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近代化産業遺産


近代化産業遺産


近代化産業遺産(きんだいかさんぎょういさん、Heritage of Industrial Modernization)は、日本の経済産業省が認定している文化遺産の分類である。2007年(平成19年)11月30日に33件の「近代化産業遺産群」と575件の個々の認定遺産が公表された。さらに2009年(平成21年)2月6日に近代化産業遺産群・続33として、新たに33件の「近代化産業遺産群」と540件の個々の認定遺産が公表された。

概要

幕末・明治維新から戦前にかけての工場跡や炭鉱跡等の建造物、画期的製造品、製造品の製造に用いられた機器や教育マニュアル等は、日本の産業近代化に貢献した産業遺産としての価値を持っている。しかしこれらの産業遺産は、よほどのもの以外はその価値が理解されにくく、単なる一昔前の産業設備として破却されてしまうことも多かった。

経済産業省は、産業遺産を地域活性化のために有効活用する観点から、2007年4月に産業遺産活用委員会(座長:西村幸夫東京大学大学院工学系研究科・工学部都市工学科教授)を設置し、日本各地に現存している産業遺産を公募した。同委員会は、公募に応じて集められた約190件400か所の物件をはじめとする各地域の産業遺産について、その実態と保全・活用の取組み状況を調査し、産業遺産の価値の理解を深めるための「近代化産業遺産ストーリー」の作成を行った。

成果として、2007年11月30日に33件の「近代化産業遺産群」とこれに付随する「近代化産業遺産ストーリー」が公表され、近代化産業遺産群を構成する575件の個々の認定遺産に対して認定証とプレートが贈呈された。代表として同日、横浜赤レンガ倉庫において認定証とプレートの授与式が行われた。経済産業省では、近代化産業遺産認定後の施策として、広報活動、保存方法と活用方法の具体化、33件以外の新たな近代化産業遺産群の作成などを検討している。

2009年2月23日には大阪市中央公会堂において、2008年度の認定遺産について認定証とプレートの授与式が行われた。

一覧

個別に認定された近代化産業遺産を除く。

近代化産業遺産群33

近代化産業遺産群 続33

脚注

注釈

出典

関連項目

  • 産業考古学
  • 産業観光
  • 近代化遺産
  • 産業遺産
  • 機械遺産
  • 登録有形文化財
  • 土木学会選奨土木遺産
  • ヘリテージング
  • ヘリテージング100選
  • 文化遺産保護制度

外部リンク

  • 近代化産業遺産(経済産業省)
  • 【近代化産業遺産を地域活性化に役立てる】-12月号-談論風発-経済産業省
  • 産業遺産認定講演会-喜多方市・経済産業省
  • 近代化産業遺産(2010年2月18日配信・全7分16秒) - 政府インターネットテレビ
  • “近代化産業遺産 33” (PDF). 経済産業省 (2007年). 2016年7月15日閲覧。
  • “近代化産業遺産群 続33” (PDF). 経済産業省 (2008年). 2015年8月22日閲覧。

Text submitted to CC-BY-SA license. Source: 近代化産業遺産 by Wikipedia (Historical)


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