『Another Century's Episode:R』(アナザーセンチュリーズエピソード アール、略称A.C.E:R)はPlayStation 3(PS3)用ゲームソフト。様々なロボットアニメ(一部漫画、ゲームを含む)作品がクロスオーバーするアクションゲーム『Another Century's Episode』(A.C.E.)シリーズの4作目。シリーズ初の12歳以上対象作品でもある。
リアルスケールで描かれた巨大ロボットを操作し、様々なミッションをクリアしていくハイスピードロボットアクション。2007年にPlayStation 2で発売された『Another Century's Episode 3 THE FINAL』で一旦は完結したA.C.E.シリーズの3年ぶりの作品。A.C.E.シリーズ初のPlayStation 3専用ソフトとなり、ストーリーや設定も一新された。「R」はリバース(Rebirth/復活または再誕)を意味し、テーマソングにもなっている。キャッチコピーは「異界を切り裂け!エースの翼」。
開発は前作までと同様にロボットアクションゲーム「アーマード・コアシリーズ」を手がけたフロム・ソフトウェアが担当。企画とシナリオはロボットアニメのクロスオーバー作品のシナリオを数多く手がけてきた「スーパーロボット大戦シリーズ」の製作スタッフ(SRプロデュースチーム)が担当している。2008年にバンダイナムコゲームスが子会社だったバンプレストを吸収合併したため、販売元が前作までのバンプレストからバンダイナムコゲームスになっているが、ブランドは従来と同様にバンプレスト。
合計13作品が登場する。その中で今までに登場した作品は『機動戦士Ζガンダム』、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』、『オーバーマン キングゲイナー』のみ。シリーズ初登場の作品が『超時空世紀オーガス』、『機動戦士クロスボーン・ガンダム』、『フルメタル・パニック!』、『コードギアス 反逆のルルーシュR2』、『創聖のアクエリオン』、『マクロス ゼロ』、『マクロスF』、『スーパーロボット大戦OG』、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』、『アーマード・コアシリーズ』の9作品と大半を占める。基本的にはどの作品も原作のストーリーを収録しているが、例外として『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』、『アーマード・コアシリーズ』からは機体のみ(νガンダム、ナインボール・セラフ)が登場する。
本作は初回生産分のみ封入特典としてゲームの序盤からΖガンダム3号機が使用できるプロダクトコードが同梱される。この機体は条件を満たせばプロダクトコード無しでも入手可能。
いくつもの並行世界で(作品別の世界の、一部を除いて中盤以降のストーリー中に)、謎の黒い球体が現れ、そこにいた人々や物体を吸い込んでしまうという怪現象が勃発。吸い込まれた人々は皆一様にある星に集まっていた。彼らは謎の少女オータム・フォーとの出会いにより、そこが惑星エリアと呼ばれていることを知るが、当のオータム自身も記憶の一部が欠落しており、なぜエリアへの転移現象が起きたのかは判らなかった。
彼らは世界の枠組みを超えて手を組み、元の世界に帰るための方法を探して旅を続ける。その中で各々の敵や、「シーズン」と呼ばれる謎の勢力との衝突を繰り返しながら、エリアに秘められた謎に近づいていくことになる。
世界設定およびシナリオは前作から一新されている。序盤は原作と同じ世界で展開されるが、やがて異世界の地球型惑星「エリア」へと舞台が移る。惑星エリアには大気・水(海)、そして文明もあり高層ビルが林立した市街地や廃墟なども存在する。宇宙空間での戦闘も行われる。
★マークはシリーズ初登場作品。☆マークは本作で復活した作品。プレイヤーが操作できる機体のみを記載(☆はEXミッション限定機体)。カッコ内は搭乗パイロット。ただし本作では、宇宙世紀系ガンダム作品と『創聖のアクエリオン』のみパイロットチェンジも可能。
★超時空世紀オーガス
☆機動戦士Ζガンダム
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
★機動戦士クロスボーン・ガンダム
★機動戦士ガンダムSEED DESTINY
オーバーマン キングゲイナー
★フルメタル・パニック!
★コードギアス 反逆のルルーシュR2、コードギアス 反逆のルルーシュ
★創聖のアクエリオン
★マクロス ゼロ
★マクロスF(フロンティア)
★スーパーロボット大戦OG
アーマード・コア マスターオブアリーナ、アーマード・コア2 アナザーエイジ
Another Century's Episodeオリジナル
オーバーマン キングゲイナー
機動戦士Ζガンダム
機動戦士クロスボーン・ガンダム
機動戦士ガンダムSEED DESTINY
コードギアス 反逆のルルーシュ R2
フルメタル・パニック!
フルメタル・パニック?ふもっふ
創聖のアクエリオン
超時空世紀オーガス
マクロスゼロ
マクロスF
スーパーロボット大戦OG
相沢舞、斉藤梨絵、島田敏、稲田徹、杉山紀彰、真殿光昭、田中一成、川津泰彦、今村直樹、佐々木誠二、田中大文、藤本たかひろ、赤羽根健治、宮坂俊蔵、宮崎寛務
上記の通り、本作品は12作のロボットアニメ、漫画の機体やキャラクターが登場するが、本ゲームのオリジナルの機体・キャラクターも存在する。
本作では、原作で使用された音楽が流れる場面もある。また、BGMを選択することもできる。ただし、前作のようにヴォーカル入りのBGMを選択することはできず、本作に収録されているマクロスFのBGMも選択できない。(後述するカスタムBGM機能を活用すれば不可能ではない)
本作では、プレイステーション3本体に取り込んである音楽を再生することのできる機能がある。ミッション開始前の「BATTLE SETTING」時にEDIT BGMからCUSTOMを選択することで本体内のミュージックフォルダに保存されているBGMを選択可能。この機能を活用すれば本作にはオフヴォーカル版しか収録されていない原作各曲のヴォーカル版を再生するといったこともできる。
ムービーは従来の作品同様、実写調のCGムービーで描かれる。アクエリオンの無限拳やオーガスの変形、編隊を組むスカル小隊のVF-25S(オズマ機)、VF-25G(ミハエル機)、RVF-25(ルカ機)などが描かれている。BGMはテーマソングの『Re:Birth』。
『9(Alternative)』という曲名で本作に収録されている、ナインボール・セラフ用のBGM。アーマード・コアシリーズにおける『9』という曲のアレンジバージョンである。BGM選択には使用できず、特定の場面でのみ聞くことができる。
ミッションごとにプレイヤーユニット(操作する機体)を選択する。プレイヤーユニット以外にもフレンドリーユニット(僚機)を2機選択して出撃させることができる。
画面表示は画面右上にレーダーが表示されており、自機を中央に、敵機は赤い点で表示される。画面左下にはHPが表示されており、その下にはテンション(TENSION)ゲージが表示される。画面右下には使用武器が表示されている。前作までと違い、武器の形状がアイコンとして表示される。
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