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コスモス・ピンクショック


コスモス・ピンクショック


コスモス・ピンクショック』(COSMOS ピンクショック)は、1986年7月21日に発売されたOVA。

概要

首藤剛志がビデオマガジン『アニメビジョン』Vol.2 - Vol.4に連載していた同名のアニメ作品3話分を「第1部」として一本にまとめたもので、1話ごとの収録時間は約10分となっている。元々は3部作(全9話)の予定で連載していたが、『アニメビジョン』の廃刊により第2部以降は製作されなかった。首藤のブログで、第2部のシナリオが公開されている。

パロディ色の強い作風となっており、『宇宙戦艦ヤマト』『機動戦士ガンダム』『超時空要塞マクロス』などのSF作品のオマージュがちりばめられている。

首藤によると、川井憲次がアニメ作品に参加したのは本作が初めてとのこと。

ソフトウェアはVHS/Beta/VHDで日本ビクターより発売されたが、LD/DVD/BD等の光ディスク化は一切されていない作品の一つである。

ストーリー

西暦2106年。太陽系の冥王星第17番基地から、離陸許可のないロケットが飛び立った。ロケットのパイロットは防衛隊の制止を振り切り、「私は、止まる訳にはいかないの!!」という言葉を残し、宇宙の彼方へと消え去ってしまった。

その後、行方知れずとなったロケットは各惑星に姿を現し、「野球チーム『タイガース』の210年振りの優勝がかかっていた試合を台無しにした」「星間戦争を終結させた」「星系軍を手玉に取った」などの噂を残しながら、ひたすら宇宙を飛び続けた。人々はその姿に恐れと憧れの念を込めて、機体の色からそのロケットを「ピンクショック号」と呼ぶようになった。

登場人物

速水 ミツコ(はやみ ミツコ)
本作の主人公。地球出身の17歳の少女。「ミッチー」と自称している。
4歳の頃に、恋人だったヒロシ(ヒロちゃん)をUFOに連れ去られてしまい、ヒロシを探すために地球を飛び出す。その後13年間、各惑星を転々とする中で、「"宇宙の聖域"という場所にヒロシがいる」という情報を聞き、「ピンクショック号」に乗り込み「宇宙の聖域」を目指し飛び立つ。
ギャツビー
ジュピター軍の将校。女性兵士からの人気を一身に集める美青年だが、幼少の頃に母が浮気相手と駆け落ちしたことから、女性を「自分勝手な存在」として嫌っている。
ヒロシへの愛を貫こうとするミツコの純粋さに感銘を受け、ミツコのジュピター脱出を手助けする。その後、ジュピター軍を退役し、ミツコの旅に同行する。

キャスト

  • 速水ミツコ - 佐久間レイ
  • ギャツビー - 速水奨
  • コンピュータ - 肝付兼太
  • 艦長A - 郷里大輔
  • 艦長B - 池田勝
  • 女艦長 - 小宮和枝
  • 司令官 - 西村知道
  • 団長 - 塩屋浩三
  • 副団長 - 菊池正美
  • アナウンサー - 広森信吾
  • 乗員 - 巻島直樹
  • 女兵士1 - 入江雅子
  • 女兵士2 - 星野美奈子
  • 女兵士3 - 西谷康代
  • ナレーター - 若本紀昭

スタッフ

  • 企画、制作 - 長谷川誠、相原義彰
  • プロデューサー - 小松茂明、三浦亨
  • 原作、脚本 - 首藤剛志
  • キャラクターデザイン - 平野俊弘
  • メカニックデザイン - 夢野レイ
  • 作画監督 - 山崎理、大貫健一
  • 美術監督 - 荒井和宏
  • 音響監督 - 藤野貞義
  • 音響制作 - 千田啓子
  • 効果 - 庄司雅弘
  • 演出 - 長谷川康雄、まつもとけいすけ
  • 音楽 - 川井憲次
  • 音楽製作 - ビクター音楽産業
  • アニメーション制作協力 - AIC
  • 制作 - 日本ビクター、MTV
Collection James Bond 007

主題歌・挿入歌

主題歌「ボーイの神話」、挿入歌「コックピットをのぞかないで」
作詞 - 岩里祐穂 / 作曲 - 白井良明 / 編曲 - 川井憲次 / 歌 - 田中真弓、坂本千夏
挿入歌「アンドロメダおろし」
作詞 - 首藤剛志 / 作曲、編曲 - 川井憲次 / 歌 - ハリコノ虎軍団

注釈

外部リンク

  • WEBアニメスタイル シナリオえーだば創作術
  • コスモス・ピンクショック - allcinema

Text submitted to CC-BY-SA license. Source: コスモス・ピンクショック by Wikipedia (Historical)


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