンマーチャン
  • 3月16日 - ギルティストライク
  • 3月18日 - ピエナビーナス
  • 3月23日 - アサクサキングス
  • 3月28日 - エイジアンウインズ
  • 3月29日 - ミリオンディスク
  • 3月31日 - ショウワモダン、ケイティラブ
  • 4月1日 - メリッサ
  • 4月3日 - ヴィクトリー、ニシノブルームーン
  • 4月4日 - ウオッカ
  • 4月9日 - クィーンスプマンテ
  • 4月14日 - アポロティアラ
  • 4月15日 - サンツェッペリン
  • 4月16日 - トーセンクラウン
  • 4月18日 - スクリーンヒーロー、ジャガーメイル
  • 4月24日 - ピンクカメオ
  • 4月28日 - ローブデコルテ
  • 5月1日 - フリオーソ
  • 5月3日 - ローレルゲレイロ
  • 5月13日 - ダイワスカーレット
  • 5月17日 - ヘッドライナー
  • 9月29日 - ロックドゥカンブ

人物

  • 2月17日 - 土田真翔(騎手)
  • 3月9日 - 西塚洸二(騎手)
  • 8月17日 - 大江原比呂(騎手)
  • 10月12日 - 野畑凌(騎手)
  • 11月8日 - 佐藤翔馬(騎手)
  • 11月13日 - 河原田菜々(騎手)
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死去

競走馬、繁殖馬

  • 3月4日 - マグニテュード (Magnitude)
  • 3月6日 - タバスコキャット (Tabasco Cat)
  • 3月30日 - ダンシングキイ (Dancing Key)
  • 4月5日 - アイネスフウジン
  • 4月7日 - メジロオーロラ
  • 4月30日 - ロイヤルスキー (Royal Ski)
  • 5月15日 - ジェイドロバリー (Jade Robbery)
  • 5月16日 - メジロブライト
  • 5月26日 - リアルシャダイ (Real Shadai)
  • 5月30日 - マイネルブルック
  • 8月8日 - インディジェナス (Indigenous)
  • 8月22日 - ダービーレグノ
  • 10月12日 - ツルマルガール
  • 10月16日 - モガミ (Mogami)
  • 10月29日 - アドマイヤベガ
  • 12月3日 - ピットカーン (Pitcairn)
  • 12月6日 - リンドプルバン
  • 12月11日 - ノーザンテースト (Northern Taste)
  • 12月11日 - メジロファントム
  • 不明 - ダンスホール (Dancehall)
  • 不明 - ホーン (Horn)
  • 不明 - モーストリヘロー
  • 不明 - ラシアンボンド (Russian Bond)
  • 不明 - リンデンパッション

人物

  • 1月18日 - 西山正行(冠名「ニシノ」「セイウン」の馬主)
  • 2月5日 - 柿元嘉和(騎手)
  • 3月21日 - 仲住芳雄(元調教師)
  • 4月2日 - 竹本貴志(騎手、レース中の事故による死亡)
  • 4月5日 - 毛利喜八(冠名「モンテ」の馬主)
  • 4月23日 - 北野ミヤ(メジロ牧場)
  • 5月4日 - 土門健司(元調教師)
  • 6月26日 - 栗田伸一(元騎手)
  • 7月3日 - 内村良英(元JRA理事長)
  • 7月5日 - 古川定石(元JRA理事、作家)
  • 8月9日 - 諏訪富三(元調教師)
  • 9月12日 - 松岡正雄(冠名「キョウエイ」「インター」の馬主)

引退

競走馬

  • 2月6日 - ミツワトップレディ
  • 3月13日 - ピースオブワールド
  • 7月21日 - リージェントブラフ
  • 8月13日 - スシトレイン
  • 8月18日 - ネオユニヴァース
  • 9月15日 - ノーリーズン
  • 10月23日 - キングカメハメハ
  • 11月30日 - イーグルカフェ

人物

  • 2月29日 - 古川寛和、鈴木寿、田村宏之、(以上騎手)、渡辺栄、中尾謙太郎、島崎宏、相川勝敏(以上調教師)
  • 4月30日 - 土肥幸広(騎手)
  • 6月20日 - 高橋明(騎手)
  • 6月27日 - 杉本清(実況アナウンサー、元関西テレビ放送)
  • 7月20日 - 久保田英敬(騎手)
  • 7月31日 - 谷中公一(騎手)
  • 9月9日 - 坂井千明(騎手)

繁殖馬

  • アイランドゴールド
  • アサクサゴーフル
  • アスワン
  • アレアズマ
  • イナリワン
  • インターフラッグ
  • エイシンキャメロン
  • エックスコンコルド
  • オンワードファラオ
  • カヌマオペラオー
  • カリブカフェ
  • グルメフロンティア
  • ケイアイメガウルフ
  • ゴッドスピード
  • シルヴァーエンディング
  • ゼンノメイジン
  • トウケイニセイ
  • ナイキジャガー
  • ナグルスキー
  • ニホンピロウイナー
  • ニューシティボーイ
  • ネーハイシーザー
  • フォティテン
  • フジノフウウン
  • ブラッシングジョン
  • マサムネ
  • ミラーズボーイ
  • ラジヤマハール

脚注



Text submitted to CC-BY-SA license. Source: 2004年の日本競馬 by Wikipedia (Historical)