春田(はるた、はるだ)は、愛知県名古屋市中川区にある地名である。現行行政地名は春田一丁目から春田五丁目と富田町大字春田。住居表示未実施。
概要
JR東海関西本線春田駅を中心とした地域で、国道302号(名古屋環状2号線)が南北、愛知県道29号弥富名古屋線(八熊通)が東西に貫いており、町の東西端には新川と戸田川がいずれも南北方向に流れている。現行行政地名では春田一丁目~五丁目、富田町大字春田(いずれも住居表示未実施区域)を指すが、東春田一丁目~三丁目や近隣の西伏屋・戸田明正などといった地域も含め広域の呼称として「春田」が使われることが多い。この傾向は2001年の春田駅開業以降顕著になっている。
なお、地名をはじめとする一般的な呼称には「はるた」を用いるが、小学校(名古屋市立春田小学校)の呼称に関しては「はるだ」を用いる。また、JR関西線のアナウンスでは「はるた」とアクセントがつくが、地元住民の間においては「はるた」「はるた」と呼ばれることが多い。
歴史
江戸期は海東(かいとう)郡春田村として存在していた。
町名の由来
平安時代、尾張国富田荘の開墾田として「治田」の名を与えられたのが地名の由来である。富田荘絵図に「春田里」の記載があることから、春田の地名は800年程前には既に定着していたものとみられる。
沿革
富田町大字春田
- 1889年(明治22年)10月1日 - 町村制施行・合併に伴い、海東郡戸田村大字春田となる。
- 1906年(明治39年)7月1日 - 合併に伴い、富田村大字春田となる。
- 1913年(大正2年)7月1日 - 海東郡と海西郡が合併し、海部郡所属となる。
- 1944年(昭和19年)2月11日 - 町制施行に伴い、富田町大字春田となる。
- 1955年(昭和30年)10月1日 - 名古屋市中川区へ編入し、同区富田町大字春田となる。
- 1980年(昭和55年)9月14日 - 一部がはとり二丁目(現・服部二丁目)・春田一~五丁目・東春田一~三丁目となる。
- 1982年(昭和57年)10月10日 - 一部を春田一丁目へ編入。
- 1989年(平成元年)10月8日 - 一部が吉津四丁目となる。
- 1990年(平成2年)7月29日 - 一部が供米田一~三丁目となる。
春田
- 1980年(昭和55年)9月14日 - 富田町大字服部・春田の各一部より春田一丁目が、富田町大字春田の一部より春田二~五丁目が成立。
- 1982年(昭和57年)10月10日 - 富田町大字服部・春田の各一部を一丁目へ編入。
世帯数と人口
2019年(平成31年)2月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである。
学区
市立小・中学校に通う場合、学校等は以下の通りとなる。また、公立高等学校に通う場合の学区は以下の通りとなる。
主な施設
春田一丁目
春田二丁目
春田三丁目
- 中川区役所富田支所
- 中川保健センター富田分室
- セリア春田店
- にぎりの徳兵衛富田店
- LPT春田店
春田四丁目
春田五丁目
- 百五銀行戸田支店
- 替元公園
- 神明社
- スギドラッグ 春田店
- ベトコンラーメン 新京 中川店
富田町大字春田
主な人物
産業
写真集
交通
鉄道・バス
- 春田駅(JR関西本線・名古屋市営バス 金山22・高畑17・中村11・春田11・富田巡回・南陽巡回)
- 東春田(名古屋市営バス 高畑17・中村12・富田巡回)
- 富田中学校前(名古屋市営バス金山22・富田巡回)
- 富田町(名古屋市営バス金山22)
- 戸春橋(とはるはし、名古屋市営バス金山22)
- 富田支所(名古屋市営バス富田巡回・南陽巡回)
- 春田1(名古屋市営バス富田巡回)
- 春田3(名古屋市営バス富田巡回)
道路
- 名古屋第二環状自動車道(名二環)
- 国道302号(名古屋環状2号線)
- 愛知県道29号弥富名古屋線(八熊通)
その他
日本郵便
脚注
参考文献
- 名古屋市計画局『なごやの町名』名古屋市計画局、1992年3月31日。
関連項目
外部リンク
- ウィキメディア・コモンズには、春田 (名古屋市)に関するカテゴリがあります。
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