![大和和紀 大和和紀](/modules/owlapps_apps/img/nopic.jpg)
大和 和紀(やまと わき、1948年3月13日 - )は、日本の女性漫画家。北海道札幌市出身、血液型はO型。北星学園女子短期大学(現:北星学園大学短期大学部)卒業。代表作に『はいからさんが通る』、『ヨコハマ物語』、『N.Y.小町』、『あさきゆめみし』など。
旧姓は一ノ関で、一ノ関 和紀名義による作品もある。ペンネームは、実母の旧姓「大和」と本名「和紀」を組み合わせたもの。幼少の頃から和紀を「かずのり」と読まれることも多く、男性によく間違われたために女子校に進学した。高校生の時に漫画を描き始める。この時期、別の高校の同学年だった山岸凉子と知り合っていて、二人で手塚治虫にネームを見てもらっている。
1966年、第5回講談社新人漫画賞の佳作に入選した「どろぼう天使」が『週刊少女フレンド』(講談社)9月13日号に掲載されてデビューする。1968年に北星学園女子短期大学を卒業後、同郷の忠津陽子と共に上京し同じアパートに入居、初の連載となる『ごきげんふたごちゃん』が開始される。1971年から『モンシェリCoCo』の連載が開始され、翌年TBS系でテレビアニメとして放送される。1973年、『ラブパック』(週刊少女フレンド)および『おいらケムケム』(別冊少女フレンド)の連載開始、ケムケムは別冊少女フレンドのマスコットキャラクターとしてグッズが作られ、イメージソングのレコードも発売された。
1975年、『はいからさんが通る』の連載が開始、連載が終了した1977年(昭和52年)、『はいからさんが通る』で第1回講談社漫画賞(少女部門)を受賞する。1978年には舞台化、テレビアニメ化(朝日放送系)される。1978年、『アラミス'78』が『別冊少女フレンド』、『天の果て地の限り』が『mimi』で連載開始。1979年、『あさきゆめみし』が『mimi』で連載開始、1981年、『ヨコハマ物語』が『週刊少女フレンド』で連載開始、1985年、『N.Y.小町』が『週刊少女フレンド』で連載開始される。
1987年、南野陽子主演で『はいからさんが通る』が映画化され、阿部寛が少尉役として俳優デビューする。1988年には『菩提樹』が同じく南野陽子主演で映画化される。
1995年、林真理子原作の『虹のナターシャ』の連載開始、翌年、宝塚歌劇団によって舞台化される。1995年7月12日放送の徹子の部屋に出演する。
1997年、『にしむく士』、『ベビーシッター・ギン!』の連載開始。『ベビーシッター・ギン!』は大野拓朗主演で2019年に実写ドラマ化された。
2009年、『イシュタルの娘〜小野於通伝〜』の連載開始。
2015年12月から翌年1月にかけて、画業50周年を記念し近鉄百貨店あべのハルカス近鉄本店にて初の回顧展を開催した。
かつて講談社編集者で、弘兼憲史の漫画『島耕作』シリーズを長年担当した夫との間に一女あり。夫は2008年に講談社を定年退職。夫婦共に時代小説では池波正太郎のファン。
なお、指揮者の小林研一郎は義兄(小林の妹のソプラノ歌手一ノ関佑子が大和の兄の妻)にあたる。
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