石見川越駅(いわみかわごええき)は、島根県江津市桜江町川越にかつて設置されていた、西日本旅客鉄道(JR西日本)三江線の駅(廃駅)である。
三江線の廃止に伴い、2018年(平成30年)4月1日に廃駅となった。
歴史
- 1931年(昭和6年)5月20日:三江線が川戸駅から延伸した際、終着駅(有人駅)として開業。
- 1934年(昭和9年)11月8日:三江線が石見川本駅まで延伸され、途中駅となる。
- 1955年(昭和30年)3月31日:三江南線開業に伴い、従来の三江線が三江北線に改称され、当駅も同線に所属する駅となる。
- 1975年(昭和50年)
- 4月15日:貨物の取り扱いを廃止。
- 8月31日:当駅を含む江津駅 - 三次駅間が全通したため三江北線が現行の三江線の一部となり、当駅も同線に所属する駅となる。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱い廃止。
- 1985年(昭和60年)3月14日:駅員無配置駅となる。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道が承継。
- 2018年(平成30年)4月1日:三江線の全線廃止に伴い、廃駅となる。
駅構造
浜原方面に向かって左側(構内の北西側)に、1面1線の単式ホームを有する地上駅(停留所)であった。かつては駅員が常駐し、駅舎も置かれていたが、廃止時には無人駅(浜田鉄道部管理)となっていた。
ホームの外側には撤去されたレール跡があり、わずかながら枕木が残っていた。その向こうでは廃ホームらしきものが草の中に覆われており、かつては相対式2面2線のホームを有していたことがうかがえた。
かつては側線も有しており、ホームの石見川本側の端に車止めのようなものが確認できた。
2019年(平成31年)3月31日時点で、当駅の旧駅舎は老朽化のため取り壊されており、駅舎の跡地は更地となっている。
利用状況
近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。なお、1994年度は78人、1984年度は133人だった。
駅周辺
多少開けていて、田畑がある。
バス路線
以下のバス路線がある(2022年4月1日現在)。
- 石見交通 江津川本線 川越停留所
- 江津市生活バス 鹿賀線 川越停留所
その他
- 三江線活性化協議会により、石見神楽の演目名にちなんだ「頼政」の愛称が付けられていた。
隣の駅
- 西日本旅客鉄道(JR西日本)
- 三江線
- 田津駅 - 石見川越駅 - 鹿賀駅
脚注
関連項目
外部リンク
- “石見川越駅”. JR西日本. 2007年10月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年6月2日閲覧。
- “石見川越”. ぶらり三江線WEB. 三江線改良利用促進期成同盟会・三江線活性化協議会. 2017年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年6月2日閲覧。
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