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スガシカオ


スガシカオ


スガ シカオ(本名:菅 止戈男〈読み同じ〉、1966年〈昭和41年〉7月28日 - )は、日本のシンガーソングライター、音楽プロデューサー。東京都出身。血液型はO型。既婚。

略歴

  • 佼成学園高等学校、東京経済大学卒業。1989年に大学卒業後、制作会社に就職、1993年頃まで約4年間勤める。
  • 1995年、インディーズよりシングル「0101」を発売。その後、オフィスオーガスタと契約。
  • 1997年2月26日、シングル「ヒットチャートをかけぬけろ」でメジャーデビュー。以後、ラジオ局のヘビーローテーション、音楽専門誌を中心に、業界の注目を集める。
  • 1997年9月、1stアルバム『Clover』発売。
  • 1998年、SMAPに「夜空ノムコウ」で作詞提供。SMAP初のミリオンセラーとなり、スガシカオの名も全国区に知れ渡る。同年8月には初の全国ツアーを敢行。
  • 1999年、杏子、山崎まさよしとのスペシャルユニット「福耳」名義でのシングル「星のかけらを探しに行こう Again」が発売。
  • 2001年、ベストアルバム『Sugarless』発売。オリコンアルバムチャート初登場1位を獲得。
  • 2003年、BMGファンハウス(現・アリオラジャパン)に移籍。作品は所属事務所提携レーベル「オーガスタレコード」からの発売となる。
  • 2006年、NHK制作番組『プロフェッショナル 仕事の流儀』のためのスペシャルユニット「kōkua」に、ボーカル及び作詞・作曲として参加し、「Progress」を発表。第57回NHK紅白歌合戦に初出場し、ソロ名義で演奏。
  • 2009年、ロンドンICAで初の海外公演を行った。翌年、O2 Academy Islingtonにて再びイギリスでライブを行った。
  • 2011年10月、オフィスオーガスタからの独立を発表。後のインタビューで、メジャーでは曲が生々しい形でリスナーに伝わらないためと語っている。
  • 2012年6月、レコード会社・マネジメント会社と契約を結ばず、完全フリーランスとなって初となる音源、配信限定シングル「Re:you/傷口」をリリース。
  • 2012年9月、東京JAZZに出演。ルーファス、タワー・オブ・パワーらファンクバンドと共演し、自身の持ち曲である「黄金の月」、「正義の味方」、「91時91分」を演奏した。
  • 2013年2月、ベストアルバムを2タイトルに分けてリリース。
  • 2014年、SPEEDSTAR RECORDSと契約。約2年ぶりにメジャーレーベルでの音楽活動を再開。
  • 2016年、男性ソロアーティストとして、1stアルバムからの連続アルバムTop10入りの日本記録を達成。
  • 2017年、5月6日にさいたまスーパーアリーナで開催されたスガフェスでは、約2万人を集客し、大成功を収める。
  • 2020年4月28日、公式YouTubeで医療従事者にエールを送る新曲「あなたへ」を公開。ボーカルで桜井和寿と岡野昭仁も参加。

音楽性

  • NHK番組で、サイケデリック・ロックの影響を受けた「Progress」がテーマに採用され、知名度が上昇した(『プロフェッショナル 仕事の流儀』のテーマ)。
  • 武部聡志とも共演し、相互に刺激を与えあっている。
  • ミュージシャンとして音楽性を完成させるまで貧乏生活が続き、塩も醤油もなくなった後は、「白米に胃薬をかけて」食べたという。
  • 音楽で最も影響を受けたのは、FLYING KIDSだと公言している。特に、ファースト・アルバム『続いてゆくのかな』が出た直後「自分のやりたかったことを全部やられた」とショックを受けて、1年程音楽活動から遠ざかったという。
  • 学生時代は非常階段をはじめとしたノイズミュージックのファンが嵩じて自身もノイズバンドをやっていた。その時に録音した音源は、デビューシングルのカップリング曲「ひとりぼっち」のトラックに使用されている。
  • 楽曲制作に関してはほとんどは曲を先に制作し、編曲が終わる頃に歌詞を書く。歌詞は考えると理屈っぽくなってしまうので、何も考えないで書くようにしている。特に砕けた歌詞のときは酒を呑みながら4時間程度で書き上げ、それ以降は泥酔する。酒が入っていないと自分を守ろうとして、カッコつけてしまうからだという。
  • 佐野元春を『生き方のアイドル』として崇めており、好きな曲として「Young Bloods」「情けない週末」を挙げている。
  • 村上春樹のファンであり、著書に相当影響を受けている。春樹チルドレンを自称。村上もまたスガの独特な歌詞に魅力を感じているという。『アフターダーク』では、実際の曲が使用されており、これについて「いつ音楽をやめてもいい」とまで喜びの旨を語っている。
  • また、戦後詩の代表的な詩人である鮎川信夫にも影響を受けたと語っており、『SWEET BABY』の中に出てくる「Oh SWEET BABY 胸のシリコンはまだ今でもそんなに痛むかい」という歌詞は、鮎川信夫の代表作である『死んだ男』の作中にある「Mよ、地下室に眠るMよ、きみの胸の傷口は今でもまだ痛むか」との類似点も多く、その影響がうかがえる。
  • 好きなミュージシャンにスライ&ザ・ファミリー・ストーンを挙げているが、音楽性はサイケとファンクの折衷で、音楽評論家や音楽ファンからはファンク・ロックと見られている。アコースティック・ギターを使用していることも影響しているとみられる。
  • 日本のポップスに、どこまでソウルなどを溶かし込めるかが課題であると語っていた。

エピソード

  • 作曲は大学時代から、作詞は1990年頃から始めている。
  • サラリーマン時代は長崎市の造船所で住み込みで働いていた。
  • 子供の頃好きだった音楽は、特撮ヒーロー番組「トリプルファイター」の主題歌。サラリーマン時代はクリエイティブな職業だったため楽しくやっていたが、ミュージシャンを目指すため退社を決意した際、上司から「昇進させるから辞めないでくれ」と説得された。ただ、給与規定を見たところ係長になっても給料は月700円上がるだけであり、自分の価値はそんなものかと思い辞めたという。『プロフェッショナル 仕事の流儀』に出演した際、サラリーマン時代の経験が役に立ったこととして、企画書を書く仕事においてスガの女性上司が「自分の作品をかわいがり過ぎるな」とよく言っていたことを挙げた。
  • 歌手として軌道に乗るまでは、経済的に窮迫し「(家におかずになるもの、調味料など味のするものが何もなく)一度だけご飯に胃薬をかけて食べた。あまりのまずさにすぐ吐き出した」と、『プロフェッショナル 仕事の流儀』でのインタビューや『Music Lovers』で告白している。その後4年くらいひっきりなしに仕事が来て、合間に作った2ndアルバム『FAMILY』で高い評価を得る。
  • 2004年にHEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMPに初出演した際に、かつてアルバイトをしていた仕事場で『ジョリーン』というあだ名を付けられたというエピソードを披露した時、そのあだ名が番組MCを務める松本人志のツボにハマり何度も呼ばれていた。
  • 交友のあるミュージシャンに山崎まさよし、桜井和寿(Mr.Children)、岡野昭仁(ポルノグラフィティ)、SEAMOなどがいる。
  • 自ら「隠れオタク」と言い張るほど新世紀エヴァンゲリオンが好き。特技はUFOキャッチャー。
  • かつてソニーのオーディションを受けたが「人として華がない」という理由で落とされている。ちなみに2009年から2011年まで所属していたアリオラジャパンはかつて所属していたレーベル(BMG JAPAN)が買収・再編を経て、今ではソニー・ミュージックエンタテインメントの傘下となっている。
  • 2010年9月に行なわれたいきものがかりの日本武道館ライブで亀梨和也(KAT-TUN)とは席が隣同士であったが、亀梨から挨拶された際にしっかり確認できず「誰?」と聞き返した(スガはKAT-TUNのデビューシングルに作詞提供している)。これに関して亀梨は『HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP』にVTR出演した際に「ショックだった」と語っており、これにはスガも猛省していた。
  • オフィスオーガスタから独立後、自らマネージャー業も兼任している。
  • ある楽曲には、入れたはずのない「女の人の笑い声」が入っている。第三者に指摘され、スガ本人も確認。マスターテープをチェックしようとしたところ、なぜか紛失していた(マスターテープが無くなったのはこの曲だけ)。「とても人気のある曲」と具体的な曲名を伏せているが、「うきぶくろをもって」であることがわかっている。
  • 本名の「止戈男」は、戦争を止める男という意味である。
  • メジャーアーティストとして歩みだすきっかけとなったSMAPに提供した「夜空ノムコウ」は、スガ自身も「軽い気持ちで書いたら、意外なほど売れて教科書にも載って、あわてふためいた。」とMCで語っている。
  • かけすぎ部(正式名は→あればあるだけかけちゃう、かけすぎ部)という飲食店にある調味料を無料・有料にかかわらず自分の好きなだけ食物にかけるのをモットーにした部を立ち上げてその代表として活動している。
  • 週に一度ラーメンを食べ、SNSにあげている。
  • ワインを好んでよく飲んでいる。 

人物

UFOフリーク

「矢追純一リスペクト!」と本人が語るように、UFOに多大な興味があり造詣が深い。今までに何回かUFOを目撃している。浦島太郎は宇宙人で亀はUFOである、という説がお気に入り。火星には宇宙人はいないと思っているが、NASAが撮影した火星の写真に岩に宇宙人が座っている写真は好きである。また、矢追がそう言っていたからという理由で、エリア51にはUFOもあるし宇宙人もいると信じている。

雨男

1999年からおよそ10年もの間、スガシカオの参加するライブは全て悪天候に見舞われていたために「雨男」と呼ばれる事がしばしばあった。当の本人はそれを極端に嫌っており、2009年のFM802のフリーライブ「MEET THE WORLD BEET 2009」にて快晴に恵まれた時には「二度とオレのことを雨男と呼ばないでくれ」と雨男の称号を返上した。

突発性難聴

2012年10月に、スガはブログで1年ほど前から突発性難聴を発症していたことを公表した。右耳の聴力が著しく低下し、一時は眠れないほどの耳鳴りに悩まされたというが、このブログ記事の執筆時点では70〜80%まで聴力が回復してきたと報告している。また、2013年末時点での定期健診では、右耳の現在の聴力を「まぁ、こんなもんか……」と表現し、日によってまちまちだとしている。後にスガのニコニコチャンネルで行われているニコニコ生放送にて、2011年8月11日にニコファーレで行ったTALK&LIVEイベントの終了後に発症したことを明かしている。

サポートメンバー

1997年〜2007年、2022年

  • バンド名は「Shikao & The Family Sugar」。デビューから2007年3月まで活動していた。現在はメンバー同士のスケジュール調整が困難であること、また2007年の日本武道館ライブの成功で一区切りついたことなどから、活動を中止している。2022年、スガのデビュー25周年を記念して、メジャー・デビュー日である2月26日から「スガ シカオ 25th Anniversary Shikao & the Family Sugar Special Live」と銘打ち、東京と大阪にてビルボードライブ公演を含め4つのライブが敢行、15年ぶりにメンバーが再集結し記念復活を果たした。
    • 構成メンバー
      • スガシカオ(ヴォーカル、リズムギター)
      • 森俊之(バンドマスター、キーボード)
      • 沼澤尚(ドラムス)
      • 間宮工(ギター)
      • 坂本竜太(初代ベース)
      • 松原秀樹(二代目ベース)
      • 大滝裕子(コーラス)
      • 斎藤久美(コーラス)

2007年〜2015年

  • バンド名は「FUNK FIRE」。デビュー10周年を迎えてほどなく結成され、2007年4月から2015年頃まで活動していた。
    • 構成メンバー
      • スガシカオ(ヴォーカル、リズムギター)
      • 坂本竜太(バンドマスター、ベース)
      • 田中義人(ギター)
      • 岸田容男(ドラムス)
      • 林田 “pochi” 裕一(キーボード)
      • 大滝裕子(コーラス)
      • 佐々木真里(キーボード、コーラス)

2015年〜2022年

  • バンド名はなし。アルバム「THE LAST」の制作・披露などに伴い、一部のメンバーが一新された。
    • 構成メンバー
      • スガシカオ(ヴォーカル、リズムギター)
      • 坂本竜太(バンドマスター、ベース)
      • JUON(FUZZY CONTROL)(初代ギター)
      • DURAN(二代目ギター)
      • FUYU(ドラムス)
      • SATOKO(FUZZY CONTROL)(ドラムス)
      • 林田 “pochi” 裕一(キーボード)
      • マヤ・ハッチ(コーラス)

2022年〜現在

  • バンド名はなし。デビュー25周年記念の大感謝祭ライブに伴い、一部のメンバーが一新された。
    • 構成メンバー
      • スガシカオ(ヴォーカル、リズムギター)
      • 坂本竜太(バンドマスター、ベース)
      • DURAN(ギター)
      • FUYU(ドラムス)
      • KAZ(ドラムス)
      • ハナブサユウキ(キーボード)
      • JUDY.(コーラス)
Collection James Bond 007

ディスコグラフィ

インディーズ

シングル

デモ音源

メジャー

シングル

オリジナル・アルバム

その他のアルバム

映像作品

参加作品・楽曲提供

タイアップ一覧

書籍

  • 1095(2000年、木楽舎)
  • 731(+1095)(2002年、角川書店)
  • 別冊カドカワ
    • スガシカオ(2007年、角川書店)
    • 愛と幻想のレスポール(2017年、株式会社KADOKAWA)

出演

ラジオ

  • スガシカオのヒットチャートをかけぬけろ(1997年 - 1998年、FM NORTH WAVE)
  • Across The View(1997年 - 2001年、J-WAVE)
  • ARTIST PARADISE(1997年 - 1998年、bayfm)
  • MUSIC FREAKS(1998年 - 1999年、FM802)
  • OH! MY RADIO(2001年 - 2005年、J-WAVE) - 木曜日レギュラー
  • NIGHT STORIES(2005年 - 2006年、J-WAVE) - 月曜日レギュラー
  • スガシカオ芸能ギリギリ刑事(2006年、うたキャス)
  • BEAT ON THE RADIO(2007年、FM802)
  • スガ☆ステーション(2007年 - 、うたキャス)
  • J-WAVE GOLDEN WEEK SPECIAL PRO TEC presents BRILLIANT WORLD(2011年、J-WAVE)
  • Mercedes-Benz THE EXPERIENCE(2020年 - 2022年、J-WAVE)

連載

  • ぼくたちの日々(bounce)
  • ソングコング「ひとりぼっち」(ソニー・マガジンズ)
  • an・an「LIFE WITH MUSIC」(マガジンハウス)
  • SWITCH「SPEED」(スイッチ・パブリッシング)

CM

  • サッポロビール
    • 「北海道生搾り」(2002年)
    • 「黒ラベル」(2010年)
  • 毎日コミュニケーションズ「マイナビ転職」
  • カネボウ化粧品「T'ESTIMO」(2007年)
  • 白泉社「3月のライオン」第4巻発売記念(2010年)

テレビ

  • SPACE SHOWER TV × MOOCS LIVE inc. (2005年〜2006年、スペースシャワーTV)
  • シカオノヨウガク(2010年、フジテレビワンツーネクスト)
  • The Voice Japan(2023年4月9日 - 、テレビ東京)

映画

  • Mr.Children / Split The Difference(2010年、東宝)

舞台

  • ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ(2012年) - 訳詞

テレビドラマ

  • プラージュ 〜訳ありばかりのシェアハウス〜 (2017年) - 加藤友樹 役
  • よつば銀行 原島浩美がモノ申す!〜この女に賭けろ〜』(2019年) - バーのマスター 役

受賞歴

  • JFNリスナーズアウォード・新人奨励賞
  • SPACE SHOWER Music Video Awards・BEST MALE CLIP(ストーリー)
  • J-WAVE AWARD・ベスト男性アーティスト
  • J-WAVE SAPPORO BEER TOKIO HOT 100 AWARD・20TH ANNIVERSARY AWARD
  • 第21回日本メガネベストドレッサー賞(サングラス部門)

脚注

注釈

出典

関連項目

  • saku saku(スガシカオをもじった「スガ鹿男(すがしかおとこ)」なるキャラクターが存在、本人との競演を果たしている)
  • ハチミツとクローバー(タイトルの「クローバー」は1stアルバム名から。また登場人物のひとり「真山巧」の容姿や価値観は、スガシカオがモデルになっている)

外部リンク

  • Suga Shikao Official Website 公式サイト
  • SPEEDSTAR RECORDSによる公式ページ
  • オフィスオーガスタによる公式ページ
  • ユニバーサルミュージックによる公式ページ(2012年4月14日時点のアーカイブ)
  • ソニー・ミュージックによる公式ページ
  • スガ シカオ オフィシャルブログ コノユビトマレ
  • スガ シカオ インタビュー musicshelf - ウェイバックマシン(2010年5月30日アーカイブ分)
  • スガシカオ (@shikaosuga) - X(旧Twitter)(2012年2月 - )
  • スガシカオ Official Facebook Page (Shikaosuga) - Facebook
  • Suga Shikao(スガ シカオ) (@suga_shikao) - Instagram

Text submitted to CC-BY-SA license. Source: スガシカオ by Wikipedia (Historical)