![北広島市 北広島市](/modules/owlapps_apps/img/errorimg.png)
北広島市(きたひろしまし)は、日本の北海道中部(道央地方)に位置し、石狩振興局に属する市。札幌市と新千歳空港の間に広がるなだらかな丘陵地帯に位置する。
1884年(明治17年)、札幌県札幌郡月寒村野幌原野に広島県人25戸103人の入植が始まり、当初は集落の名を入植者のリーダーであった和田郁次郎の名から「和田」と呼ぼうとしたが、和田はこれを固辞した。
このため、出身県である広島から「広島開墾」と呼ぶこととなり、1894年(明治27年)に月寒村から分離独立するにあたって自治体の名称も北海道札幌郡広島村とした。
その後、2代目北海道鉄道(現在の千歳線)が1926年(大正15年)に当地に開通し駅が設置されることになったが、その名称は広島県の広島市にある広島駅と区別するため北広島駅と命名されることとなり、1971年(昭和46年)に開通した道央自動車道のインターチェンジも同様に当初から北広島インターチェンジの名称を使用していた。
続いて自治体名についても、広島村は1968年(昭和43年)の町制施行(広島町)を経て1996年(平成8年)に市制施行をすることとなったが、市制施行にあたって即日改称、北広島市が発足することとなった。
北広島市は石狩平野のほぼ中央に位置しており、市南西部にある島松山を除くと各所に標高100 m前後の丘陵があり起伏に富んでいる。平坦地は丘陵上部の台地と東地区に分布する台地に存在している。市内を流れる河川は大半が千歳川を経て石狩川に合流し、日本海に注いでいる。地質は大部分が洪積層から成っており、南西部の丘陵地帯では畑作や酪農、北東部の低地では水田を中心に活用している。東西15.0 km、南北14.8 kmあり、北海道旅客鉄道(JR北海道)千歳線が中央部を南北に縦断し、道央自動車道と国道36号が西部地区を縦断している。
北広島市の気候は亜寒帯湿潤気候の「裏日本型」(日本海側)に属しており、西部から北東方向にのびる波状台地を境に局地的な気候変化が見られる。冬は北西の季節風によって雪が降りやすく内陸性気候のために寒冷、夏は太平洋高気圧の影響によって南東の風が吹いて日中は晴れの日が多くなるが、太平洋沿岸からの海霧の影響によって朝晩に曇ることがある。なお、オホーツク海高気圧が優勢な年は、冷涼な北東気流の影響によって気温があまり上がらず冷夏となることがある。
「住民基本台帳」によると、北広島市の人口は「道営北広島団地」の開発が始まった1970年(昭和45年)以降急増し、「昭和50年国勢調査」では人口増加率(128.4 %)が全国2位(全道1位)になっている。その後も宅地開発が進むにつれて増加し、1992年(平成4年)に5万人、2004年(平成16年)に6万人を超えるも、2008年(平成20年)を境に減少傾向となっている。
「略年表」参照
江戸時代には松前藩によって石狩十三場所のひとつである「シュママップ場所」が島松川流域に開かれ、幕末頃まで存在した。
北広島市民憲章
都市宣言
北広島市は札幌都市圏にあり、就業者数の割合は第一次産業2.4 %、第二次産業18.0 %、第三次産業79.7 %となっている(平成22年)。
農業は農家戸数や農業人口が減少する中で観光農園への転換などが進んでいる。
工業は利便性などの立地条件を生かして市内に6つの工業団地(広島工業団地、広島第2工業団地、大曲工業団地、大曲新工業団地、大曲第3工業団地、北広島輪厚工業団地)が造成されており、各種企業が進出している。
ショッピングセンター
スーパーマーケット
50音順
星槎国際高校北広島学習センター
夕張鉄道(夕鉄バス)の乗り入れ(札幌急行線)は2023年(令和5年)10月1日廃止。
ゴルフ場
注釈
出典
行政
産業
観光
その他
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