本蓮寺(ほんれんじ)は、神奈川県藤沢市片瀬にある日蓮宗の寺院。山号は龍口山。龍口寺輪番八ヶ寺の一つ。旧本山は大本山本圀寺(六条門流)。潮師法縁。
歴史
推古天皇3年(595年)義玄が創建し、その後真言密教の寺院となったと伝わる。元暦元年(1184年)に、源頼朝が源立寿寺として再建したのち、文永8年(1271年)、日蓮が龍ノ口法難の後、休息をとったという伝承が残る。嘉元年間(1303年-1306年)頃、日秀が日蓮宗に改宗し現在に至る。慶安2年(1649年)には江戸幕府より朱印地7石を賜る。
山内
- 総門(大門) - 2008年(平成20年)再建。江戸時代は仁王門だった。
- 鎌倉殿駒繋松 - 現在の松は二代目で先代は1940年(昭和15年)12月に枝振りが大きく危険な為、切られた。
- 西行法師戻り松 - 2012年(平成24年)12月、大門脇に復興。
- 山門 - 1931年(昭和6年)再建。
- 本堂 - 1931年再建。
- 多宝塔 - 1989年(平成元年)建立。本堂裏稲荷山中腹にある。
- 宗尊親王歌碑 - 鎌倉幕府第六代将軍宗尊親王は、謀反の疑いで解任され帰京の途次当山に参籠、歌会で「帰り来て 又見ん事も 固瀬川 濁れる水の すまぬ世なれば」と詠んだと伝えられている。その故事にちなみ境内に歌碑が建立された。
その他
山門前に「写真撮影ご遠慮願います」旨立札あり。撮影する場合は、庫裏にその旨を申告することとなる。
脚注
参考文献
- 「深澤庄 本蓮寺」『大日本地誌大系』 第40巻新編相模国風土記稿5巻之105村里部鎌倉郡巻之37、雄山閣、1932年8月。NDLJP:1179240/99。
- 「深澤庄 片瀬川」『大日本地誌大系』 第40巻新編相模国風土記稿5巻之105村里部鎌倉郡巻之37、雄山閣、1932年8月。NDLJP:1179240/98。
関連項目
外部リンク
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