良岑氏(よしみねうじ)は、「良岑」を氏の名とする氏族。
平安時代に創設された氏で、姓は朝臣である。桓武天皇と百済永継の間に生まれた良岑安世を始祖とする。
江戸時代に二本松藩主となった丹羽氏は良岑姓を自称した。
また尾張国丹羽郡前野村の土豪前野氏は、良岑高成の子良岑(前野)高長の系統である。
人物
- 良岑安世(785年 - 830年) - 正三位・大納言・参議
- 良岑宗貞(816年 - 890年) - 正四位下・右少将、法名は遍昭・号花山僧正、三十六歌仙
- 良岑衆樹(862年 - 920年) - 従四位上・参議
- 良岑玄利(? - 910年?) - 雲林院別当、権少僧都、法名は素性、号良因朝臣、三十六歌仙
- 良岑清風(820年 - 863年) - 従四位上(或従四位下)、左少将、美作守
- 良岑義方 - 従四位下
- 良岑晨茂(農茂) - 従五位下
- 良岑行振 - 従五位下、蔵人
- 良岑高成(原高成) - 平忠盛の側室で平忠度の母であるともされる女性の父
- 良岑高長(前野高長) -(良岑氏流前野氏の始祖)
系譜
脚注
参考文献
- 史料
外部リンク
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