![六郷扇状地 六郷扇状地](https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/4/48/Niteko_Spring-1.jpg/400px-Niteko_Spring-1.jpg)
六郷扇状地(ろくごうせんじょうち)とは一級河川雄物川水系丸子川によってつくられた秋田県美郷町にある横手盆地の扇状地の一つである。美郷町六郷として水の郷百選に選定された美郷町を形成する。丸子川支流七滝川の源流は七滝水源かん養保安林として水源の森百選に選定されている。
奥羽山脈の西にの真昼山地を源流する丸子川支流の「湯田沢川」と「善知鳥川」が合流する地点を扇頂として、旧六郷町を形成する東西4km、南北54kmの円形の扇状地である。
扇状地は、新生代第四紀の更新世末~完新世に形成されたと考えられており、沖積層の下位にある千屋層を基盤として厚さは、扇状地の南端で約50~107mである。
その上部に20~30m砂礫層を主体としシルト・粘土層をから構成されて、浅層部については巨礫が多く確認されている。
六郷扇状地は日本を代表する地下水脈であり数多くの湧水がある。この湧水は六郷湧水群と呼ばれ1985年(昭和60年)名水百選のひとつに選定された。
また同じく遊歩百選に選ばれている。
湧泉群は旧六郷市街地とその周辺部に井戸、湧水、自噴井戸の大小合わせて約60箇所が存在する。主な湧水地を美郷町の観光案内資料および美郷町観光協会の資料により要約して記述する。詳細とマップも参照のこと(小規模な清水や個人宅は割愛)。
美郷町市街を形成するとともに、周囲は水田に利用され「七滝用水」から円形分水工により周辺の田畑に灌漑されている。
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