![ストレンジャー (ビリー・ジョエルのアルバム) ストレンジャー (ビリー・ジョエルのアルバム)](/modules/owlapps_apps/img/nopic.jpg)
『ストレンジャー』 (The Stranger) は、アメリカのシンガーソングライター、ビリー・ジョエルのスタジオ・アルバム。
過去の4作でもそこそこの成功を収めていた彼にとって、全米アルバムチャートに於いて最高2位となった。この成功は、ジョエルと彼の曲を革新的手法で補ったプロデューサーのフィル・ラモーンの共同作業によるところが大きい。この実りある協力関係は、この後10年続く。
このアルバムからは、グラミー賞(最優秀レコード賞)を受賞した「素顔のままで」、アコースティック・バラードの「シーズ・オールウェイズ・ア・ウーマン」、若干の論議となった「若死にするのは善人だけ」、そして後にブロードウェイミュージカルの題材となった「ムーヴィン・アウト」がシングルカットされた。
自身最大の1000万枚を売り上げ、サイモン&ガーファンクルの『明日に架ける橋』を抜き、当時のコロンビアレコードで最も売れたアルバムとなった。
2003年にローリング・ストーン誌の「最も偉大な500のアルバム」に於いて、67位にランクイン。
2008年7月7日には、アルバム発売30周年記念として「THE STRANGER (2 CD Legacy Edition)」がDVD付きで発売された。この2枚組CDアルバムには、フィル・ラモーンによってリマスタリングされたオリジナル・スタジオ録音版と、もう1枚には1977年のカーネギー・ホールで行われたライブからの未発表音源などが収録されている。付属するDVDの方には、アルバムのプロモーション用に当時収録されたライブ風のビデオ・クリップや、BBCの60分番組「Old Grey Whistle Test」に出演した映像で、1978年当時にはイギリスのBBC 2でしか放送されなかった貴重な映像などが収録されている。
2018年12月26日には、アルバム発売40周年記念として2枚組CDと同じ音源を収録した「ストレンジャー 40周年記念デラックス・エディション」が発売された。DVDが排された代わりに1枚目がSACDハイブリッド仕様になり、SACD層にはテッド・ジェンセンのリマスターによる2000年DSDマスタリングとフィル・ラモーンのプロデュースによる5.1chサラウンド、CD層には同じくテッド・ジェンセンによる2011年デジタル・リマスターと日本初CD化となるナッソー・コロシアムでのライヴ音源5曲が収録されている。2枚目はBlu-Spec CD2仕様となっている。更に特典として78年初来日公演チケット、パンフレットや、アルバムからカットされた3枚のアナログ・シングル・ジャケットやオリジナルLP帯などが復刻収録されている。
全曲ビリー・ジョエル作
グラミー賞
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