蛇田村(へびたむら)は、昭和29年(1954年)まで宮城県牡鹿郡の北西部にあった村。
地理
歴史
蛇田村の由来
安永風土記によれば、ツバメがくわえてきた瓜の実を植えたところ、大きな実がなり、その中から数多のヘビが出てきたため、村の南西に埋め塚を築き、名を蛇塚とした。そのため、村の名を蛇多とし、後年に蛇田と書き替えたという。
また、一説によると『上毛野田道が大蛇となって蝦夷を破った』という征夷伝説を信じた村人が蛇田道公と尊称し、それを祀ったためともある。
沿革
- 1666年(寛文6年)- 石巻宿の方から農民が移住。
- 1868年(明治元年)- 仙台藩から高崎藩の支配下になる。
- 1872年(明治5年)- 桃生県、石巻県、登米県、仙台県を経て、宮城県の所属になる。
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行にともない、旧来の蛇田村単独で村制施行。
- 1933年(昭和8年)- 一部を石巻市へ編入。
- 1949年(昭和24年)- 明神山・山下・山下西・鍋倉・鍋倉前・南谷地・七窪・横堤・横堤南・揚慮原(うつみはら)・揚慮原西・深淵・境谷地・清水尻・清水尻西・西中里・東中里・面剣田・水押を石巻市へ編入。
- 1953年(昭和28年)- 桃生郡鹿又村との間なら境界改訂が行われる。
- 1955年(昭和30年)1月1日 - 石巻市に編入され、石巻市大字蛇田となる。
行政
交通
鉄道
著名な出身者
- 北原耕也(作家)
- 布施辰治(弁護士)
- 斎藤正美(政治家)
脚注
参考文献
関連項目
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