![ソウルキャリバーの登場人物 ソウルキャリバーの登場人物](/modules/owlapps_apps/img/nopic.jpg)
ソウルキャリバーの登場人物(ソウルキャリバーのとうじょうじんぶつ)では、ナムコ(後のバンダイナムコエンターテインメント)が開発・販売する対戦型格闘ゲーム『ソウルエッジ』および『ソウルキャリバー』とその続編からなるソウルシリーズに登場する架空の剣士について記述する。
各キャラクターのストーリーを理解する上での世界設定についてはソウルシリーズの世界設定を参照。
略語表記について
御剣 / ソン・ミナ / タキ / リ・ロン / ヴォルド / ソフィーティア / ジークフリート / ロック / ファン / セルバンテス / ソウルエッジ / ハンミョン
キリク / シャンファ / マキシ / アーサー / ナイトメア / アスタロス / アイヴィー / 吉光 / リザードマン / エッジマスター / インフェルノ
ラファエル / タリム / カサンドラ / ユンスン / シャレード / ネクリッド / アサシン / バーサーカー / (平八) / (リンク) / (スポーン)
ザサラメール / ティラ / 雪華 / オルカダン / アビス / ナイトテラー
ボーナスキャラクター
レブナント / グリード / マイザー / ヴァレリア / ファリン / リネット / アベリア / ルナ / ジラルド / チェスター / デムース / オーレリア / ストライフ / エイミ その他、家庭用の「ストーリー」「ロストクロニクルズ」「バトルアリーナ(シチュエーション)」の各モードにおいて、様々なキャラクターが登場する。
アスタロス α / (ロイド) / イスカ / 仮面の皇帝 / バルバロス / ファフナー / アモン / ゲキ・マキ
ヒルダ / アルゴル / (ダース・ベイダー) / (ヨーダ) / (アプレンティス)
ボーナスキャラクター
シェラザード / アンゴル・フィア / 修羅 / アシュロット / 神斬蝕
ダンピエール / (クレイトス)
パトロクロス / ピュラ / ツヴァイ / ナツ / ヴィオラ / レイシャ / シバ / αパトロクロス / ピュラΩ / エリュシオン / (エツィオ)
グロー / アズウェル / (ゲラルト) / (2B) / (覇王丸)
ロティオン / ベルチー / フレデリック / シャンレン / トキ / バングー / 千恵 / 種子島 / クンペトクー / ケフェウス / クン / カーティス
本項において、以下のように省略を行っている。
みつるぎ へいしろう [Heishiro Mitsurugi]
「戦国の用心棒」、「孤狼剣士」の別名で戦国に勇名を馳せた若武者。元は農家の息子であったが、両親の死をきっかけに剣の道に進む。種子島の脅威をきっかけにソウルエッジに興味を持つようになる。使用武器の分類は設定上は「太刀」とされているが、内容は打刀に近い。
豪快にして大雑把、自由奔放にして天衣無縫な性格。あまり細かいことを気にしない性分であるが、強さを追い求める意志は人一倍強く、様々な剣術の技を見様見真似で会得し、種子島に対抗するために居合などを自らの流派に取り入れて改良を重ねるなど、剣の道を究めるためには決して努力を惜しむことがない。戦いに対する姿勢は非常に厳しく、敵に対して一切容赦がない。いかなる相手に対しても死力を尽くすことこそが礼儀であると信じている。己の目的のためにいつも自分の邪魔をしてくるタキのことを、厄介者として手を焼いている。また、ナイトメアを「内藤」、アスタロスを「明日太郎」、イスカを「飯塚」と無理矢理和名で呼んでいる。(エッジ)では「是藤」という刀を使用していたが、種子島に対する戦術を模索する中で、居合を始めとする新たな剣術を知り、それらを自力で会得していく激しい修行の最中、今までの刀に物足りなさを感じたために、新たな戦い方に適した刀を求め、(1)ではより刀身が長く刀幅が広い「獅子王」に変えた(なお、(4)の公式サイトでは「獅子王」という刀は現存するものの、御剣が使用したそれとは別物である模様だと公表されている)。後にある戦いで獅子王を失ってからは、「本当の強さは武器ではなく自分自身が持つもの」だと悟り、他人の真似の限界を超えるため、本物の剣術とは何なのかを見つめ直すようになっていたあるとき、故郷で見つけた「一文字」の名を冠しながら似ても似つかない無骨な刀にかつての自分を重ね、(5)ではこれを「無一文字」と名付けて新たな愛刀とするようになった。
リーチに優れ、攻撃発生の早い技を多数持ち、近距離戦を中心にあらゆる距離での戦いを得意とする、スタンダードで扱いやすい性能を誇る万能キャラクター。(1)からは「居合」と「霞」の2つの特殊構えが追加され、これらの構えから派生する技を駆使してテクニカルな攻めを展開することも可能。シリーズを通して上位キャラクターとしての地位を保ち続けている。
『NAMCO x CAPCOM』では基本攻撃力が高いものの、初動エリアル技、5ヒットを超える技の両方が欠けている。加えて、通常技で唯一4ヒットする「朧神楽」が敵によっては3ヒットに減ってしまう。これらが原因で攻撃数を増やし難く、ゲームが進むにつれて火力不足が目立ってくる。他にも低めの防御と速度、初期値・成長率のどちらも低いMP、同列最下位でレベル補正の無い移動力、技の大部分が物理属性である等、多くの欠点を抱えている。幸い、遠近両方の防御カウンターとHP回復スキルにより打たれ強い。
ソン・ミナ、성미나 [Seung Mina(エッジ)(1)(2CS), Seong Mi-na(3)(4)(BD)]
剣術道場師範の一人娘。迫り来る祖国への脅威のため、そして自分が一人前であると認めさせるために救国の剣を求める。武器は斬馬刀(薙刀に近い形状)。
ソウルエッジが邪剣であると同時にソウルキャリバーこそソウルエッジを砕く聖剣であるとエッジマスターから知らされる。
明朗快活なおてんば娘。大抵の衣装が赤または緑基準とし、額にバンダナ、へそと足を露出した物で構成される(エッジ開発時のイラストにはヘソ出しと前垂れは鉄板と書かれている)。武芸の心得は幼いころから持っており、その頃から成家伝来の斬馬刀「紅雷」を自在に操ることができるほどの腕力を誇っている。しかし童顔で華奢な外見から、近所の男たちからは「小娘(または子供)」扱いされてからかわれることもしばしばだが、彼女はそう呼ばれることを著しく嫌っているため、自分をそう呼ぶ者たちを叩きのめして家に帰ることもほぼ日常茶飯事。父とも対立しやすく、お家騒動や家出もしょっちゅうやらかす。ファンに対しては強い憧れを抱いており、兄のように慕っている一方で、いつかは追いついてみせようと思っている。そしてユンスンを露骨に弟扱いをしているが、ユンスンから皮肉をいわれることも多い。
斬馬刀による長いリーチを持ち、広範囲攻撃を得意としたキャラクター。シリーズ通してコマンド入力や特殊ステップや構え・コマンド投げといった複雑な要素を持たない分、シンプルな技構成に抑えられており、初心者にも使いやすい。朝鮮人キャラクターの例に漏れず安定した蹴り技も多く装備しているが、全体的に火力が低く、万年中堅に甘んじている。同じ長物使いであるキリクと似通ったモーションも多く、(1)と(2)では構えも同じであったが、キリクよりも若干リーチが短い代わりに小回りが利きやすいなど、細かな点で差別化が図られているほか、(3)では武器をキリクよりも低い位置で構えている。
タキ [Taki]
両親・兄弟を病で失い孤児となるが、忍者に育てられ、悪霊退治を生業とするくノ一となった女性。かつては愛刀「裂鬼丸」の強化を目論んでソウルエッジを探していたが、後にその邪悪な力と危険性を実感し、手に入れるためでなく封印するためにソウルエッジの行方を追うようになる。そのため、ソウルエッジの力を渇望する御剣とは犬猿の仲である。また、ソウルエッジと共鳴する謎の霊刀・滅鬼丸を巡り、ソウルエッジの力に魅入られたかつての恩師トキと敵対することになる。使用武器は設定上は「忍者刀」とされているが形状は短刀に近い。
任務に忠実な人物ではあるが、その本質は非好戦的で無用な戦いは好まないタイプ。「封魔完了!」が決まり文句。
武器自体が短いため常に接近を強いられるが、攻撃の発生が早く手数で押し切れるスピードキャラ。
リ・ロン [Li Long]
皇帝からの依頼で西洋で噂になっているソウルエッジ捜索の任務と、倭寇抹殺のため日本へ渡った暗殺者。任務の最中に負傷したが、菜飯屋を営む「八兵衛」の娘「千恵」に救われ、やがて彼女と恋に落ちた。とある日に彼が村へ出かけているとき、何者かによって菜飯屋が襲われ、八兵衛と千恵が凶刃によって倒れる。それを見た李龍は、八兵衛から放浪の剣士に襲われたと聞き、ソウルエッジを追っている剣士を犯人と見なして仇を討とうと決心し旅立つこととなる。しかし李龍は千恵は死んだと思い込んでいるが、彼女は辛うじて生きており、お腹に自分の子供を身篭っていることを知らない。
大切な人を傷つけられて怒りに心を支配されているが、決して乱暴な性格ではなく、弱き者に対しては優しさを兼ね備えている。戦いそのものはあまり好まないようだが、任務であると割り切っている模様。
武器のリーチはそれほど長くはないが、御剣の日本刀よりも素早い動きが可能。(エッジ)と(3)の両作品ともにマキシのような特殊構えは存在しないため、テクニカルな部分はなく、そのぶん扱いやすい。
Voldo
かつて「死の商人」と呼ばれたベルチーという人物の腹心。ベルチーが死去した今でも忠誠を誓っており、亡き主の宝物殿(通称・マネーピット)を守る番人。あるとき宝物殿に侵入した女戦士を追い払った際、突然聞こえてきた主の声に従い女戦士を追った結果一握りの妖刀を持ち帰ることに成功するも、その後主の声が返ってくることはなかった。それから4年後、とある侵入者の持ち物から、以前持ち帰った妖刀と同じ気を放つ数個の金属片を発見する。ソウルエッジを手に入れ、主の元に持ち帰るため、ヴォルドはソウルエッジを求め外海に出る。
火災による負傷が原因で全身包帯だらけのような格好をしている。視力もなければ喋ることもできないが、その代わり嗅覚がかなり発達しており、その常人離れした鼻の感覚とベルチーに対する忠誠心を元に行動する。台詞が一切なく、「シュー、シュー」といった擬音を発する。その行動から、妄執や本能だけで動く怪物を彷彿させるが、実際は主の財宝をより永く守護し続けるために自分の後継者を探そうと考えるなど、知性もきちんと残っている。
背向け状態やブリッジ状態から多彩かつ変則的な攻撃を繰り出す、ソウルシリーズきっての色物キャラクター。背後投げからも投げ抜けできる数少ないキャラクターの一人。武器の射程は短いが、手足が長いのでリーチは長い。
ヴォルドの使用する武器カタールは「カタール」と「ジャマダハル」名称で混乱が起きているため、本シリーズでは(エッジ)時点で「ジャマダハル」名称について触れつつも(2)までは「カタール」とされ(3)から「カタール(ジャマダハル)」とされた。現実には両者は地方により呼称が異なるだけでどちらが正しい、誤っているといった区別は存在しない。
Sophitia Alexandra、Σοφιτια Αλεξανδρα
オリンポスの鍛冶神ヘパイストスの神託を受けた少女で、邪剣ソウルエッジを破壊した聖戦士。ソウルシリーズで初めてソウルエッジを破壊した。(1)で結婚するロティオンが鍛えた武器・防具を装備して立ち向かう。(エッジ)では、彼女がセルバンテスの所持していたソウルエッジの一振り(♀の方)を破壊するも、その時に飛び散った破片をまともに喰らい重傷を負う。タキの治療により一命は取り留めたが体内に入り込んだのが原因で、彼女の子供のピュラ、パトロクロスはソウルエッジの邪気に汚染された。(4)では長女であるピュラの汚染が深刻であり、オスラインブルクを含む瘴気の中でしか生きられない身体になっていた。ティラにより誘拐されたピュラを救出しに向かうが、目の前にある邪剣を消滅させる事は娘の死を意味することを理解する。今まで聖戦士として、また母親として戦ってきたが、娘の為に止む無く邪剣を守護する側に回る。
争いを好まず人を傷つけることを快く思わない清楚で心優しい性格。(エッジ)では実家はパン屋で彼女もそのパン屋の看板娘として生活を営んでいた。(1)のエンディングでロティオンと結婚してからは彼との新居に移り住み、夫の鍛冶仕事を手伝っているようである。168cmと女性にしては長身の部類であり均整のとれた体格をしていて、実家でパン屋の手伝いをしていた事もあり見かけによらず中々の腕力を持っているが、彼女自身の戦闘経験はほぼゼロだった。非力な娘だったソフィーティアが邪剣ソウルエッジを破壊出来たのは鍛冶神ヘパイトスより授かった武具に宿りし神の加護、そして知恵と武勇の神アテナや戦の神アレスが助力してくれたおかげである。(2)以降で子供を産んでからのソフィーティアは鍛冶神ヘパイトスの声を聞くことは出来なくなっているが、夫で鍛冶師であるロティオンの優れた鍛冶技術と献身的なサポートもあって(エッジ)の頃とは別の力を身に付けている。
1P衣装は基本的に上半身は軽装の肩アーマーを装備し、下半身は丈の短いスカートを着用したコスチュームで動きやすさを重視しており、色は白を基調((1)と(2)と(L)はシャツが青)としている。(エッジ)のみ私服の上から、鍛冶神ヘパイストスより授かった防具を胸や肩、膝や肘に装着していて他のシリーズの衣装と比べると重装備である。この防具は(エッジ)のEDでソウルエッジを破壊し、ソフィーティアの役目が終わると消えた。(1)以降は防具も含めた旅装束はソフィーティア自ら用意している。2P衣装は基本的にスリットの入ったロングスカートを着用。(エッジ)のみ2P衣装は服装、色違いというだけではなく髪の色がブラウンになり、格闘スタイルも捷アレス流(ゲーム上のモーションは同じ)という設定になっていた。
短めの剣と盾を使う。リーチは短そうに見えるが、「エンジェルステップ」という特殊ステップは体勢を低くしながら急接近出来るため距離を問わず攻撃できるほか、高性能な技を数多く持つ万能キャラクター。相手の身体を思い切り反らせ、そのまま相手の顔に跨り太股で相手の頭を挟み込みながら固定、飛び上がりながら自身の体重をかけて相手の後頭部を地面に激突させる投げ技「ヘブンズアーチ」は彼女を代表する技。技の性質上、相手にスカートの中を覗かれてしまうのが欠点だが、ソフィーティアにとってはダメージの高い技ということで重宝しているらしい。
Siegfried Schtauffen
(1)(2)において設定上はナイトメアと同一人物であるが、(1)ではゲーム上では独立したキャラクターとして使用することができる。(2)では独立したプレイヤーキャラクターとしては登場しないが、ナイトメアの衣装変えでジークフリートの姿が見られる。(3)以降は設定上でも分離しており、ゲーム上でもナイトメアと技の差別化が図られている。
帝国騎士であった父と情婦であった母を持つ。父であるフレデリックを敬愛していたが、父は任務で遠方へ赴き、母と暮らしていたが、戦乱で荒れていた国内でそれどころではなかった母からは満足な愛情を受けられず次第にジークは無法者となってしまい、盗賊団『シュヴァルツヴィント』を結成する。殺された父の仇を討つためにソウルエッジを追い求める。しかし、それは父を殺したのが自分自身であることからの現実逃避であった。この弱みを突かれて邪剣「ソウルエッジ」に取り憑かれたことで、ナイトメアとして殺戮を繰り返すこととなる。取り憑かれた瞬間に全世界に放たれた邪気が「イヴィルスパーム」と呼ばれる怪奇現象を起こし、人々を苦しめることにもなった。(3)において霊剣を用いて邪剣を封じ、元の姿を取り戻す。その後、過去に犯した過ちを償うべく、ソウルエッジの破壊を決意する。(3)では彼を中心としてストーリーが進行しており、(4)においてソウルキャリバーの正当な所有者となった。
左利き。(エッジ)では野心とプライドが高く、父親を殺してしまった絶望から狂気を宿し、冷酷な行動と言動の多い青年であったが、(1)以降は自分が父親を殺し、殺戮者ナイトメアとなっていたことと、ソウルエッジの破壊の自負に苦悩する青年として描かれている。ただしナイトメア曰く「存在そのものが罪」であることから、自分の宿命から逃れることはできなくなっているが、ジークフリート自身はそのことを必然的に受け入れている。全キャラクターの中で最もストーリーの中心にいた人物であり、最も波乱な生涯を送っている「影のある主人公」と呼ぶべきに相応しい人物である。
大剣を武器に使い、小柄であった(エッジ)の頃から、大振りながらもリーチとパワーに優れた攻撃が得意。(1)ではナイトメアと同じく、レバー左右上下およびニュートラルレバー+B+Kによる特殊構えを実装しており、これに大剣の特徴を加えたパワー寄りのテクニカルな動きを可能にしている。ナイトメアとは(1)では一部の技が異なるのみであったが、(3)以降は大きな差別化が図られている。説明書では最もバランスの取れたデータが出ている。
企画当初に想定された人物のモチーフはアメリカの映画俳優リヴァー・フェニックスで、武器のモチーフは三浦建太郎の漫画『ベルセルク』に登場する大剣「ドラゴンころし」である。ツヴァイハンダー(ドイツ語で「両手持ちの剣」の意味)は実在する剣のカテゴリだが、モチーフとなった漫画の剣は史実上のものよりも、はるかに大振りで重い。
(1)のアーケード版ではタイムリリースキャラ7名の中で唯一エンディングのBGMが異なる。
Rock
アダムス家に生まれたイギリス人(イングランド王国)だが、幼い頃海賊の襲撃により乗っていた船を沈められ、見知らぬ島(新大陸)に流れ着き、そのままその地で育った男。幼くして孤児となり、新大陸を放浪する中で野生で生きる術を身に付け、ソウルエッジを手がかりに失われた自分の過去と記憶を探し出す。海外版のフルネームはNathaniel William Adams(ナサニエル・ウィリアム・アダムス)。
正々堂々と闘う誇り高き戦士であり、闘う相手への敬意も忘れない。養子の息子バングーを大切に思っており、自分の親を探すことよりもバングーを守ることを優先するなど、その愛情は深い。なお、(1)のときに邪教集団にさらわれたバングーを救い出した際に、それまで使っていた武器が壊れたため、(3)からは武器が変更されている。
斧((3)以降は大型のメイス)を武器に使い、大振りで単発ながら攻撃力の高い技を多く持っている。(エッジ)から登場しているが、(1)ではアスタロスに変わりコンパチキャラクターとして登場し、(2)では登場せず(代わりにロックの性能を受け継いだバーサーカーが登場)、(3)からレギュラーとして復活し、ロックの代表的な技を残しつつアスタロスと本格的な差別化がなされた。(4)では一部の主力技がなくなり、連係が乏しい単発重視のキャラクターに仕上がっている。
ファン・ソンギョン、황성경 [Hwang Sungkyung(エッジ)(1), Hwang Seong-gyeong(3)(6)]
元々は韓国版ソウルエッジの御剣の代替キャラクターであったが、(エッジAC)Ver.2および(エッジPS)では通常使用キャラクターとして追加された。
成美那の父の剣術道場の愛弟子。李氏朝鮮が誇る剣客で、その実力は凄まじい。真面目な性格で強くなるための努力はもちろん、力についても純粋に考える思慮深さを持つ。美那に対しては対等の立場で接しており、気にかけてもいる。
(エッジ)から登場しているが(1)ではシャンファに変わりコンパチキャラクターとして登場している(ただし韓国版ではデフォルト扱いで逆にシャンファがコンパチという立ち位置である)。リング際を背に追い詰められても相手を対称から背の後ろ側に落とせるG+Bなどの代表的な投げ技を持つ。(2)では流派を受け継いだユンスンが登場したことで出場せず(代わりにファンの性能を受け継いだアサシンが登場)、(3)ではボーナスキャラクター((3AC)ではレギュラーキャラクター)として登場している。(4)にはリ・ロン同様に参戦していないが、ミナとユンスンのストーリーなどの絡みで名前だけ登場している。基本的に(1)ではオリジナル技とシャンファの剣技、ミナの足技などを合わせ持ったキャラクターで、素早い剣技・足技を駆使し、主に近距離・中距離戦を得意としている。
Cervantes de Leon
元々はボスキャラクターであったが、(エッジAC)Ver.2および(エッジPS)では通常使用キャラクターとして追加された。なお、(エッジ)においてのみ、プレイヤーが使用時とCPU使用時の性能が若干異なる。
かつて世界の海を荒らし回り、あらゆる船舶を恐怖に陥れた大海賊。父親はスペインの私掠船船長であり、また無用な略奪や横暴はしない誇り高き人物であったが、自国スペインの商船に偽装した別国の私掠船に後ろから攻撃され命を落とした。そのため、父とは反対にどこにも属さず、また一切の容赦をしない海賊として彼は生きてきた。ベルチーの依頼でソウルエッジを探索し、やがて発見する。しかし、ソウルエッジを握った瞬間にソウルエッジの虜となってしまう。その後、ソフィーティアとタキに敗れて一度は命を落としたが、邪剣の力によって復活する。
(エッジ)のグッドエンディングを見てもわかるように、操られていて自分が起こした惨状の始末を自害でつけるなど、本来は責任感が強く、俗にいう海賊とは思えない人柄だが、次第に狂気をまとうようになってしまい、実の娘を襲うことを躊躇しないほどの冷酷非道な人物になってしまった。復活してからはソウルエッジの完全復活を求めて行動を起こすようになる。しかし生への執着が強くなっており、それがアイヴィーへの襲撃の糸口となった。(5)ではソウルエッジの支配から逃れ性格が一変している。
ソウルエッジに支配されていた時は一人称は「我」だが、支配が解かれた(5)では「俺」。また(エッジ)のグッドエンディングで支配が解かれた時は「私」で、支配される前の話が語られている「エッジマスターモード」のBOOKでは「俺」。
特殊構えからの突進攻撃や銃による遠距離攻撃などリーチの長い技もあるが、基本的には近〜中距離戦を得意とするキャラクター。
Inferno
多くの作品で最終ボスとして君臨してきた歴戦のボスキャラクター。(エッジ)においてのみ、“ソウルエッジ(SoulEdge)”の名で登場する。なお、同タイトルでは特定の条件を満たすことでプレイヤーが使用することも可能。
邪剣ソウルエッジの意思が具現化した存在であり、炎に包まれた姿をしている。(1)では霊剣ソウルキャリバーを手にしたシャンファにより滅ぼされたが、(2)では邪気の影響で変質したソウルキャリバーに取り憑くことで復活を遂げた。
(エッジPS)(3AC)ではセルバンテスとほとんど同じ技を使い、(1)(2)ではラウンドごとにランダムに選んだキャラクターの流派を使う。いずれの場合も特殊な専用技が追加される。(1)において、ボスとして登場したときは1ラウンド目は必ずナイトメアの流派を使用してくる。
(6)ではメインストーリーをクリアするとアンロックされ、プレイヤーキャラとして使用可能になる。ただし、対戦バランスを容易に崩壊させる程の強力な技を多く所持するためか、オンラインでは使用不可となっている。クリエイションモードでも、オリジナルキャラクター作成時に彼のスタイルを選択する事は不可能で、レギュラーキャラクターカスタマイズのみ行う事ができる(インフェルノ本人のカスタマイズなので、当然オンラインでは使用できない)。
ソン・ハンミョン、성한명 [Seung Hanmyong(エッジ)、 Seong Han-myeong(6)]
成家式道場の師範でミナの父親。ファンとユンスンの師でもある。
厳格な性格で忠義のある格闘家。娘のミナのおてんばぶりに手を焼いている。
ファンとほぼ同じ技を使うが、一部ファンとミナの技をアレンジしたものと独自の技を使う。
(6)では『MISSION:Libra of Soul』のサブイベントでCPUキャラとして登場し、プレイヤーキャラと戦う事になる。彼の素体や音声、装備パーツ等は、全てクリエイションモードで使用可能な物の中から構成されているので、プレイヤーがクリエイションモードで再現する事も可能。
キリク [Kilik]
臨勝寺の若き修行僧の一人であったが、イヴィルスパームが原因で三宝の一つ「滅法棍」を手にしていた自身が暴走し、自分にとって姉同然の存在であった香蓮(シャンレン)を含む門下生たちを皆殺しにしてしまう。心の弱さを悔やみ、師匠・エッジマスターの元で修行を積み、イヴィルスパームの根源であるソウルエッジを「浄化」する旅に出る。やがて旅先でシャンファ、マキシと出会い3人で行動する。武器は滅法棍。胸にはシャンレンの形見である末法鏡を掲げている((2)以降は、末法鏡の欠片を首飾りにしている。(3)の前にザサラメールに敗れて欠片を奪われてしまい、3か月の荒行を経て新しい欠片をエッジマスターから渡された。)なおシャンファがシャンレンの妹であることには気づいていない。
(5)ではソウルエッジ・ソウルキャリバーの力を封じ込めるため山奥に篭っており、師であるエッジマスター同様時の流れからも外れた仙人のような生活を送っている。
真面目かつ実情的な性格で、かつてまでの門下生たちからも慕われていたほど人望の厚かった青年である。反面、産まれて間もなく真行山臨勝寺に預けられ、修行の日々を送っていたゆえにやや求道的な面が目立ち、恋愛ごとには疎いため、長旅を経て好意を抱かれているシャンファからアプローチを受けても「練習相手にも困らない」と彼女の気持ちには気づいていない様子を見せている。
棍によるリーチの長さと広範囲攻撃を得意としたキャラクター。ただし全体的に小回りが利かず、至近距離からの切り返しには弱い。ミナと似通った技が多いが、ミナにはない特殊構えと起き上がり技を所有している。(3)からはコマンドが複雑ながらも強力なインパクト技を持つようになる。(5)では一転してエッジマスターや(2)のシャレード、(3)のオルカダンと同様、流派が可変になる(ただし、エツィオとアルゴル以外の男性限定)。(6)ではソウルチャージの性能が唯一時間の代わりに徐々に体力が減少する(体力が残りわずかになるかクリティカルエッジを出すまで)仕様で専用の技を多く繰り出せる。
(1)の企画当初における人物のモチーフは、アメリカ映画『スター・ウォーズ』の主人公、ルーク・スカイウォーカーを意識したものであったという。
チャイ・シャンファ [Chai Xianghua]
明るくポジティブな少女。その前向きな姿勢から時折冗談めいた台詞の飛び交うこともある。口癖は「なんちゃって!」、座右の銘は「運命なんて自分で切り開くもの」。旅を供にするにつれ、キリクに想いを寄せるようになるが、当のキリク自体は全く気づいていなかった。
使用流派は“母より伝授された剣法”であるが、彼女の師である母が臨勝寺で修行をしていたことから、厳密には真行山臨勝寺剣法に母が改良を加えたものである。さらに、シャンレンとは姉妹関係にあたるが、共に存在を知らない。
武器となる中華剣のリーチはあまり長くはないが、スピードで補いつつ多彩なフェイント技で相手を翻弄する戦い方が得意。さらにダウン状態から攻撃する技(実用性には乏しい趣味的な技)を持つ。
マキシ [Maxi]
琉球王国出身の海賊。家族同然だった同志たちがアスタロスに殺され、その敵を討つためアスタロスを追うことに。その際、キリクやシャンファたちと共に旅をするようになる。(5)ではエッジマスターから邪気を制御する術を学び、キリクを救うべく、若き仲間に力を貸す。
キャッチコピーにあるとおりの優男で、義に厚い性格。そのため部下からも慕われていた。
多彩な構えから怒涛のラッシュを出すことが彼の主な戦術となる。ただし、構えが多いため技数も全トップクラスで覚えるのも苦労しやすい玄人向けのキャラクター。ただ、手軽に技が出せる本作においては初心者が使用することも多い。
Arthur
初代『ソウルキャリバー』の一部の海外版で御剣の代替キャラクターとして登場し、御剣と同じ流派を使用した。その後の(3PS2)ではボーナスキャラクターとして登場し、独自の流派を使用する。
(6)では『MISSION:Libra of Soul』のサブイベントでCPUキャラとして登場し、プレイヤーキャラと戦う事になる。彼の素体や音声、装備パーツ等は、全てクリエイションモードで使用可能な物の中から構成されているので、プレイヤーがクリエイションモードで再現する事も可能。
Nightmare
青い鎧の狂戦士。(1)の正体は、ジークフリートがソウルエッジに支配されたものである。後にジークフリートが正気を取り戻し解放されたため、抜け殻となった青い鎧が残ったが、ザサラメールの手によって復活した。シリーズを通して右腕が異形の形になっているほか、(3)以降はより禍々しい姿へと変貌した。(5)は新たなソウルエッジの宿主「デュマ伯」であり、鎧騎士の姿は(1)と(2)に近い。
(2)まではジークフリートの意識もあったために、彼の内面が垣間見えることも多かった。しかし、(3)において完全に彼と分離すると、ソウルエッジそのものの精神がナイトメアとなっている。残忍な性格をしており、人は自らの渇きを満たすものとしてしか認識していない。なお、(エッジPS)のジークフリートのエンディングでは、ジークフリートがナイトメア化する様子が描かれているが、このときは鎧の色が赤となっている。
リーチが長く、威力の高い技が揃う典型的なパワーキャラ。(1)ではBホールド←や→Bなどガードされても先に動ける有利な技が豊富で、どの位置でもリングアウトを狙える能力、3種類の構えなどが特徴的である。(2)では構えから他構えへの移行技が圧倒的に増え、システムの影響もあり優秀なRUN技が揃っている。(3)からはジークフリートとの差別化が図られ、ジークフリートとは似て非なるパワーキャラとして生まれ変わった。威力のある技が多い反面、大振りな技が多いが、初心者にも扱いやすい。
(1)のエンディングのBGMがアーケード版と家庭用版で唯一異なっている。家庭用版ではジークフリートと同じ曲に変更された。
Astaroth
邪教集団フィグル・セステムスの大神官クンペトクーが「執行人」として「白い巨人(ロック)」のデータを元に造られた人造人間。クンペトクーの命を受けソウルエッジ捜索に赴く。ソウルエッジの持ち主であるナイトメアと出会い、ソフィーティアによって砕かれたソウルエッジの破片を集め、修復するためともに行動する。(5)では量産型の一体として登場する。
破壊衝動そのものと言ってよいほどの凶悪で残忍な怪物。(1)(2)(3)ではまだ人に近い姿をしていたが、(4)においては完全に異形の姿となった。
見た目通り、大斧でパワフルな攻撃で圧倒するパワータイプ。技のほとんどがホールド可能であり、全キャラクター中屈指のパワーを誇る。リングアウト誘発技、投げ技も豊富。また、ヴォルドと同じく、背後投げを投げ抜けできる一人。
Ivy
本名: イザベラ・バレンタイン [Isabella Valentine]
イングランドの名門貴族バレンタイン家の出身として恵まれた生活を送っていたアイヴィーだったが、父親のバレンタイン伯爵が錬金術に手を出してから彼女の人生は大きく狂い始めた。錬金術に取りつかれ「不死不老の鍵」であるソウルエッジを研究するあまり財産を浪費して狂気のすえに死んだ父、最後に「本当の親子でない」ことをアイヴィーに告げ亡くなった母、アイヴィーを残してバレンタイン家は一代で名門の歴史に終止符をうった。 アイヴィーにとっては「家」も「本当の親」もどうでもよかったが、父の意思を継いで錬金術を学び神秘の剣「ソウルエッジ」の足跡を追い求めた。ついに邪剣の正体を突き止めた彼女はこれを倒すための武器、剣と鞭に変形できる蛇腹剣を古の魔術から作り出した。この時、彼女は知らなかったが剣に生命を与える儀式の際ナイトメアの力を借りてしまった。ソウルエッジ破壊の旅に出たアイヴィーだったが、道中で会ったナイトメアに剣の製作を手伝ってもらった恩義もあって、彼の率いる組織「シュヴァルツ・シュトローム(黒い嵐)」に「デキスター・パーピュア(幸運の紫)」として所属することになり、プロパガンダを担当することになってしまった。ナイトメアが倒されたことで自分が騙されていた事を知った彼女だったが、同時に自分の剣は邪剣の力で作られた物であること、それを操る自分には邪剣の血が流れている事実を知り一時は自宅の研究室に閉じ籠もっていた。研究室を出てからは、邪剣に携わる物を自分や分身である剣を含めて一つ残らず根絶することを目的にしている。ソウルエッジに対抗しうる存在を求めて旅をし、相反する存在の霊剣を知ったアイヴィー。だがソウルエッジの血を引く彼女では霊剣を扱うことができないという事実も明らかにした。霊剣を扱うモノを生み出す研究を続けていたが、セルバンテスの襲来で研究は完成には至らず、アイヴィーは魂の大部分を彼に喰われてしまった。研究の成果である人工の魂によって死を食い止めたアイヴィー。かりそめの生命がいつまで保つかはわからないが、死に至る前にソウルエッジを破壊するため4度目の旅に出る。オストラインブルク城で因縁の相手である父セルバンテスを葬ったアイヴィーはそこで、空の裂け目の向こうに異世界を目撃する。その異世界に邪剣が消えたとされ復活まで息を潜めていることを推測した彼女は、異世界をアストラルカオスと命名し、破壊するため研究を始めた。
対戦前の台詞などでは高飛車な言動が目立つ。(4)ではプロローグで、セルバンテスによって魂の部分を喰われてしまい、研究していた人工の魂でかろうじて生きている状態だった。(5)では、17年前の(4)の最終決戦時にオストラインブルクでセルバンテスを倒した時、愛剣バレンタインが切り裂いたセルバンテスの体から溜め込んだ無数の魂を吸い上げ、その取り込んだ魂がアイヴィーの魂の器を満たしたことで延命に成功し年を取らなくなっている。そのため外見の年齢は17年前と変わらず若々しいままである。
遠距離の鞭と近距離の剣という2つの形態、さらに特殊構えを持つテクニカルキャラで、シリーズ通して上級者向け。鞭状態の際には全キャラクター中屈指のリーチを誇る。
(5)では構えがなくなり、ボタン長押しで鞭形態になるように簡略化された。それでも、カウンターやゲージ以外の単体ダメージは低いので中級者向けである。また「収束する世界(マイト アトラス)」と「罪人の響き(クリミナル シンフォニー)」という非常に高威力だが難解なコマンドの投げ技があり、シリーズ通しての代表的な技である(なおコマンドは、前述のように難解ではあるが受付時間は非常に長く、さらに時計回りの要領で入力すると普通に入力するよりも簡単に出すこともできる)。
(5)では、難解コマンドはクリミナルシンフォニーのみになり、マイトアトラスはゲージを使用するブレイブエッジ技に変更された。また、今作より新たに追加された超必殺技(クリティカルエッジ)は投げ属性でありながら、全キャラクター中屈指の威力を誇る。
刀身を分解して鞭のように扱うことができる剣は、テレビアニメ『機甲界ガリアン』の主役ロボットが用いていた武器がモチーフであり、ゲームの開発中に描かれた設定画においてこの武器は「ガリアンソード」や「ガリアン剣」と仮称されていた。アイヴィーの設定はこの武器ありきで作られ、(1)のキャラクターデザインはゲームにかかる処理を軽減するため、他のキャラクターよりも少ないポリゴン数で描くことを前提とした工夫が施されたが、担当プログラマはこの剣を実現困難な設定であるとして非常に嫌がったという。
よしみつ [Yoshimitsu]
『鉄拳』シリーズからの実質的なゲストキャラクターだが、設定上は別人で鉄拳本編よりも過去の時代の人物にあたる。設定上は吉光の名を冠した最初の人物であり、鉄拳シリーズ本編における吉光が用いた技を使用する。(5)では初代の後継者となった二代目吉光が登場する。
時の権力者の手によって皆殺しにされた忍びの一族の生き残り。復讐心にまみれたときもあったが旅の途中に立ち寄った土地でソウルエッジの惨劇を見て思い悩んだ結果、今では弱きもののために戦う義賊団「卍党((4)以降の作品では“万字党”に改名されている)」のリーダーとして手腕をふるっている。『鉄拳』シリーズの吉光と同様、弱い者を救うために義賊として戦うところは共通している。かつて復讐に燃えていた頃、返り討ちに遭い右腕を失ったため、代わりにカラクリ仕掛けの義手をつけている。また、常に般若や鬼の面を着けており、素顔は見せない((3)で口元は見えるが)。(5)では掟により初代を斬った後継者が二代目を襲名している。
吉光愛用の刀で、彼の一族の秘伝の技法で作られた刀。一族が皆殺しにされてしまったため、最後の一振りとなってしまった。義賊に目覚めた吉光は、己への戒めの意味も込めて自らの名をこの刀に冠した。吉光がソウルエッジを巡って旅をしているうちに、邪気にあてられいつしか「妖刀」となる。その邪気のせいで、ヴォルドにソウルエッジと間違われて一度盗まれてしまったが、吉光がマネーピットに潜入した際、奪還した。なお、同じ日本刀使いの御剣と違い、吉光は(少なくとも対戦中は)鞘を帯びていない。
刀を地面に突き刺してその上に乗ったり、背中の旗を回転させて空を飛んだり、瞑想によって体力を回復したりするなど、奇抜なモーションが多い色物キャラクター。体力吸引や毒霧攻撃、さらには切腹など、他のキャラクターにはない独特な技が多彩である。
Aeon Calcos
通称: リザードマン [Lizardman]
『ドルアーガの塔』に登場したリザードマンをモチーフに作られたキャラクター。しかし、制作期間の都合から左利きではない。(2CS)ではアイオーン以外の「その他大勢」のリザードマン達が特定のモードでのみ登場し、海外版ではプレイヤーキャラクターとして使用できる。
元々は敬虔な人間であったが、イヴィルスパームと呼ばれる怪現象によって自我を失い、大神官クンペトクーによってトカゲの化け物に姿を変えられてしまった。彼と同じように姿を変えられた者は多く、ゲームに登場するリザードマンが同一人物とは限らない。事実、(2CS)と(3)においては亜種とも呼べる存在((3)では「リザードメン」と表記されている)が登場している。(6)ではCPU専用の敵キャラクターとしての登場のため流派としては使えないが、クリエイションモードでの種族との一つとして選ぶことが出来る。
前述のとおり、ヘパイストス神を信仰する敬虔な人物であったが、自らが元の姿に戻れないことを知って絶望し、神への怒りのまま行動するようになった。その後は人としての記憶や感情は失われかけている。
尻尾による攻撃や特有の低い姿勢からの攻撃など、トカゲならではの特殊な体型を駆使した技を多数持つ。(5)では過去のシリーズの技を一部残しつつも、武器が手斧2丁に変更され、翼が生えて飛行したり炎を吹いたりと、(4)までとは戦い方が大きく変わっている。
Edge Master
アスペクト(現エンターブレイン)刊の(エッジPS)攻略本にて、韮沢靖がデザインしたオリジナルキャラクターが元になっている。
真行山臨勝寺の武術顧問であり、寺に伝わる三宝の歴代の伝承者に奥伝を教えてきた。三宝の一つ滅法棍の伝承者であるキリクの師匠でもあり、奥伝と共に邪気をコントロールする術を彼に教えた。
本人が語らないため素性は不明である。邪気の扱いに長け、自らをイヴィル化することも解除することもできる。彼自身も邪気を帯びている。また、(5)ではアルゴルとの戦闘前・戦闘後に専用のセリフがあるが、アルゴルとの関係はゲーム中で語られてはいない。
ラウンドごとにランダムに選んだキャラクターの流派を使用可能である。キリクとソン・ミナの流派のときのみエッジマスター専用の技を使用可能(この技は後にキリクへ継承される)。
Raphael Sorel
かつては貴族で当主でもあったが、イヴィルスパームをきっかけにソレル家を追われた身である。逃亡中に助けてくれた孤児の少女エイミを養子として迎えている。ラファエル以外に心を開かないエイミを見て、争いを繰り返す貴族のありかたに疑問を持ち、貴族達を破滅に追い込もうとソウルエッジを求めた。しかし、失敗して体がイヴィル化と呼ばれる状態になってしまい、さらに看病したエイミまでもイヴィル化してしまったため、今度は世界中の人々もイヴィル化する目的でソウルエッジを求める。そして(4)ではさらにより強力な力を持つと噂されるソウルキャリバーまでも求める。
冷徹で高慢な言動が目立ち、その性格が技にもいかんなく発揮されている。これは愛を受けられずに育ったための自己愛によるものである。そんな彼にとって、初めて助けてくれたエイミは特別な存在であり、彼女のことを溺愛している。医学の知識があるなど教養があり処世術に長けるが、ソウルエッジを邪剣と知りつつ利用しようとするなど、目的のために手段を選ばない強硬な姿勢も持つ。貴族社会と距離を取ったことやエイミとの出会いによって、世間の歪みに気づき、これを(エイミが自立できる世界に)変えたいという気持ちが彼の行動の根底にある。なお、左利きであるため、左手で武器を持つ。
長いリーチと高速な縦切りを活かして手数で勝負するフェンサーである。速く大きく踏み込んで切るドレッドバレルは彼の特徴を象徴している。使い勝手の良い縦切りを多く持ち、横切りはやや遅くリーチが長い代わりにサイドの範囲が狭い縦切りに近いものが多い。相手の空振りを誘って反撃に繋ぐ技も多く持ち、イヴィル化した(3)以降は吸血鬼を思わせる超人的な技も追加されている。縦切りに特化しているため相手がRUNを積極的に活用してくると分が悪い。(2)ではそれなりにあった横切りが(3)以降では削減が目立ち、代わりに縦切りが強化されるなど、シリーズを通して縦切りに特化し偏ってきたが、(3)(4)はゲーム全体でRUNが弱体化して行っているため不利な点ばかりではない。
Talim
東南アジアの風を信仰する霊媒師の家系に生まれ、「最後の巫女」として育てられた少女。風を読む能力を持ち、イヴィルスパームの際にソウルエッジの危険性を感じ、ソウルエッジを浄化する旅に出る。
心優しく真面目で思慮深い性格。旅の途中で知り合ったユンスンに何度もソウルエッジの危険性を説いているが、全く相手にされていないことに不満を感じている。旅をともにしてきたユンスンのことをよく理解しており、同時に気にかけてもいる。
小柄な体を生かし、手数で押し切るスピードキャラ。しかし、リーチや技の威力が極端に少ないのが最大の欠点。前から宙返りする「エアーソルト」、側面へ宙返りする「エアサイドソルト」、後ろへ宙返りする「エアリープ」といった移動技や、背向け状態からの技を駆使することでトリッキーな動きが可能であり、素早いスピードと併せて相手を翻弄する戦い方を得意とする。
Cassandra Alexandra、Κασσάνδρα Αλεξανδρα
(エッジ)(1)で登場したソフィーティアの実の妹。ソフィーティアとは仲がよく、結婚して子供まで儲けた彼女が再びソウルエッジに苦しむのを見て、ソウルエッジの破壊を決意する。(エッジ)から設定上では登場するが、参戦したのは(2)から。(2)でソフィーティアがかつて使用していた武具を無断で持ち出して使用していたが、(3)のときに剣が折れてしまったため、一度故郷に戻って義兄から新しい剣を譲り受けた。(5)では本編開始の17年前に異空間・アストラルカオスに取り込まれ、消息不明となっている。
お淑やかなソフィーティアとは対照的に明朗快活な性格で、少々小悪魔的な一面も持つ。ソフィーティアがかつてソウルエッジを破壊した際に負傷し、その手術を見守っていたことが、彼女の姉に対する気持ちを強くした。
ソフィーティアとは似て非なる性能。具体的には、特殊移動「エンジェルステップ」がソフィーティアと違い一度までしか入力できず派生技の多くが異なる、ソフィーティアよりも高威力の技が多い、しゃがみ投げを持つ、などが挙げられるが、姉同様に万能型である。
ホン・ユンスン、홍윤성 [Hong Yunsung(2), Hong Yun-seong(3)(4)(BD)]
ファンに憧れ彼のように祖国を救いたいと、成道場の門下生となった青年。師匠の娘ミナから成家伝来の宝刀「白露」を授かり(実際はミナが勝手に持ち出したもの)彼もまた救国の剣捜索の旅に出る。捜索の途中東南アジアの島でタリムと出会い、同行することに。
皮肉屋のような言動が目立つが、根はしっかりしていて目はまっすぐとした青年。姉弟子のミナには頭が上がらない。タリムのことは少し気にかけているようである。
彼が修行した成家に伝わる中華刀。これの刀身を覗き込むと握った人物の心の奥底を映し出す。
直線的で大振りな技が多いが、高性能な足技を揃えたキャラクター。他にも片足を上げる構え「水鶴」、腰を低くして後退する特殊移動技、さらにそこから同じ要領で前進する特殊移動技と、トリッキーな動きも可能となっている。
Charade
(2)でプレイヤーキャラクターとして使用でき、(3PS2)では特定のモードでのみCPU専用キャラクターとして登場する。
生前、ソウルエッジの欠片に強い執着を持っていた冒険家の男が盗賊に殺され、その亡骸をソウルエッジの欠片が吸収したことで生まれた。他の欠片を求めてさまよっており、出会った者に反応して流派を覚えてきた。
(2)ではラウンドごとにランダムに選んだキャラクターの流派を使用する(なお、ネクリッド・平八・リンク・スポーンの流派は使用しない)。(3PS2)では「蟷螂双刀術」を使う完全体、「キックエッジアーツ」を使う下半身のみ、カサンドラと同じ動作をするコアのみの形態が存在し、いずれもガード不能の視線攻撃を使ってくる。
Necrid
『スポーン』の原作者、トッド・マクファーレンがデザインしたオリジナルキャラクター。元々は人間の戦士であったが、過酷な旅の果てにソウルエッジに辿り着いた際、邪剣の毒に冒されて肉体、精神共に異形の姿となってしまう。闘争心の塊となった彼が唯一見つけた目的、それは自らの苦痛を和らげてくれるソウルエッジの欠片を集めることであった。
武器を使用する技の全てが他のキャラクターのモデルチェンジ版となっており、武器の形状もその度変化する。そのため縦斬り横斬り問わず、至近距離から遠距離まで万能に戦うことができる。
Assassin
(2CS)では特定のモードでのみ登場し、(2CS)の海外版ではプレイヤーキャラクターとして使用できる。(L)では雑魚敵として登場する。なお、(3PS2)にも同名のキャラクターが存在するが、こちらは全くの別キャラクターである。
イヴィルスパームが起きた頃から暗躍するようになった暗殺者達。
(2CS)では、ユンスンと(1)のファンをベースにした技を使用してくる。
Berserker
(2CS)では特定のモードでのみ登場し、(2CS)の海外版ではプレイヤーキャラクターとして使用できる。(L)では雑魚敵として登場する。なお、(3PS2)にも同名のキャラクターが存在するが、こちらは全くの別キャラクターである。
イヴィルスパームにより凶暴化した戦士達。
(2CS)では、アスタロスと(1)のロックをベースにした技を使用してくる。
みしま へいはち [Heihachi Mishima]
『鉄拳』シリーズの三島平八がゲスト出演したもの。PS2版で登場。
平八は、山ごもりの修行の帰りにとある温泉旅館に立ち寄る。この宿には不思議な欠片が家宝として伝えられていた。曰く、かつて侍であった宿の主人の先祖が世界中を旅して手に入れた伝説の剣の欠片だという。眉唾な話だとも思ったが、その話に興味を持った平八は何気なくその欠片に手を伸ばした。すると平八は突然強烈な目眩に襲われ膝をつき、次の瞬間、今まで居たはずの宿は影も形もなく、平八は見知らぬ川原に屈んでいた。手の中には伝説の剣の欠片があるのみ。状況は飲み込めないが、平八は行動し、程なくして自分が遠い過去の世界にいるらしいことを知る。格闘家・三島平八は迫り来る戦いの予感に胸を躍らせながら、伝説の剣ことソウルエッジにまつわる戦いに身を投じる。
武器はあくまで己の肉体であり、ソウルシリーズとしては珍しく徒手空拳の格闘術で戦う。装備しているのも、武器ではなく防具としての籠手である為、リーチが変化する装備はひとつもなく、強制的に接近戦を強いられる。しかし、攻撃力やラッシュ力は群を抜いており、攻めの姿勢を貫く戦闘スタイルが合う。また、最強装備である「鉄拳」では、その籠手すらも外し、完全に素手で戦う。
Link
『ゼルダの伝説』シリーズのリンクがゲスト出演したもの。GC版で登場。
あるとき、ハイラル王国で、ひとりの魔術師が強大な魔力を以ってハイラルから太陽を奪うという事件を起こす。勇者リンクはゼルダ姫の依頼により、首尾よくこの事件を解決することに成功した。だが、さらなる調査により、その魔術師が異世界から紛れ込んだ邪剣「ソウルエッジ」の破片の邪気に操られていたということが判明する。どういった経緯で邪剣の破片がハイラルに紛れ込んだかはもう分からない。だが、ハイラルを知ってしまったソウルエッジが再びハイラルに魔手を伸ばす可能性は高い。リンクはハイラルを守るため、異世界へと旅立ち、ソウルエッジの根絶を目指す。
(2CS)のリンクのストーリー設定はオリジナルのものだが、デザインなどは『ゼルダの伝説 時のオカリナ』のものをベースとしている。ただし、使用武器は歴代の『ゼルダの伝説』シリーズから様々なアイテム(「ムジュラの仮面」の「フェザーソード」など)が登場する。原作でのデザインを忠実に再現したユニークな仕様となっている。また、原作で深いキャラクター付けがされていないタイプのキャラクターであるため、この作品のプロフィール欄でも身長・体重・血液型などは省略されており、ボイスも台詞は喋らず、掛け声のみである。
この他、(2CS)発売当時には、リンクに「冒険を重ねる貴方様に敬意を表し、武器格闘の世界にご招待します」という招待状が送られてくる、というCMが放映されていた。
明確な身長設定こそないが、画面中で他のキャラクターと比べるとかなり小柄なため全体的なリーチが短く、基本攻撃力もやや低め。しかし、他の能力は総じてバランスがよく、複雑なコマンドが必要な技も少ないため扱いやすい。また、能力が極端に変化する武器が多いため、相手にあわせて臨機応変な対応も可能。さらに原作を再現し、特殊構え技として、弓矢・爆弾・ブーメランが、溜め技として回転切りが使用可能。単発で放つとかわされやすく、隙も大きいが、他の攻撃と組み合わせることで多彩なコンボが可能となる。
なお、リンクを操作キャラクターにして、対戦ステージに神殿を選ぶと、BGMが『ゼルダの伝説』のメインテーマ曲に変化するほか、リンクで対戦に勝利すると勝利BGMも『ゼルダの伝説』シリーズでのアイテム入手時のBGMになる。
Spawn
アメリカンコミック『スポーン』の主人公がゲスト出演したもの。Xbox版で登場。
任務中に理不尽な死を遂げた後、魔界の支配者マルボルギアによって禍々しい姿となり、魔界の兵士スポーンとして復活した彼は、マルボルギアへの復讐を誓っていた。強大にして邪悪な力を宿す邪剣ソウルエッジに興味を抱き、天界に攻め入るための力として邪剣を欲するマルボルギアの気まぐれにより、16世紀へと送り込まれた彼は、元の時代に帰るために「ソウルエッジ」という言葉を唯一の手がかりとして行動を開始する。
元合衆国陸軍中佐。任務中に理不尽な死を遂げた後、魔界の支配者マルボルギアによって禍々しい姿となった。
重量級ではあるが攻撃力と機動力は高くバランスが良い。レビテーションという宙に飛び上がる特殊構えが存在し、そこからの攻撃が強力。飛び道具も装備している。原作では変幻自在に動く生きたマントが印象的なキャラクターだが、本作では斧に姿を変えているという設定でエンディングの一枚絵以外では着用していない。
Zasalamel
ソウルキャリバーを守り伝える一族に生まれたが掟を破ったため追放された。転生の術を習得したことで永遠の時間を手に入れたが、そのために無限の回数の死の苦痛を味わうことになった。達成して生きる目標を失うと、安らかな永遠の死を望むようになり、ソウルエッジとソウルキャリバーの力を自身に取り込むことを思いつき暗躍する。(4)のストーリーではその願いを成就するかにみえたが、ソウルエッジとソウルキャリバーの力のぶつかり合いに垣間見えた未来の光景に人類の可能性を感じ、再び生への執着を取り戻す。そしてその光景を自らの手で実現させるため、再び行動を開始する。
冷静な人物である。もともと素質はあったが、転生によって長く生きてきたため、知識が豊富で魔術に長けており考えることは壮大である。生い立ちから、ソウルキャリバーやソウルエッジについて詳しい。尊大で頭脳派である一方で、歯車や檻を落とす罠を仕掛けたり、ジークフリートの罪悪感を利用した策を取るなど姑息な一面を見せる。一族から追放される際に腕をつぶされ武術の習得が不可能になったため、転生して武術の習得が可能になった後も、学問や魔術に傾倒するようになった。
(3)で追加されたレギュラーキャラクターの中では、最も初心者が使いやすいように調整されている。武器のデスサイズを用いて相手を引き寄せるなどの独特な技を持つ。
Tira
ヨーロッパを中心に暗躍する暗殺組織「渡り鳥」の元暗殺者。イヴィルスパームの際に組織から脱走し、様々な紆余曲折を経てナイトメアの忠実なしもべとして暗躍するようになる。ジークフリートに代わる、ソウルエッジの新たな宿主を探しており、特にソフィーティアの子供達に目を付けている。(5)ではピュラを新たなる依り代にするべく暗躍する。
幼い頃から組織に教育され、人を殺し続けてきたために定期的に人を殺さないと落ち着かない。組織を脱走した後はその度合いがさらにひどくなり、精神が不安定になってきており、感情の起伏が激しい。普段は小悪魔的な態度でどちらかというと明るい口調だが、機嫌が悪くなったり、気に入らない相手と対峙すると極度に苛立ち嫌悪を露わにする。特にソン・ミナやカサンドラのような陽気な同性や、ジークフリートのように悲壮を背負った者はかなり嫌っている様子。また、主であるナイトメアに対しても、ジークフリートに執着する点に関してだけは、(焦燥や嫉妬も含めて)不満があるような態度を見せている((5)では人間に媚びへつらう様子を見て幻滅した)。その一方で御剣やキリク、オルカダンに対してはソウルエッジに合いそうな強靭な肉体として目を付けている。(4)においては完全に人格が分裂している。
特殊な武器を用いたまるで舞踊のような技が多い。流れるように技が出せるものの、リーチもパワーも中途半端なために中級者向けのキャラクターとなっている。さらに(4)では、対戦中に連続で攻撃を受けたり、特定のコマンドを入力すると人格が入れ替わる。人格によって技の性能に様々な差異があり、一部の技はどちらかの人格でしか出せないため、よりテクニカルなキャラクターとなっている。
せつか [Setsuka]
育ての親であり想い人でもあった師の仇として、御剣を追う女性。日本人ではなく、異国の出身であるため、幼いころから迫害を受けていた。
着物を着用し、素足で巻が高い草履を履いている。
リーチは短いが素早い攻撃を得意としており、ジャスト入力することでつながる技が多い。(3)で追加されたキャラクターの中では最も上級者向けに調整されている。
Olcadan
力試しのために神の遣いのふくろうを倒したことで神の怒りを買い、頭部がふくろうの姿になる呪いをかけられ、ある遺跡に閉じ込められた。遺跡は特殊な時の流れを持っており、イヴィルスパームの影響で遺跡に出口ができたときには、太古の時代から16世紀の時代に変わっていた。既に力を失っていた神々から、目標をソウルエッジに切り替えて腕を磨く。
権力に興味はなく、純粋に強さを追い求めている。特に武器を扱う技術に長け、彼が元々いた時代では広く知られた存在であった。神にも挑むなど度胸と自信があり、未来に飛ばされてもその時代の決まりには従い、新たな目標を見つけるなど前向きである。自分より強い者が皆無なため、武術を教えることに活動の比重を移してきている。現代の風習を学ぶうちに、少々お金に目がない守銭奴な性格になっており、ストーリーモード中のエンディングによっては、手に入れたソウルエッジをあっさり売り飛ばすという暴挙にも及んでいる。なお、衣装変えで素顔が見られる。
(2)のシャレードと同じく、ラウンドごとにランダムに選んだキャラクターの流派を使用可能である。ただし、ストーリーモードのある場所では強制的に「真行山臨勝寺棍法奥伝」(Soul of キリク)が選択される。また、武器選択も完全にランダムであったシャレードと違い、彼には一通りの武器が用意されており、選んだ武器と各流派の武器が対応している(例えば、オルカダンで3番目の武器を選べば、モーションに選ばれたキャラクターの武器も3番目のものが選ばれる)なお、彼の武器は一見ただの立方体に見えるが、実はこれは無数の武器をしまっておくための箱である。練習モードにも登場し、プレイヤーにゲームの操作方法を教えてくれたり、叱咤激励したりする。
Abyss
ザサラメールが秘術を用いて、ソウルエッジとソウルキャリバーの力をその身に取り込んだことで生まれた姿。
ザサラメールがベースになっており、技が非常に似通っている。ただし技に新しくディレイが加わっていたり、飛び道具の魔弾を放てるなど、細かい変更点がある。
Night Terror
条件を満たした場合に登場するCPU専用の隠しボスであり、プレイヤーが使用することはできない。
ザサラメールが秘術を用いてソウルエッジを取り込もうとした際、ソウルエッジの力が強すぎたためにザサラメールの秘術をふりきり、ソウルキャリバーと同化して取り込んで現れた存在。そのため、ザサラメール自身であるとは言えない。
性能はナイトメアをベースにしつつも、空中からの破壊光線や広範囲にわたる攻撃など、あらゆる点でパワーアップしており強力無比となっている。また、リングアウトが通用しないため、あくまでプレイヤーの実力で倒す必要がある。
Revenant
凄腕の暗殺者であり、かつてザサラメールを殺害したことがある。老いで衰えたところで、転生して復活したザサラメールによって殺害され、彼に魔術で操られる存在となった。名前は「死から戻ってきた者」の意味。(4)でも、ストーリーモードでザサラメールの配下として登場しており、こちらではセルバンテスのモーションで戦う。
死んだ状態であるため骨の姿となっており、ゲーム中では人形と間違われる。生前は、若い頃から暗殺で生計を立てていたため、自分にも他人にも依頼者にも厳しい態度を取ってきた。本名を誰にも教えないなど、他人を全く信用しておらず、特定の人物の配下に付くことも避けてきた。
Greed
吉光率いる義賊集団「卍党」と対立し、世界中で暗躍している盗賊団の構成員の一人。通り名は「強欲」を意味する。マイザーとは手柄を競い合うライバル同士の関係。金品よりも殺戮を楽しむことを目的としている。
ストーリーモードでは女性キャラクター使用時に戦いを挑んでくることがあり、彼に敗北するとそれまでのステージで獲得したゴールドを全て奪われる。
(6)では彼本人は登場しないが『MISSION:Libra of Soul』のサブイベントでマイザーが登場する際、他の同行者からグリードも名前を呼ばれ、マイザー達と行動を共にしているとうかがえる描写がある。
Miser
吉光率いる義賊集団「卍党」と対立し、世界中で暗躍している盗賊団の構成員の一人。通り名は「守銭奴」を意味する。グリードとは手柄を競い合うライバル同士の関係。グリードと共にケフェウス堂の倉庫にある品を狙っている。
ストーリーモードでは男性キャラクター使用時に戦いを挑んでくることがあり、彼女に敗北するとそれまでのステージで獲得したゴールドを全て奪われる。
(6)では『MISSION:Libra of Soul』のサブイベントでCPUキャラとして登場し、プレイヤーキャラと戦う事になる。彼女の素体や音声、装備パーツ等は、全てクリエイションモードで使用可能な物の中から構成されているので、プレイヤーがクリエイションモードで再現する事も可能。
Valeria
ケフェウスが経営する道具屋の店員。
ファリン [Hualin]
ケフェウスが経営する武器屋の店員。
多くの技において、普通にボタンを押すと素早く素手で攻撃し、ホールド入力をするとリーチの長い棒で攻撃する特性を持つ。
Lynette
ケフェウスが経営する防具屋の店員。
使用する流派は、見せ技ならぬ見せ流派といえるもので、キャラクタークリエイションと組み合わせて楽しむなど格闘以外での用途も広い。格闘用途として見た場合、そこそこ高性能だが、無駄な動きの多さから相手に隙をさらし易い。
Abelia Schillfelt
「ロストクロニクルズ」の登場人物の一人。
幼い頃から英才教育を受けたことと生まれ持った才能によって有力な士官となる。実力があるため人望もある。グランダール帝国軍士官学校に通っており、主人公と同期である。
既定路線を歩み挫折をしたことがなく、柔軟な思考ができず独善的な思考にとらわれている。
Luna
「ロストクロニクルズ」の登場人物の一人。
生まれてすぐ母親と引き離されダルキアの尖兵として育てられる。特殊部隊「クレスサーペンド」のリーダー。
家族を知らず剣技だけを叩き込まれたため、感情の起伏が激しい。自分より強いものを認めたがらない。
Girardot Argezas
「ロストクロニクルズ」の登場人物の一人。
グランダール軍所属の叩き上げ将軍。士官学校の教官を務める。
かつては勝利のために手段を選ばなかったが、教官となってからは考えを改める。
かなり長いリーチを持ち、相手を押し込む技が豊富である。特徴的な技が多く、「バトルアリーナ」などで重宝する。
Chester
「ロストクロニクルズ」の登場人物の一人。
グランダール、ダルキア、ハルティースを翻弄する男。
特に目的を持たず戦争を楽しむ、理知的で狡猾な人物。
Demuth Beel Zebus Halteese
「ロストクロニクルズ」の登場人物の一人。
ハルティース王国の第三王子であったが、チェスターにそそのかされてマレッタ王国を建国した。
Aurelia Dichalha Dolce Dalkia
「ロストクロニクルズ」の登場人物の一人。
大陸の掌握を目論むダルキア公国公王。
王族らしく誇り高いが、裏は非常に傲慢かつ強欲。
Strife Astlar Grandall
「ロストクロニクルズ」の登場人物の一人。
僅か10歳で帝位に就いたグランダール帝国皇帝。
裏切りと謀略の中で極度の人間不信に陥っている。
Amy
孤児として貧民街で暮らしていたが、逃亡中のラファエルを助けたことをきっかけに彼の養子となる。自分のために奔走するラファエルのために剣を取る。プレイヤーキャラクターとして使用できるのは(3)からだが、ラファエルのストーリーに名前だけ登場する他、(2)のオープニングムービーでも彼女らしき少女が登場している。(3)ではボーナスキャラクターだったためにストーリーがなかったが、(4)においてついにデフォルトキャラクターとして昇格した。
戦乱の中を生きてきたため、たくましい一方で、将来への希望を失い目標を持てずに流されるままにいる。警戒心が強く、心を閉ざしており、ラファエルに対しても最初に助けたのは気まぐれに過ぎなかった。しかし、ラファエルに対しては次第に心を開いていき、ラファエルの存在に安息を感じるようにまでなっている。彼女も愛を受けられずに育ったため、感情表現は下手で冷めた言動が多い。なお、養父のラファエルと同じく左利き。
義父ラファエル譲りであるが似て異なる剣術を使う。リーチが短く攻撃力も低いものの、縦横バランス良く揃った技と、小柄な体型を活かした移動技や踏み込んで切る技を駆使して手数で押し切るキャラクターである。相手の技を弾いて反撃に繋ぐ技も多く持つほか、かつてのラファエルが持っていた技の一部を継承している。元々、(3PS2)のボーナス流派から始まり、この時点でラファエルとの差別化は進んでいたが、(3AC)(4)と流派の完成度を上げていった経緯がある。(3PS2)(3AC)では極端に低い攻撃力で苦戦しやすかったが(4)では豊富な連続技と万能な技の性能により有利に戦いやすい。
Lloyd Irving
『テイルズ オブ シンフォニア』のロイドがゲスト出演したもの。(L)がWiiで発売されるにあたって、同じ任天堂ハードウェアのユーザーを意識して、GC用ソフトである『テイルズ オブ シンフォニア』からのゲスト選出となった。
エクスフィアを回収する旅の途中、ソウルエッジとソウルキャリバーの噂を耳にし、その二本の剣をエクスフィアの一種だと考え、それらを回収するために戦う。
攻撃範囲が前方にやや集中しているが、総合的な能力バランスがよく、武器が双剣のため手数も多い。また、「魔神剣」や「瞬迅剣」など、原作での技を駆使して戦う。
Iska Farkas
ハンガリー王国の首都ブダ。 悠然と流れるドナウ川のほとりに輝く真珠のような都で、その姉弟は暮らしていた。畑を耕し、麦を育て、パンを焼く。漠然とした不満はあるもの平凡で幸福な毎日。 一言で言ってしまえば、そんな日々であった。しかし、突然、平和な日々は終わりを告げる。 バルバロスのハンガリー侵攻、それが全ての始まりだった。 ドナウ川のほとりモハーチでの大敗、それはハンガリー王国の滅亡を意味していた。バルバロスに率いられ、ブダになだれ込むイヴィル兵。その姉弟はイヴィルたちが破壊の限りを尽くす街中を逃げ惑った。しかしついに、そのときは来た。巨大なイヴィルが、二人の前に立ちはだかったのだ。イヴィルがその鋭いツメを振り上げたそのとき、姉イロナは身をていして弟を庇い、逃がした。その弟、少年は逃げた。人々悲鳴がこだまする街中を姉の遺骸を残して。丘を下り、ようやく街を抜けたあたりで少年は振り向いた。はるか後方で、街が燃えていた。ブダの丘の向こうに沈んでいく真っ赤な夕日が少年の目に焼きつく。 そして少年はイスカ・ファルカスと名を変え、放浪の旅に出たのである。途中、人造人間(ホムンクルス)を造りだそうと研究を進める、パラケルススと名乗る錬金術師と出会う。パラケルススに弟子入りしたイスカは、錬金術の研究に明け暮れるが、ある日、パラケルススの前から忽然と姿を消す。その1年後、イスカは神聖ローマ帝国皇帝、通称仮面の皇帝の道化となって宮中に出入りするようになっていた。
戦上手で名高い神聖ローマ帝国皇帝。スペインでの反乱軍鎮圧、パドヴァでの対フランス王国戦勝利……。 飛ぶ鳥を落とす勢いで勝利を積み重ねるその姿は、世界帝国皇帝の名に恥じぬものであった。また頻繁に民衆の中に姿を現す気さくな皇帝としても知られていた。稀代の名君、まさにそのとおりの皇帝であったのだ。しかしどれだけ勝利を積み重ねても、平和は訪れない。勝利の先にあるものは更なる戦乱のみであった。度重なる戦乱に思い悩む皇帝は、魔剣ソウルエッジと、その対極をなす霊剣ソウルキャリバーの伝説の研究にのめりこんで行った。それから数年、オスマン帝国スルタンの座を簒奪(さんだつ)したバルバロスという男が、西方へと軍を進めて来た。またたく間にハンガリー王国を滅ぼしたバルバロスは神聖ローマ帝国へとその矛先を向けてきたのである。皇帝が鉄の仮面を着用するようになったのは、ちょうどその頃からである。そしてだんだんと臣下を寄せ付けぬようになっていった。その様子を、人々は有能な絶対権力者が陥りがちな孤独ゆえと考え、次第に皇帝の傍から離れていった。そんなおり、スペインのグラナダ近郊で、後にイヴィルスパームと呼ばれるようになる光の柱が出現した。ただちに探索隊を組織させ、その光の柱を調べさせた皇帝。探索隊が光の柱の中心から見つけ出したのは伝説の魔剣ソウルエッジと思しき剣を携えたジークフリートという少年であった。
Barbaros
戦火に追われ、物乞いをしてすごした少年時代、彼は人々に蔑まれることになんの疑問も抱かなかった。生まれたときからそうであったし、まわりもそういう人間ばかりだったからだ。しかし商船の漕手としてオスマン帝国首都イスタンブールを始めて訪れた時、彼の人生は一変する。金角湾に面する丘の上に建つトプカピ宮殿は彼の目に何よりも美しく映った。世界の半分を占めるオスマン帝国。その頂点に君臨するスルタン(皇帝)の居城。なぜこんなにも違うのだろう、あの壮麗な宮殿に住まうスルタンと、商船の漕手にすぎないこの自分は……。以来バルバロスの脳裏から燦然と輝くトプカピ宮殿の姿が消えることは無かった。そしてある日、バルバロスは乗り込んでいた商船から脱走したのである。光り輝くあの宮殿を追い求めるために。 盗賊団レオーネ・ドーロに身を投じたバルバロスは瞬く間に頭角を現していく。彼が第15代団長にまで上り詰めるまでにそう長くはかからなかった。 そして運命の日。バルバロスは明国のとある軍人の邸宅へと盗みに入った。そこで彼は古びた剣を発見する。その古びた剣こそ、霊剣ソウルキャリバーであったのだ。絶対の力、ソウルキャリバーの力を手にしたバルバロスは心に深く刻まれたあの壮麗な光景、トプカピ宮殿を目指す。ついに、彼の夢が実現するときがきたのだ。ソウルキャリバーの力を使い、バルバロスは瞬く間にトプカピ宮殿を攻略、オスマン帝国の帝位を簒奪(さんだつ)する、そしてその余勢を駆り、世界の残り半分、神聖ローマ帝国攻略へと乗り出していったのである。モハーチの戦でハンガリー王国を滅ぼし、同年、サファヴィー朝ペルシャを征服。そしてついに、ソウルキャリバーの力で巨大化したバルバロスとその軍勢は神聖ローマ帝国のウィーンを包囲した。
Fax
あるところでは「ドラゴン」、またあるところでは「竜」、あるいは「ナーガ」と呼ばれる伝説上の怪物。元をたどれば、その起源は一匹の生物であるという。その生物に関してこんな逸話がある。当時、その生物は「ファフナー」と呼ばれ、フィン族の住むはるか北方の地に生息していた。人を喰らい、田畑を荒らすファフナーに苦悩したフィン族は神オーディンに与えられた剣を持つという「ジグルズ」という戦士に討伐を依頼する。しかしジグルズの神剣グラムは、オーディン自らの手によって砕かれてしまっていた。彼はファフナーを倒すために、鍛冶屋であった友人のレギンに、砕かれてしまった愛剣を鍛えなおしてくれと依頼する。けれども、特殊な素材で作られたグラムを鍛えなおすことは、人であるレギンにはどうしてもできなかった。ある夜、絶望にくれレギンは悩んだ。親友であるジグルズが巨大な化物に立ち向かおうとしている。なのに自分はなにもできないのか?と。翌朝、ただそこには完璧に鍛えなおされたグラムのみが残されていた。ジグルズは鍛えなおされたその剣でファフナーを倒した。後に友の死を悼んだジグルズは、剣の名を友への鎮魂歌、「レクイエム」と改めた。そしてファフナーを屠ったその場所に、深くレクイエムを封印したという。
Amon
エジプト古王国時代のことである。トゥトアンクアメンと呼ばれるファラオがいた。若くして崩御し、神殿の奥深くに葬られたファラオは、伝統的な神であるアモン=ラーの信仰を復活させた功績を讃えられ、後世の人々からアモンと呼ばれた。16世紀、静かな眠りについていたアモンを呼び起こす事件が起こる。大海賊セルバンテスの手にあった魔剣ソウルエッジが、ギリシアの戦士ソフィーティアによって破壊され、その破片がめぐりめぐってこのアモンの大神殿の奥底へと収められたのである。アモンの大神殿のあった地域をイヴィルと呼ばれる魔物たちが脅かすようになったのはちょうどその頃のことである。アモンの死にはこんな逸話がある。アモンの権威が絶頂にあったときのことである。王妃アンケセナーメンが病に倒れ、国中から集めた名医の力をもってしても救うことはできなかった。最愛の人を失った若きファラオは悟ったのである、世界でもっとも力があると考えていた自分でさえもまだまだ無力な存在でしかないことを。そして求めた、神話に伝えられている絶対の力を持つという魔剣を。魔剣の研究に没頭し、日に日に衰弱していったアモンは、ついに帰らぬ人となったという。突如として現れたイヴィルと、アモンの関係。そして、アモンの死に関する逸話の間にどんな関係があるのかは未だ定かではない……。
Geki・Maki
タキが生まれ育った封魔の里を根拠地として、代々歴史の裏舞台を演出し続けてきたのが封魔一族である。一般に「忍者」と呼ばれる彼らの起源は古く、大国「隋」に使節を送ったとされる飛鳥時代の摂政が「志能便(しのび)」と呼ばれる諜報機関を作り、朝廷内の情報を収集していたのが起源といわれている。歴史における彼らのもっぱらの役割は、表舞台で活躍する権力者のかわりに暗殺や諜報をうけおう、闇の仕事人であった。しかしトキという野心家が首領となってから封魔一族は次第に歴史の表舞台へと姿を現してくる。トキは封魔一族の3つの組織「冶部(いのべ)」「封部(ふうじべ)」「裏部(うらべ)」に加え、己の直轄集団「尉部(やすのべ)」を組織し、戦国大名たちの争いへ、積極的な介入に乗り出したのである。そんな中、魔剣ソウルエッジの行方を追って大陸に渡っていた同じ封魔一族のタキが、大海賊セルバンテスを討ち果たし、ソウルエッジの破片を持って帰国したことを知ったトキは、己の腹心である「尉部(やすのべ)」の長、ゲキとマキにタキからソウルエッジの破片を奪うよう命令する。ゲキとマキは、滅鬼丸にソウルエッジの破片を打ち込んで疲弊しきっていたタキから、ソウルエッジの破片を滅鬼丸ごと奪うことに成功する。しかし、ゲキとマキはソウルエッジの破片の力に支配され、異形の怪物、「守護者」へと姿を変えてしまうのであった。ゲキとマキに率いられていた忍者たちも同様にイヴィル化し、圧倒的な力で大名たちの領地を侵略していったのである。
Hilde
本名: ヒルデガルド・フォン・クローネ [Hildegard von Krone]
イヴィル化して幽閉されている父でもある国王に代わって軍を指揮を執っているヨーロッパの小国「ヴォルフクローネ王国」の王女。イヴィル化から解放する鍵がソウルキャリバーであると知り、その持ち主であるジークフリートとの接触を試みようとしている。その後の物語となる(5)ではジークフリート率いる傭兵団『シュヴァルツヴィント』に同行しており、ソウルキャリバーの次なる所有者を求めている。
王女に相応しい高貴な振る舞いと勇敢さを兼ね備えており、王国の復興のため民を率いるカリスマ性の持ち主。王国の滅亡を招いたナイトメア、及びイヴィルに対しては憎しみの念を抱いている。
小剣と長槍を駆使して戦うキャラクター。縦斬りボタンで槍、横斬りボタンで小剣を用いて攻撃する。ボタンを押し続ければ押し続けた時間に応じて攻撃力が上がるのが最大の特徴である。(4)ではゲームそのものの特性もあって、リングアウト勝ちに持ち込む能力が極端に高い。(5)では性能が調整され、(4)のように容易にリングアウトさせるような技は無くなっている。
Algol
古の時代、強靭な精神力でソウルエッジを制御し、その力で乱世を平定した英雄王。ソウルキャリバーを作り出した張本人でもある。永き眠りから醒め、二振りの剣を掌中に収めるべく16世紀の時代に降臨する。
古代の王でありプライドが高く、絶対的な力を信奉し己の欲するものは必ず手に入れるのが信条。しかし冷酷な暴君というわけではなく、野望のために犠牲となった者のことも決して忘れない器量の大きさも併せ持っており、王としての風格と威厳を兼ね備えている。
手から飛び道具を放つ、高く飛び上がって強襲する、相手の背後にワープする、など2D格闘ゲームによく見られるような技を多く持つ。また、体の一部を一瞬で刃状に変化させて攻撃するなど、独特な技も併せ持つ。
Darth Vader
『スター・ウォーズ』シリーズのダース・ベイダーがゲスト出演したもの。
あるとき宇宙の深奥から発現したフォースの乱れをいち早く感じ取ったことにより、宇宙に穴を空けようとする別次元の存在を知り、異なる銀河系の力であるソウルキャリバーとソウルエッジを手に入れようと目論む。
ヨーダとアプレンティス同様にフォースゲージが設定されており、一部の技にこのゲージによる使用制限がかかる。
PlayStation 3版では初めから使用可能。Xbox 360版では2008年10月23日から全世界同時に開始されたダウンロードコンテンツを購入することで使用が可能(Xbox Live Marketplaceにて、400マイクロソフトポイント)。
Yoda
『スター・ウォーズ』シリーズのヨーダがゲスト出演したもの。
銀河帝国によるジェダイ抹殺を逃れ辺境の惑星に隠遁していたが、あるとき大きなフォースの乱れを察知し、シスの暗黒卿ダース・ベイダーがその渦に飛び込んでいったことを感じる。ヨーダは歪んだフォースを正すためにオストラインスブルクを訪れる。
他キャラクターに比べて極めて身長が低いため、すべての投げ技を無効化してしまう能力を持っている。また、ダース・ベイダーとアプレンティス同様フォースゲージが設定されており、一部の技にこのゲージによる使用制限がかかる。
Xbox 360版では初めから使用可能。PlayStation 3版では2008年10月23日から全世界同時に開始されたダウンロードコンテンツを購入することで使用可能(PLAYSTATION Networkにて、日本では600円)。
The Apprentice
『スター・ウォーズ』シリーズのアプレンティスがゲスト出演したもの。本名はギャレン・マレック [Galen Marek]、あだ名はスターキラー。
ダース・ベイダーの秘密の弟子。銀河で観測された強力なフォースの乱れを調査し、あわよくばその力を手に入れるためにベイダーによって派遣された。
本作(4)の後に発売されたゲーム『スター・ウォーズ フォース アンリーシュド』の主人公。その告知の一環として登場し、本作のイベントシアターに予告編が収録されている。
武器であるライトセーバー自体のリーチもそれなりに長いうえ、相手を投げ飛ばして距離を取るほか、遠距離用の電撃を放つ「フォースライトニング」や全方位に対して効果を発揮する「リパルス」など使い勝手のよい技を多く持つ。空中技も比較的入力が簡単で、万能かつ攻撃力もある程度高いという使いやすいキャラクターとなっている。ダース・ベイダーとヨーダ同様フォースゲージが設定されており、一部の技にこのゲージによる使用制限がかかる。
Scheherazade
森の奥に住む非常に長寿な一族の出身であり、語り部として外界に出るが、そこで「禁忌の恋」を経験する。罰として長い間を樹の牢獄で過ごした後、恋物語の結末を見届けるため、再び旅立つ。
イラストでは大人っぽいイメージが漂うが、実際は若干子供っぽく高飛車である。
エイミのものと同等の流派を使用する。エイミと比べて若干体格が大柄であり、武器が長いためリーチに優れる。
Angol Fear
キャラクターデザインを担当した吉崎の代表作である『ケロロ軍曹』の登場人物・アンゴル=モアのいとこにあたる。同作品17巻限定版の裏表紙および19巻では本編にも登場している。
大宇宙意思の下制裁を執行する断罪の司。霊剣と邪剣が永遠に戦い続ける地球を、500年後に滅ぼすのに相応しい場所か確かめるために降り立つ。
ソン・ミナのものと同等の流派を使用する。
しゅら [Shura]
人斬りが昂じ、物の怪まで斬るに至った女剣士。ある日、自らの斬った鬼の怨霊に「憑かれて」しまうが、怨霊は黄泉返る為に強い躯を求め、修羅自身は斬り甲斐のある相手を求めて共にさすらうようになる。
人斬りを生業としているだけあり、性格は残忍かつ好戦的。また、「修羅」という名前は自身の凄絶な生き方に因んでつけられた異名であり、本名は不明。
セルバンテスのものと同等の流派を使用する。武器の関係上、セルバンテスと比べるとリーチの長い技が多い。
Ashlotte Maedel
邪教集団「フィグル・セステムス」残党の神官2人に、裏切り者のアスタロスを抹殺すべく生み出された、処刑執行人形。
アスタロスのものと同等の流派を使用する。
かみきりむし [Kamikirimusi]
平安時代陰陽師に封印された鬼族の少女。600年間律儀に謹慎し続け、久しぶりに自由を得る。西方に感じる魔の力を頼りに仲間を捜し求める。
ナイトメアのものと同等の流派を使用する。
Lord Geo Dampierre
ヨーロッパを股にかける謎の詐欺師。ナイトメア事件のどさくさにまぎれて大儲けしようと目論み、ヒルダに接近する。
腕に仕込んだナイフを使う。詐欺師らしく大袈裟な演技をする構えがあり、全体的に技のリーチが短い。
(5)では初回封入特典のダウンロードコードを用いて、PLAYSTATION NetworkおよびXbox Live Marketplaceにてダウンロードすることで使用可能。後日、追加ダウンロードコンテンツとして販売されていた。(2023年6月19日に配信終了。)
Kratos
『ゴッド・オブ・ウォー』からのゲストキャラクター。
邪教集団「フィグル・セステムス」の残党の男が復讐の為に禁断の術を使って現世に呼び出された軍神。元の時代に戻るため行動する。
Patroklos Alexander、Πάτροκλος Αλέξανδρος
ソフィーティアの息子で、(5)における主人公の一人。父・ロティオンに育てられ、彼の残した武具を手に母を殺し家族の運命を狂わせたイヴィルを一掃するべく戦いを続ける青年。
母を死に追いやったイヴィルを憎んでいる。危うい正義感と自尊心を持ち、自らが悪と断じた者は容赦なく抹殺することを厭わない。苦しい生活の中で母親の冒険譚を夜な夜な聞かされたことで母親を神格化しており、祖母からも甘やかされていた。
母の面影を残す剣技を用いる。
Pyrrha Alexandra、Πύρρα Αλεξανδρα
(5)におけるもう一人の主人公。ソフィーティアの娘でパトロクロスの姉だが幼少の頃にティラに誘拐され、その策略により関わった人が非業の死に見舞われたため、「不幸を呼ぶ娘」として忌み嫌われている。ソウルエッジの欠片を体内に宿し、またイヴィルの要素を孕んでおり、次なるソウルエッジの宿主としてティラに目をつけられることとなった。
非常に気弱な性格で、常に他者の顔色をうかがっている。争いに対しては消極的だが、母の形見である武具に施された"神の加護"に振り回されるように戦う。
Z.W.E.I.
本名: 不明
E.I.N.を操る特殊能力を持つ謎の青年で、「人狼」と呼ばれている。自分とヴィオラを受け入れてくれたジークフリートの依頼で霊剣の継承者を探す。
二人の正反対の師から教わった剣術を独自にアレンジし、剣に備わった複数の柄を持ち替えながら不規則な軌道で剣を繰り出す。ぶっきらぼうな言動をしているが義理には篤い。E.I.N.は殺されそうになったときに本能的に呼び出した。
本人の持つ片手剣と、幻体"E.I.N."による時間差追撃を駆使して戦うテクニカルキャラクター。また、ヴォルドやアスタロスに続き、背後投げを投げ抜け可能。
ナツ [Natsu]
封魔衆の一員で、長である千恵の養女でタキの弟子。レイシャの護衛を兼ねて行方不明の師を探す旅に出る。
生まれてまもなくアラハバキに憑依されたため、タキによりこれへの厳重な封印を施されている。里では偏見に晒されたため奔放な性格で掟を破りまくっているが、師に対してだけは素直な一面を見せる。
Viola
本名: 覚えていないが、ヴィオラと呼ばれている
あまりに的確すぎる占いをするため迫害されていたが、ツヴァイに似た感情を抱き、行動を共にしている。過去の記憶を失っている。
記憶がないのと浮世離れした雰囲気のため、空気を読むのが下手で嘘を吐けない。
設置型。オーブを操り、高火力空中コンボを叩き込む。
イェン・レイシャ [Yan Leixia]
良家の娘として育つが冒険譚に憧れて剣術を学ぶ。弟から貰った首飾りがきっかけで家を飛び出す。
母に似て明るく活発。首飾りの詳細については知らない。
技や戦闘スタイルは(4)までのシャンファに近く、同じ感覚で扱うことができる。
Xiba
滅法棍を継承するためにマキシ、ナツ、レイシャと旅に出る。
良くも悪くも純粋で大食漢。あまり深く物事を考えない。
技や戦闘スタイルは(4)までのキリクに近く、同じ感覚で扱うことができる。
α Patroklos、α Πάτροκλος
イヴィル化した姉・ピュラを救うべく霊剣ソウルキャリバーの新たな使い手として覚醒したパトロクロスの姿。かつて出会った雪華から教わった抜刀術を使いこなす。
当初に比べると高慢さは鳴りを潜めており、正義感の強い実直な青年に変化している。
全キャラクター中もっとも難解なコマンドを使いこなすことを常に強いられる、上級者向けキャラクター。その代わり、使いこなせれば全キャラクター中最強になれるポテンシャルを秘めている。
Pyrrha Ω、Πύρρα Ω
邪剣ソウルエッジの新たな宿主と化したピュラの姿。イヴィル化が大きく進行し、右腕が異形化している。
イヴィル化の影響で凶暴な性格に変貌を遂げており、これまで自分を虐げてきた全ての人間に対する憎悪は深まっている。
無印ピュラに比べて、攻撃力と突進力が向上しているが、そのかわりガードされた後の隙も大きくなり、崩しもやりづらくなった。少し難解なステップコマンドを使いこなせなければ真のポテンシャルは発揮できないが、攻撃を押し付けて勝つというシンプルなスタイルがやりやすいキャラクターになっている。
Elysium、Ηλύσιον
霊剣ソウルキャリバーの意識体。ソフィーティアに酷似した女神のような姿をとっている。
女性キャラクターの流派をランダムで使い分けるが、クリティカルエッジのみは流派に関わらず専用の技を使用する。
Ezio Auditore da Firenze
『アサシン クリード ブラザーフッド』のエツィオ・アウディトーレ・ダ・フィレンツェがゲスト出演したもの。
歴史学者ショーン・ヘイスティングスによると、エツィオの時系列に不可解な現象が起きている。アムニスからはわずかな記録しか確認できないが、1506年にエツィオが宿敵チェーザレ・ボルジアとの決戦に赴く際、エツィオがナバラの海岸で謎の<秘宝>を見つけたとある。この<秘宝>はカタリナ女王の廃位を企むテンプル騎士団が所有していたものであり、エツィオが夜 陰にまぎれてテンプル騎士団の船に忍び込み、敵を倒し、船に火をつけた。その際に<秘宝>の入った宝箱を見つけ、安全な場所へ持ち込んだ。そして、エツィオが宝箱のふたを開けた――。その瞬間からアムニスの情報は極めて不可解な状態となっている。「まるで地震測定器の記録みたいな状態だ。DNAと地震の関係は不明だがね。」と、その時の状況をショーンは語っている。驚くべき事に、直後時系列は16世紀の終わりに飛んでおり、信じられないことにエツィオが多数の武芸者と戦っている映像が映ったのである。すぐに時系列は1507年に戻っており、エツィオが船でナバラへ出港している記録がアムニスにはっきりと示されている。真実は謎に包まれたままである……。
Groh
ソウルエッジ及び眷属を抹消する活動を行う組織「アヴァル機関」に属する戦闘員。円卓の騎士ランスロットが所持していたアロンダイトのレプリカを用いて戦うが、人物像含めてその多くが謎に包まれており、唯一判明しているのは「奥の手」を持っていることだけである。
常に冷静な表情を崩すことはないがアズウェルに対してのみ怒りを露わにすることも。
Azwel
全ての人類に狂気的な愛を向ける人類学者。驚異的な知性であらゆる分野の学を修めた末に、人類全体を救済するべく強大なイヴィルスパームを人為的に発生させ、一段階上の領域へ進化させる計画を立案している。
Geralt
『ウィッチャー3 ワイルドハント』のゲラルトがゲスト出演したもの。
ウィッチャーとは特異な能力を持ち、怪物を始めとした人ならざるモノを狩る異能の戦士である。熟練のウィッチャー、ゲラルトはある日、「悪魔召喚」の嫌疑をかけられた女魔術師の調査を請け負う。疑惑の真偽を確かめ、必要であれば召喚されているであろう悪魔、そして彼女を始末する、というものだ。沼地にある砦跡に女魔術師を訪ねたゲラルトだが、彼女の癇癪から異世界への<門>を開く魔術に巻き込まれてしまう。ゲラルトがたどり着いた異世界、それは女魔術師が探り当てたという<力>、すなわちソウルエッジの存在する世界であった。
YoRHa No.2 Type B
『ニーア オートマタ』の2Bがゲスト出演したもの。
どことなく奇妙な任務だった。 転送先、秘匿事項。任務期限、無期限。任務内容、現地通達。転送された先は、これまで探索してきた場所とは異なるようだった。検索可能な語彙から該当するものをピックアップするとすれば、「古城」。長期間にわたって遺棄されたままの構造物だ。排除すべき機械生命体の反応はない。「バンカーより任務の通達」 随行支援ユニットの無機質な声が2Bの音声センサーに飛び込んでくる。「敵性存在『ソウルエッジ』の破壊命令を受諾」敵性存在? 機械生命体ではないのか。 いずれにせよ――それが任務であれば、遂行されなくてはならない。「推奨:敵性存在の探索」チリ、と首部位のあたりに疼痛にも似た感覚が走る。センサー類のどこかに軽微な不具合が生じているらしい。アンドロイドにも「不吉な予感」というものがあるとすれば、2Bはまさにそれを感じていた。
Haohmaru
"強き魂を持つ者よ、お前のその稀有な魂が必要だ……" 脳裏で謎の声を聞いた瞬間、覇王丸は生まれるより二百年ほど前――豊臣政権の時代――に飛ばされてしまった。旅を続け、様々な相手と幾度も刃を重ねるうちに、やがて覇王丸は、最強の剣と噂されるソウルエッジのことを知る。"ソウルエッジを握るのは、お前の生きた時代には存在せぬこの世最強の剣士。だが、お前ならば存分に切り結ぶことも可能だろう……"。 再びあの声が脳裏に響く。「勝手言いやがって。手前みたいな得体の知れん存在に利用されるなんざまっぴらだ!」即座に吐き捨てた覇王丸であったが、その一方で、この動乱の時代において最強と言われる剣士との死合を想うと、己の血が騒ぐのを抑えることはできなかった……!
Rothion
ソフィーティアの夫。彼女との間に二児を儲ける。ギリシャで鍛冶屋を営んでいる。ソフィーティアのよき理解者であり、突然旅に出る決心をした彼女に武具を用意する。また、義妹であるカサンドラが勝手に持ち出した武具を壊してしまった際も、すぐに新しい武具を用意あげたりと、彼女達姉妹の戦いを影からサポートする。(5)では最後の力を振り絞り、パトロクロスのための武具を作り出した。
Vercci
ヴォルドの主であった豪商。強引な経営手腕で破滅に追いやった者も多く、「死の商人」と恐れられていた。他界して久しいが、ヴォルドはいまだに彼への忠誠を貫いており、生前ベルチーが溜め込んだ財宝が隠されている秘倉マネーピットの番人をしている。ヴォルドは、ある日突然聞こえてきた亡きベルチーの声に従いソウルエッジ探索に出るが、それは本当にベルチー本人(あるいはベルチーの霊魂)の声なのか、はたまたヴォルドの幻聴なのかは不明である。また(エッジ)と(1)のヴォルドのエンディングでは、ベルチーの姿を見ることができたが、(3)以降は声のみの登場。
Frederick Schtauffen
ジークフリートの父親。帝国周辺に本拠を置く三男の一人であった。ある晩。フレデリックは娼婦マーガレットと知り合い、一夜限りの契りを交わす。そのときは心身を癒すためだけの関係であったが、彼女が我が子を生んだと知らされたとき、自分は彼女を愛していたことを悟る。フレデリックは息子を抱き上げると万感の思いを込め「ジークフリート」と名付ける。それから数年、皇帝に召喚され他国遠征へと旅立つ。あるとき仲間と共に遠征先から帰還するが、ジーク率いる盗賊団に襲われ正体を気付かれぬまま殺害される(なお、ジークは斬首した首を月光に掲げたときにフレデリックであることに気づいた)。(1)のナイトメアのエンディングに登場し、ジークに己の行動を省みさせるために再び自身を剣で貫かせる。(4)では本物かどうかは不明だが、ジークの対戦相手として登場し、ジークを惑わせる。
ジークフリートのものと同等の流派を使用する。
チャイ・シャンレン [Chai Xianglian]
キリクと同じく、臨勝寺で修行をしていた女性。キリクとは姉弟同然の間柄であったが、イヴィルスパームによって暴走したキリクを止めるため命を落とす。キリクの滅法棍、シャンファの護法剣(ソウルキャリバー)と並ぶ三宝の一つである、末法鏡という品を携えており、キリクが首から提げている青い欠片はその鏡の破片である。実はシャンファの姉にあたるが、キリク、シャンファ共にそのことは知らない。(4)のキリクのストーリーモードにおいてザサラメールの策略により、彼女らしき剣士と闘うことになる。
トキ [Toki]
かつてタキの所属していた封魔忍軍の首領で、タキの師であり、育ての親ともいえる人物。タキの持ち帰ってきたソウルエッジの破片に魅入られてしまい、封魔忍軍を使い、世界中のソウルエッジの破片を集め、また抜け忍となったタキの抹殺を目論むが、(3)においてタキと直接対決し、遂に敗れる。またソウルエッジでの李龍の恋人、千恵を襲った犯人でもあることが(エッジAC)サウンドトラックの相関図で書かれている。
Bangoo
ロックの養子。部族抗争で村が壊滅し、孤児になっていたところをロックに拾われる。最初のうちはロックに対して怯えて口を聞けなかったが、次第に心を開くようになる。以降はロックと普通に暮らしていたが、あるときロックの魂を欲したクンペトクーにロックを誘き出すためさらわれてしまう。しかし何とかロックに無事に救出され、その後は北欧の地に居を構え、地元の猟師や漁師達と時折交流しながら生活を続ける。それから月日が経ち独り立ちすることを決め、成人の儀として以前成し遂げられなかった「ひとりでの海越え」をすることを選ぶ。(1)のロックのエンディングではバングーが少年から青年へと成長した姿を見ることができ、ロックが使用していた斧を所持している。
チエ [Chie]
李龍の妻。放浪の剣士に瀕死の重傷の怪我を負わされ父・八兵衛は亡くなったが、李が旅立った後に息を吹き返す。通りかかった村で蘇生し、数ヵ月後子供を出産する。しかし父親のことに関して悪い噂が流れ、幼い子供と共に村を後にし消息を絶つ。以降は子供と共に李の帰りを待ち続けている。タキとは幼馴染。
Tanegashima
氏名不明。(エッジ)の御剣のエンディングに登場する男で、御剣に種子島と自分の刀のどちらが強いか勝負を挑まれる。
Kunpaetku
アスタロスを造り上げた邪教集団フィグル・セステムスの大神官。アスタロスやリザードマン達を造り出すほどの呪力を持っていたが、アスタロスの裏切りにより教団はほぼ壊滅。クンペトクーも、なんとかアスタロスからは逃れるものの 、直後にアスタロスを追ってきたマキシの手にかかる。
Cepheus
古今東西のありとあらゆる武具を扱う商店「ケフェウス堂」の店長を務める老人。(3PS2)でプレイヤーが買い物をすることになるショップのオーナーであり、ヴァレリア・ファリン・リネットの雇い主でもある。ゲーム中で姿を見せることはない。
クン・シュウチャン [Kong Xiuqiang]
元臨勝寺の修行僧。かつては滅法棍継承者の有力候補であったが、同じく臨勝寺で剣術を学んでいた女性、柴香菲(チャイ・シャンフェイ。シャンレンとシャンファの母)と恋に落ち、護法剣を盗んだため破門された。その後荒んだ生活をしていたが、あるときアイヴィーに敗れた直後のミナと出会い、彼女に棍法を教えた。(5)ではシバの親代わり兼師匠を務めている。
Curtis
アヴァル機関の戦闘員でグローの親友。人当たりのいい性格で気難しいグローを何とか馴染ませようと苦心している。
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