湖南市(こなんし)は、滋賀県の南部、甲賀地域に位置する市。
2020年(令和2年)9月1日現在、市の外国人比率は5%を超えており、これは滋賀県の自治体中第一位である。
石部・甲西合併協議会が合併後の新市名を公募したところ、全2188件の応募が寄せられた。 その2188件から、同合併協議会の新市名称小委員会が選定した5つの候補
の中から、合併協議会で委員の投票により「湖南市」に決定した。
東から順に
の7つの橋が架かる。
国土地理院地理情報によると湖南市の東西南北それぞれの端は以下の位置となっている。 市役所付近を北緯35度線が通っており、東庁舎(旧甲西町役場)にモニュメントが設置されている。
滋賀交通の乗合バスがJR野洲駅(野洲市)から湖南市北西部の菩提寺と北山台で折り返している。また、若干であるが、水口(甲賀市)方面へ行くバスもある。市の北部を通る名神高速道路菩提寺パーキングエリアに京都と名古屋を結ぶ高速バスが停車する。その他、湖南市が滋賀交通子会社の滋賀バスに運行委託した湖南市コミュニティバス(めぐるくん)が走っている。過去には草津駅と水口を結ぶ、国鉄バスや滋賀交通バスが国道1号で運行されていた。
「湖南市事務分掌条例」に基づき、総合政策部(秘書広報課、地域創生推進課、財政課)、総務部(総務課、人事課、防災・危機管理課、市民課)、税務部(税務課、収納課)、健康推進部(高齢福祉課、保険年金課、健康政策課、地域医療推進課)、福祉部(福祉総務課、人権擁護課、社会福祉課、障害福祉課)、子ども未来部(幼児課、子ども政策課)、都市建設部(土木建設課、都市政策課、住宅政策課)、環境経済部(生活環境課、商工観光労政課、農林振興課)の8部と上下水道事業所、出納局を置く。
旧甲西町役場を東庁舎、旧石部町役場を西庁舎として使用。市議会は東庁舎、教育委員会は西庁舎に置かれている。 現・東庁舎の隣に新たに庁舎を建設し、西庁舎の機能を集約する計画があるが、新型コロナウイルス感染症対策の財源確保のため、計画は一時的に中断している。
1894年10月、下田村出身の谷定徳が北海道旭川を尋ね、比布原野で植民地区画が行われていることを知り、翌1895年、下田の20戸を率いて自ら団長となり入植した。谷定徳が下田村を離れた理由には下田村の小学校移転問題が絡んでいたと伝えられるが定かではない。当初予定の30戸に満たないという理由で貸下げ地の大量返納が命ぜられたところに、第2次(13戸)、第3次(12戸)の移住があったが、後発組は小作人か屯田兵とならざるをえなかった。1898年6月、谷定徳は32歳の若さで死去し、谷定徳に頼れなくなった下田開拓団は一致協力して新たな開墾に立ち向かった。鷹栖村に属していた比布原野は独立の動きが生じ、1906年4月、二級町村制に基づく比布村が誕生した。比布村は1962年1月に町制を施行して比布町となり、1994年には「開基百年」を迎えた。それを契機に、開拓者で縁のある滋賀県・香川県・愛媛県との交流が始められ、下田村が合併した甲西町とは1998年に友好交流提携を行った。合併により湖南市となった後も、2004年12月に湖南市と比布町は改めて友好交流提携を再確認している。
北栄町は、漫画『名探偵コナン』の原作者である青山剛昌の出身地であり、『名探偵コナン』を活かした町おこしで注目されている。2009年に湖南市で開かれた滋賀大学との共催シンポジウムで「こなん」つながりでの北栄町との連携が提案され、2010年夏から交流を進めていた。2011年3月28日、谷畑英吾湖南市長が松本昭夫北栄町長のもとを訪れ、両市町の友好交流提携および災害時相互応援協定について基本合意した。同年7月2日に正式に友好提携都市となった。
1995年7月、セント・ジョンズ教育委員会の一人が高校生海外相互派遣事業の引率教師として甲西町(当時)を訪問。それをきっかけに両市の交流が始まった。
市は2007年から、市内の小中学校に在籍する外国人児童生徒(日本語の指導が必要と認められ、本人と保護者が希望する者)を対象に、日本語初期指導教室「さくら教室」を設置している。通級料は無料であり、設置場所は市立水戸小学校内。
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