ニッポン放送番組一覧(ニッポンほうそうばんぐみいちらん)は、ラジオ放送局・ニッポン放送で現在放送されている主な番組と編成の解説である。
在京中波ラジオ局では最後発にあたり、他局よりも一層の番組開発に力を入れてきた面があり、1964年3月にオーディエンス・セグメンテーションを開発し、2018年4月時点でも民放ラジオ局の番組編成の基礎として採用されている。
タレントの番組起用については「売れている時、売れそうな時にしか使われない」としてすぐに切り替えられるため、「いい時だけのニッポン放送」と揶揄する言葉も存在する。聴取率向上のため、平日若しくは祝日の午後に「ニッポン放送ホリデースペシャル」と銘打ってレギュラー箱番組の長尺版や、実質的な次の編成に向けた「パイロット番組」として特別番組を編成する場合がある。その結果、ラテ兼営ではない民放キー局もしくはNHK出身の女性アナが平日の午後や夕方の帯で番組を担当するケースが多発している。
2006年4月1日からのフジ・メディア・ホールディングス最上位企業であるフジテレビジョンの完全子会社化以降、2005年から2012年まで同局とのダブルネーム番組を編成してきたが、2012年以降は編成されず、最後のダブルネーム番組「ザ・フジテレビラジオ」に出演していた同局元アナウンサーの福井謙二が同じ放送グループの文化放送のレギュラー番組に出演し、以後、文化放送とフジテレビアナウンサーがタッグを組んだ番組の編成が増えた。しかしニッポン放送でも2019年5月のナイタースペシャル枠にて、7年振りにフジテレビ女性アナウンサーが番組を務める単発枠が復活したほか、フジテレビの遠藤龍之介社長がゲスト出演した。
同局の番組編成情報や出役である局所属アナウンサーの人事情報について、新聞人事として資本系列グループであるサンケイスポーツの取材を通して発表するケースがある。
日曜深夜の放送休止枠にて、報道部制作の「報道ドキュメンタリー」などの単発特別番組を放送することが多々あり、その特番後に、メンテナンスタイムに入る場合に番組終了後のステブレCMを省略することもある。
NRNの他局からネットを受けるレギュラー番組は、2023年春改編時点では『心のともしび』(KBS京都制作)のみで、同業他局と比べると極めて少ない。
2014年3月31日4:59.45より、日中の「1242.com」時間帯において、「キンコーン」という効果音に続けて次番組の予告をするクロスプログラム手法を採用した。初期はワイドプログラムすべてにおいて適用していたが、2015年ごろからは減少し、2020年7月の改編以降平日昼から午後帯で正時で開始する番組が減ったことでステーションブレイクレスで番組が始まるケースが増えた。
ニッポン放送を始め在京各局では、放送対象地域内において、ビデオリサーチが1990年から、東京駅から35km圏内における居住者の聴取状況(個人聴取率)を偶数月(2月・4月・6月・8月・10月・12月)に調査している。調査期間は基本として第3週の7日間だが、2009年までの4月・6月・8月には2週間にわたって実施していたほか、五輪などの日程によっては前後することがある。
先述通り、積極的に番組制作を行い、いち早くセグメント編成・スポンサーとのタイアップ・番組連動のリスナー参加イベントの開催など、親近感のある放送局カラーとコンテンツを打ち出した結果、ビデオリサーチによる聴取率調査では、首都圏ラジオ局での聴取率首位を長年維持してきた。
しかし、平日午前に編成されていた『玉置宏の笑顔でこんにちは!』が1996年に終了、さらに1999年開始の深夜放送枠『LF+R』の失敗以後、行き場を失った「縦ライン」聴取者の取込み策を行う編成を実施して行った競合局であるTBSラジオに聴取率調査において2001年8月以降、後塵を敗する様になる。特に2001年(平成13年)10月期より調査対象が69才まで引き上げ、全サンプルを入れ替えて行われた新しい調査となって以降はそれが顕著となる。やがて80年代に開始し、長年看板番組となっていた『鶴光の噂のゴールデンアワー』『高嶋ひでたけのお早よう!中年探偵団』がそれぞれ終了。日中帯は『高田文夫のラジオビバリー昼ズ』や『テリー伊藤のってけラジオ』が気を吐いている程度で全体的に歯止めがかからず、2010年10月の調査で、J-WAVEに2位を奪われる結果が続き、その状態は2018年4月時点で100期連続して継続していた。午前中はひとまず『あなたとハッピー!』が安定的に数字をとるようになっていくなど、徐々に固定客をつかんでいくようになる。2018年12月以降TBSラジオはradikoでのサイマル配信開始を機に聴取者数を「ラジオ365データ」(実測値)としてリアルタイムで把握できるようになったこと理由に表向きの聴取率調査やいわゆる「スペシャルウィーク」を取りやめ。その一環で先だって2017年シーズンをもってプロ野球中継から撤退した。そのため、野球のリスナーは『ショウアップナイター』に流れるようになり、好調が続いている。深夜帯に関しても数年に一度パーソナリティの若返りを頻繁に行っている『オールナイトニッポン』が巻き返しを図っており、この流れが後続の『オールナイトニッポン0 (ZERO)』や『あさぼらけ』にも波及。2022年10月から全国31局ネットに拡大、この時間帯としては過去最大の放送局数になった。その後、デイタイムについても聴取率が上がり、2022年12月期には『飯田浩司のOK! Cozy up!』が5曜日平均首位となったことで深夜から早朝、午前中帯の「縦ライン」全体が首位となっている。
これらが功を奏してか、まず2020年9月の聴取率調査にて14年振りにTBSラジオ・J-WAVEと同率ではあるが聴取率首位を達成した。2023年12月には「12歳~69歳男女・週平均」「平日平均」「土曜日」「日曜日」でも首位を獲得。
その後も好調が続いており、同じく盛り返しを図るエフエム東京と首位を争っている。
これはNHKが行う「安否情報」と同一の趣旨で行われる特別編成。
東京や首都圏で震度5強以上の地震が発生し、大きな被害が起きた場合、通常編成の番組を返上し、災害特別番組へ移行する。アナウンサーと報道部デスク主導で放送され、『ラジオライフラインネットワーク』『首都圏学校安否情報』『首都圏お勤め先安否情報』を含めて情報を発信するもの(2011年9月1日「あなたとハッピー!」より)。
もともと1964年の新潟地震の際に新潟放送とNHKで放送された「尋ね人」という市民の安否情報が大変有効であったことを受け、特に昼間人口の多い有楽町にあることから周辺の勤務者の安否を組織的に集約して放送する「お勤め先安否情報」を1978年に開始。その後、災害時の留守宅家族の関心事は学校に行っている生徒・児童たちの方が高いということがわかったことから1981年に「学校安否情報」を開始したという経緯がある。
2019年からは『タクシー防災レポーター』『理容防災ネットワーク』も開始。さらに2020年(令和2年)10月28日には神奈川県と横浜エフエム放送・神奈川新聞・神奈川県内のコミュニティFM局で構成される「神奈川FMネットワーク」加盟各社、2021年(令和3年)3月10日には千葉県とベイエフエム、2022年(令和4年)10月19日には埼玉県とエフエムナックファイブとそれぞれ「災害時等における相互協力に関する協定」を締結し、首都圏エリアの災害時情報共有を強化。
これが初めて始動したのは2011年3月11日の東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)発生時である。
詳細はラジオで安心 ニッポン放送防災ナビを参照。
2011年(平成23年)3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震は関東地方でも烈震が発生した。
発災時刻は14時46分は『上柳昌彦・山瀬まみ ごごばん!フライデースペシャル』放送中であった。14時47分、地震体感後(震度2)から、番組担当の上柳昌彦が地震注意を呼びかける中、14時48分に23区でも震度5強を記録(断層の連続破壊により、S波は1分にわたって続いたことになる)。地震の第一報(最大震度・津波情報)を宮崎裕子が伝え、程なく森田耕次報道部長(当時。現:解説委員)に変わり上柳と18時00分まで担当。この間、15時20分に緊急警報放送による大津波警報・津波警報・地震情報を行った。このあとも14日5:00まで断続的にアナウンサー・報道部デスク持ち回りで実施し、首都圏の情報を提供。土曜日は『徳光和夫 とくモリ!歌謡サタデー』(徳光和夫・石川みゆき)や『小倉智昭のラジオサーキット』(小倉智昭)を通常通り編成しつつも内容を大幅変更して放送されたケースも存在する(この場合も徳光・石川・小倉はフリーアナウンサーではあるが、情報キャスターの役割でニッポン放送のアナウンサーと報道部デスクが必ず付いた)。しかし、新聞のラテ欄に書いてある内容とは大幅に異なった状態とはなったが、13日5:00までは時報、音楽、CMをすべてカットして報道に専念。13日5時00分をもって、時報と一部音楽を解禁。当日は「ニュース(担当アナウンサー名)」のみが表記された。しかし、13日いっぱいはCMカット。これ以降も18日までは番組ジングルなどは基本的にカットされた。
『ラジオライフラインネットワーク』はJ-WAVEの主導により他の在京5局と共に、震災当日の18時台から翌日8時台まで、毎時15分から約10分間放送。これが初の発動であった。さらにニッポン放送独自のネットワークによる「首都圏学校安否情報」「首都圏お勤め先安否情報」発動。
当日19:00から2時間など、一部時間帯は大阪・朝日放送(ABC)へも同時ネットされた。全国ネット対応枠(『オールナイトニッポン』の枠など)は首都圏ローカル情報枠とネット局向け枠の二重制作の上で後者を裏送りした。この裏送り分は大阪ではラジオ大阪が主にネットしていたため、大阪地区では二重制作分を両方聴取することが可能であった。
全国瞬時警報システム(J-ALERT)による情報が発報された場合は、速やかに通常放送を取りやめ、ないしは収録番組の音声に載せながら情報を発信する。 緊急地震速報の場合は即座に放送が止まり、NHKや民間放送で使用している報知音(速報音)の吹鳴に載せて上柳昌彦によるアナウンスが流れた後、アナウンサーによって注意喚起を行う。なお、緊急地震速報の吹鳴基準はサービスエリア内で震度5強以上が予測された場合であり、これは他の在京民放局と同じである。
J-ALERTによる国民保護情報が出た場合は、政府発表の文面と注意喚起の文言を繰り返しながら、弾道ミサイルの場合は「ミサイル通過」ないしは「着弾・着水」の報道がなされるまで継続する。なお、関東が対象でなくても報道されることになっている。これは国民保護法の指定公共機関であり、保護情報の発出を周知が義務図けられているため。文言は適宜更新され、政府や韓国参謀本部発表の文面などを取り入れながら行う。
ただし、全国ネット番組時間帯(『オールナイトニッポン』など)の場合は適宜挿入する形にとどめることもある。
国政選挙や都知事選が行われる際は選挙特別番組が組まれる。国政選挙の場合は出口調査が発表される20:00より少し早い19:50 - 19:58の間に放送を開始し、放送終了時刻である25:30頃まで断続的に放送される。多くの放送局ではTBSラジオ制作のJRN選挙開票特別番組を放送する関係上、また、NRNの報道特番の多くは文化放送が製作を担当するためそこまで多くはないものの、幹事長クラス以上のインタビューが編成される時間を中心に一部放送局でネットされることがある。
都知事選の場合はそこまでではなく、19:50 - 20:30で概ね編成される。
これらが『ニッポン放送ショウアップナイター』と被った場合、出口調査発表時刻前後を一旦中断(19:58 - 20:15頃)させて『ショウアップナイタースペシャル』の扱いで放送し、選挙特番はナイター終了後から開始する。
聴取率調査(スペシャルウィーク)の実施週の、特に18-22時までの番組(年度上半期はナイター中継の影響が少ない月・土・日曜が多い)を中心に、一部のレギュラー番組を休止して特別番組に差し替える場合もある。
早朝から夕方までの各ワイド番組の中で放送される。
かつては元日を中心に大型特別番組を午前中(主に5時から11時)に編成するのが恒例としており、初日の出の時間は主に若手アナウンサーが実況する。初日の出の時間を跨ぐ特番について、『初日の出放送局』と銘打つ年度も存在し、スポンサーのみスライド、内包番組については『心のともしび』以外休止。『お早うネットワーク』該当番組や『あさナビ』『いってらっしゃい』などはネット局のみ裏送り扱いとなる。一部時間帯を除き交通情報と天気予報は粗々、同時間帯に放送される。ここでは概ね12時頃迄放送される番組を列挙する。
2021年の元旦については初日の出特番を編成せずに『上柳昌彦 あさぼらけ』『飯田浩司のOK! Cozy up!』『春風亭一之輔 あなたとハッピー!』の3番組を通常通り編成する方針に変わり廃止となった。
2022年以降も原則として流れを踏襲し、2022年は『徳光和夫 とくモリ!歌謡サタデー』『八木亜希子 LOVE&MELODY』を時間短縮を伴う形ではあるが編成、2023年は『ひろたみゆ紀のサンデー早起き有楽町』『イルカのミュージックハーモニー』を通常通り編成した。
その為、この年以降は概ね12時頃迄でレギュラー番組を編成している時間に番組休止して編成された特番のみ記す。
2024年の元旦については、実質の初日の出特番の再開となり、『上柳昌彦 あさぼらけ』の拡大版がそれにあたることとなった。スポンサーのスライドは2020年以前同様だが、内包番組については『心のともしび』『あさナビ』『いってらっしゃい』を通常通り放送。『お早うネットワーク』該当番組はネット局のみ裏送り扱いとなる。一部時間帯を除き交通情報と天気予報は粗々、同時間帯に放送される。ここでは概ね12時頃迄放送される番組を列挙する。
平日明け方
平日朝
平日昼前
平日昼過ぎ
平日夕方
平日その他
平日夜(ナイターオフ)
平日夜その他
平日夜(22:00 - 0:00)
平日深夜
金曜日ナイターオフ
金曜夜(22:00 - 1:00)
金曜深夜
土曜日朝
土曜日昼前
土曜日昼過ぎ
土曜日夕方
土曜日夜(ナイターオフ)
土曜日夜
土曜日深夜
日曜日明け方
日曜日朝
日曜日昼前
日曜日午後
日曜日夜(ナイターオフ)
日曜日夜
日曜日深夜
日曜日その他
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