ヨーロッパ・コープ

ヨーロッパ・コープ（EuropaCorp）は、フランスの映画会社、製作会社である。

概要

2001年1月、リュック・ベッソンとピエランジュ・ル・ポギャムが共同で設立。年間4～8本の映画を製作するとともに、劇場配給、ビデオ、音楽、出版、海外セールス等を展開する。2012年7月に中国の映画会社ファンダメンタル・フィルムズと戦略的業務提携契約を締結。同社は2016年9月にヨーロッパ・コープ株式の27.9%を取得し、主要株主となっている。

日本ではアスミック・エース、角川エンタテインメント、住友商事、シネマゲートとの共同出資で株式会社ヨーロッパ・コープ ジャパンを設立。

代表作は『TAXi』シリーズ（3以降）、『トランスポーター』シリーズなど。

民事再生

2019年5月14日、経営陣は民事再生手続を申請。フランスのボビニー商事裁判所は、映画「ヴァレリアン 千の惑星の救世主」の商業的失敗の後、その財務状況を考慮して、ヨーロッパ・コープを民事再生手続に付した。5月29日、ヨーロッパ・コープの経営陣は、映画興行会社のパテ・シネマズグループと買収の可能性について協議していることを明らかにした。しかし、ヨーロッパ・コープの債権者は、ジェローム・セドゥが会長を務めるパテ・シネマズの申し出を拒否した。

2020年2月29日、アメリカのヴァイン・オルタナティブ・インベストメンツ4社がEuropaCorpを買収することが正式に発表された。リュック・ベッソンはヨーロッパ・コープの経営権を放棄するが、5年間は芸術監督として留まる。2020年8月、取締役会によりアクセル・デュローが同社のCEOに任命された。

主な製作作品

※日本語題のある作品のみを掲載。

2000年代

2010年代

関連項目

• リュック・ベッソン

脚注

外部リンク

• 公式ウェブサイト （英語）（フランス語）
• EuropaCorp - IMDb（英語）