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ケネス・ブラナー


ケネス・ブラナー


サー・ケネス・ブラナー(Sir Kenneth Branagh CBE, 1960年12月10日 - )は、イギリスの俳優、映画監督、脚本家、プロデューサー。「ローレンス・オリヴィエの再来」と呼ばれ、シェイクスピア俳優として有名。

生い立ち

北アイルランド・ベルファスト出身。弟と妹がいる。9歳の時に家族と共にイングランド・レディングに移住。

キャリア

RADA(王立演劇学校)を首席で卒業した後、23歳の時にロイヤル・シェイクスピア・カンパニー(RSC)に参加し、数多くの舞台に立つ。現在でも時々舞台に立っている。しかし既存の劇団の限界を感じ、自身で「ルネサンス・シアター・カンパニー」(RTC)を仲間と共に設立。『十二夜』、『お気に召すまま』、『リア王』、『夏の夜の夢』などを上演した。

1989年公開の『ヘンリー五世』で、映画監督デビュー並びに初主演を務める。本作では大胆な脚色や、ローレンス・オリヴィエ版のような舞台的演出を排したリアリティーある作風が評価され、29歳にしてアカデミー監督賞と主演男優賞にダブルノミネートされると、1992年の老いた舞台俳優の苦悩を描いたチェーホフ原作短編映画『Swan Song』でアカデミー短編映画賞にノミネートされる。その後も、エマ・トンプソンやデンゼル・ワシントン、マイケル・キートンといった豪華キャストが顔を揃えた『から騒ぎ』(1993年)や、シェイクスピア俳優の苦悩を描いた『世にも憂鬱なハムレットたち』(1995年)、4時間を超える超大作となった『ハムレット』(1996年)など、シェイクスピア作品を次々と映画化し、『ハムレット』ではアカデミー脚色賞にノミネートされた。

2001年放送のテレビ映画『謀議』でエミー賞主演男優賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門)を受賞。その翌年に公開された『ハリー・ポッターと秘密の部屋』では、魔法学校のインチキ教師であるギルデロイ・ロックハート役をコミカルに演じ、話題となる。

2008年にマーベル・スタジオから『マイティ・ソー』の監督として雇われる。3年の年月を費やした本作は、2011年に公開されると大ヒットを記録。同年に公開された『マリリン 7日間の恋』では、自身が敬愛する俳優ローレンス・オリヴィエを演じ、アカデミー助演男優賞にノミネートされる。

2012年7月27日のロンドンオリンピック開会式では、イザムバード・キングダム・ブルネルを演じた。

2015年公開の監督作『シンデレラ』では、オープニング時の興行収入が自身の監督作品としては過去最高となり、実写版のディズニー映画としては珍しいことに批評家からも激賞された。翌年に公開された『ダンケルク』では、クリストファー・ノーラン監督作品に初参加する。2017年に自身が監督と主演を務めた『オリエント急行殺人事件』では、豪華キャストと原作の話題性から日本で大ヒットを記録。2020年には再びノーラン作品『TENET テネット』に出演し、再び話題となる。

2021年には自身の幼少期を描いた半自伝的映画『ベルファスト』を発表し、トロント国際映画祭の観客賞を受賞。第94回アカデミー賞では作品賞を含む7部門にノミネート、脚本賞で受賞を果たす。これまで個人としてアカデミー賞史上最多となる通算7部門ノミネート(本作では作品賞・監督賞・脚本賞のノミネート)を経験しながら受賞に至っていなかったブラナーにとって初めての受賞となった。

私生活

  • 女優のエマ・トンプソンと1989年に結婚するが、1995年に離婚。その後ヘレナ・ボナム=カーターと同棲している時期もあった。2003年にアート・ディレクターのリンゼイ・ブラノックと再婚した。
  • 1990年に自身の舞台のために来日している。
  • 自身が主宰する劇団のパトロンがチャールズ3世であり、その縁からチャールズ(当時皇太子)が2005年に再婚した時に結婚式に招待されていた。
  • トッテナム・ホットスパーFCのサポーターである。

栄典、叙勲等

  • 1990年 クイーンズ大学、ベルファスト校(Queen's University of Belfast)より、名誉文学博士号(Honorary Doctorate in Literature)を授与された。
  • 1994年 大英帝国勲章、コマンダー(Commander of the Order of the British Empire)に叙せられた。

主な作品

映画

テレビシリーズ

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著作

  • 『私のはじまり ケネス・ブラナー自伝』 喜志哲雄訳、白水社、初版1993年

脚注

外部リンク

  • ケネス・ブラナー - allcinema
  • ケネス・ブラナー - KINENOTE
  • Kenneth Branagh - オールムービー(英語)
  • Kenneth Branagh - IMDb(英語)
  • Kenneth Branagh - TCM Movie Database(英語)

Text submitted to CC-BY-SA license. Source: ケネス・ブラナー by Wikipedia (Historical)