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ガエターノ・ダゴスティーノ


ガエターノ・ダゴスティーノ


ガエターノ・ダゴスティーノGaetano D'Agostino, 1982年6月3日 - )は、イタリア・シチリア州パレルモ出身の元同国代表サッカー選手、現サッカー指導者。現役時代のポジションはミッドフィールダー。

経歴

クラブ

ASローマの下部組織出身。2001年にはASバーリとの共同保有選手になり、アントニオ・カッサーノと入れ替わるようにバーリに移籍した。2004年に移籍したFCメッシーナでは中心選手となり、2006年にはウディネーゼ・カルチョに移籍した。

ウディネーゼ加入当初は実力を発揮しきれなかったが、2007-08シーズンは中盤の要としてギョクハン・インレルと共にシーズンを通じて奮闘、卓越した戦術眼とパスセンスで賞賛され、UEFAカップ出場権獲得を果たした。

2010年6月3日にウディネーゼが公式にダゴスティーノをACFフィオレンティーナに売却したと発表。続く6月7日にフィオレンティーナ側も保有権を獲得したと公式に発表し移籍することが決定した。フィオレンティーナ側が保有権の50パーセントを450万ユーロで買い取る形となった。フィオレンティーナでは怪我による離脱で年間を通しての活躍は叶わなかったが、復帰後の後半戦では重要な得点を決めチームに貢献した。このシーズンは20試合出場、5得点を挙げる。

2011年6月末に共同保有権についてフィオレンティーナとウディネーゼで話し合いが行われ、その後交渉が破談、保有権は入札によって決まることになった。本人はフィレンツェに留まることを希望していたが同25日にウディネーゼに復帰することが正式に発表された。

2015年6月17日、ベネヴェント・カルチョとの契約を1シーズン早く解除。6月22日にルーパ・ローマFCに加入した。

2015-16シーズン限りで現役を引退。翌シーズンよりセリエDに所属するアンツィオ・カルチョ1924の監督に就任した。

2017年6月9日、セリエCのヴィルトゥス・フランカヴィッラ・カルチョに指揮官として招聘された。

2018年6月12日、USアレッサンドリア・カルチョ1912の監督に就任した。

2019年10月4日、カルチョ・レッコ1912の監督に就任した。

2021年6月27日、USヴィボネーゼ・カルチョの監督に就任した。

代表

イタリアU-21代表では17試合に出場して4得点を挙げた。2004年にドイツで開催されたU-21欧州選手権で優勝した。2008年11月にはフル代表に招集されたが、出場機会はなかった。2009年6月6日の北アイルランドとの親善試合でフル代表デビューした。

エピソード

  • 父のジュゼッペ・ダゴスティーノは10件の殺人事件に関与したシチリアマフィアの元幹部である。彼はマフィア引退後、検察のマフィア対策部に協力した“裏切り者”としてかつての“同僚”から死の脅迫を受けていた。息子のガエターノも脅迫を受け、シチリアのチームでプレーすることに危険を感じ、ローマでプレーすることを選んだ。しかし、ローマでもボディーガードを付けて練習したり、トラブルを避けるために非公開で練習することもあった。

個人成績

タイトル

クラブ

ローマ
  • セリエA : 2000-01

代表

イタリア U-21
  • UEFA U-21欧州選手権 : 2004

脚注・出典

外部リンク

  • Gaetano D'Agostino - player profile Transfermarkt
  • Gaetano D'Agostino - manager profile Transfermarkt

Text submitted to CC-BY-SA license. Source: ガエターノ・ダゴスティーノ by Wikipedia (Historical)



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