『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(Captain America: The Winter Soldier)は、マーベル・スタジオ製作、ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ配給による2014年のアメリカ合衆国のスーパーヒーロー映画である。
「マーベルコミック」のアメリカン・コミックヒーローである『キャプテン・アメリカ』の実写映画化作品で、2011年の映画『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』の続編となるシリーズ第2作。また、様々な「マーベル・コミック」の実写映画を、同一の世界観のクロスオーバー作品として扱う『マーベル・シネマティック・ユニバース』(MCU)としては第9作品目の映画である。
「マーベルコミック」のアメリカン・コミックヒーローである『キャプテン・アメリカ』の実写映画化作品で、2011年の映画『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』の続編となるシリーズ第2作。また、様々な「マーベル・コミック」の実写映画を、同一の世界観のクロスオーバー作品として扱う『マーベル・シネマティック・ユニバース』シリーズとしては第9作品目の映画である。
監督はルッソ兄弟、脚本はクリストファー・マルクスとスティーヴン・マクフィーリーである。出演はクリス・エヴァンス、スカーレット・ヨハンソン、セバスチャン・スタン、アンソニー・マッキー、コビー・スマルダーズ、フランク・グリロ、エミリー・ヴァンキャンプ、ヘイリー・アトウェル、ロバート・レッドフォード、サミュエル・L・ジャクソンらであり、ワシントンD.C.に潜む敵を破るために奮闘するキャプテン・アメリカ(エヴァンス)とブラック・ウィドウ(ヨハンソン)が物語の中心となる。
『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』の脚本家であるクリストファー・マルクスとスティーヴン・マクフィーリーはその公開の前から執筆作業を開始し、2012年6月にはルッソ兄弟の監督交渉も始まった。翌月にはアンソニー・マッキーやセバスチャン・スタンといった助演のキャスティングも始まった。主要撮影は2013年4月にカリフォルニア州ロサンゼルスで始まり、その後ワシントンD.C.やオハイオ州クリーブランドでも行われた。2014年3月13日にロサンゼルスでワールド・プレミアが開催され、国際市場では3月26日、北アメリカでは4月4日より、2D、3D、IMAX 3Dの3フォーマットで封切られた。2016年5月6日にはルッソ兄弟監督による続編が公開された。日本では4月19日と数週間遅れでの公開となった。キャッチコピーは「アベンジャーズ以外、全員敵。」である。
ニューヨークでの戦いから2年後、キャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャースはワシントンD.C.で暮らし、諜報機関S.H.I.E.L.D.のニック・フューリーの下で働きつつ、現代社会への適応に苦労していた。
ある日、S.H.I.E.L.D.の船舶が海賊ジョルジュ・バトロックによって占拠され、スティーブとエージェント・ナターシャ・ロマノフは、エージェント・ラムロウが率いる対テロ作戦部隊S.T.R.I.K.E.と共に人質の救出へ向かう。任務中、スティーブはナターシャが船のコンピュータからデータを取り込んでいるところを見つけ、彼女がフューリーから別の指令を受けていることを知る。
スティーブはS.H.I.E.L.D.本部のトリスケリオンへと帰還し、フューリーからS.H.I.E.L.D.が進める「インサイト計画」の説明を受ける。これは船から打ち上げたスパイ衛星によって敵を捉え、3隻のヘリキャリアによって先制攻撃するというものだった。フューリーはこの計画に賛同しつつも違和感を持ったため、ナターシャに密かに計画のデータを持ち帰るよう指示したのだった。データが解析できないことを不審に思ったフューリーは、世界安全保障委員会のアレクサンダー・ピアースに計画の延期を要求する。
フューリーはウィンター・ソルジャーと呼ばれる謎の暗殺者率いる部隊の襲撃を受けた。彼はスティーブのアパートに逃げ込み、S.H.I.E.L.D.が危険だと警告する。スティーブにUSBメモリを手渡した直後、フューリーはウィンター・ソルジャーの狙撃を受けて倒れ、手術中に死亡が確認される。後日、スティーブがフューリーの情報をピアースに渡すのを拒否すると、ピアースはスティーブをS.T.R.I.K.E.に襲撃させた。これを振り切って脱出したスティーブを、ピアースは逃亡犯として手配する。
ナターシャと合流したスティーブは、USBメモリのデータを利用して見つけたS.H.I.E.L.D.の無人の格納庫へ潜入し、古びたスーパーコンピュータを起動する。その中には、ナチスから生まれた組織・ヒドラの科学者アーニム・ゾラの意識が保存されていた。ゾラはかつて壊滅したはずのヒドラがS.H.I.E.L.D.内部で密かに活動を続けていることを明かす。
スティーブとナターシャは、スティーブの友人で元米空軍パラシュート兵のサム・ウィルソンに助けを求める。ピアースとS.H.I.E.L.D.エージェントのジャスパー・シットウェルがヒドラの一員であると推論した3人はシットウェルを捕まえ、将来ヒドラの計画の邪魔になる恐れがある個人を特定できるアルゴリズムをゾラが開発していたことを白状させた。インサイト計画の真の目的とは、これにより特定した個人をヘリキャリアと衛星を使って排除することであった。
移動中、スティーブ、ナターシャ、サムはウィンター・ソルジャー率いる武装集団の襲撃に遭う。戦闘中にスティーブが見たウィンター・ソルジャーの素顔は、第二次世界大戦中に死んだはずの親友バッキー・バーンズであった。ウィンター・ソルジャーが姿を消した後、3人はS.T.R.I.K.E.に逮捕されるがマリア・ヒルによって救い出され、死を偽装することにより難を逃れていたフューリーと再会する。インサイト計画を阻止することを決意した一同は、ヘリキャリアのコントロール・チップを交換することで自滅させる作戦を実行に移す。
世界安全保障委員会のメンバーがヘリキャリアー発進のために集結した後、スティーブはトリスケリオンで働く者たちにヒドラの陰謀を放送で暴露する。ナターシャとフューリーはピアースの武装を解除し、ヒドラの行動を全世界に公開させた。スティーブとサムは2隻のヘリキャリアーに突入し、チップの交換に成功するが、3隻めでウィンター・ソルジャーが現れ、スティーブとの戦闘となった。スティーブはかつての親友であるウィンター・ソルジャーとの戦いを拒む。そしてヘリキャリアーがトリスケリオンに衝突して彼はポトマック川へと投げ出された。スティーブの呼びかけで記憶を取り戻したウィンター・ソルジャーは彼を救出し、その場を去った。
戦いは終わった。フューリーは死を偽装したままヒドラの残党を追って東ヨーロッパへと旅立ち、スティーブとサムはウィンター・ソルジャーを追跡することにした。
エンドクレジットの途中の場面で、ヒドラの研究所でバロン・ストラッカーが「奇跡の時代」の始まりを宣言し、エネルギーを帯びたセプターと、ガラス張りの部屋に監禁された若い2人の兄妹(超高速で動く男と念導力を使う女)が登場した。エンドクレジット後の場面ではウィンター・ソルジャーがスミソニアン博物館を訪れ、記念館にあるバッキー・バーンズのパネルを見つめていた。
ゲイリー・シニーズ(吹替:山野井仁)はスミソニアン博物館のナレーターの声を務めている。ウィンター・ソルジャーの創造者であるエド・ブルベイカーはウィンター・ソルジャーのもとで働く科学者役でカメオ出演している。
三大洋の一つである海域。物語の前半では、この海域の座標“緯度:16N 55' 12.06°、経度:72N 56′ 7.09"”にレムリア・スターが停泊していた。
脚本のクリストファー・マルクスとスティーヴン・マクフィーリーは、2011年4月に『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』の続編の脚本を執筆中であると述べた。2011年6月、彼らはインタビューで、続編は現代の物語が中心になると述べた。クフィーリーは後に、脚本の98%が現代を舞台としており、執筆の最初の数ヶ月段階ではマーベルと試行錯誤していたが、アウトライン完成後にストーリーはあまり変化しなかったことを明らかにした。マルクスとマクフィーリーはコミックからエド・ブルベイカーのウィンター・ソルジャーのストーリーラインを翻案したがったが、彼らが納得するものを作り上げるのに6ヶ月を要した。2人は脚本のジャンルを陰謀ものであると定義し、『コンドル』(1975年)、『パララックス・ビュー』(1974年)、『マラソンマン』(1976年)から影響を受けていることを明らかにした。
2011年9月、クリス・エヴァンスは続編は2014年まで公開されないだろうと述べた。2012年1月、ダム・ダム・デュガンを演じたニール・マクドノーは、おそらく『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』が完成したあとの2012年末頃に撮影されるだろうと述べた。
2012年3月、監督候補は10名挙がっていたうち、マーベルはジョージ・ノルフィ、F・ゲイリー・グレイ、ルッソ兄弟のいずれかに絞り込んでいることが報じられた。ウォルト・ディズニー・スタジオは続編の公開日を2014年4月と発表した。ディズニーは、「2作目では『アベンジャーズ』の後、ニック・フューリーとS.H.I.E.L.D.と共に活動を続け、現代での自分の役割を受け入れるのに苦悩するスティーブ・ロジャースがピックアップされる」と述べた。4月末、F・ゲイリー・グレイはニュー・ライン・シネマでN.W.A.の伝記映画『ストレイト・アウタ・コンプトン』を監督するために降板したことが報じられた。
2012年6月、ルッソ兄弟への監督交渉に入った。また、サミュエル・L・ジャクソンがS.H.I.E.L.D.長官のニック・フューリー役で再出演することが報じられた。マーベルはテレビシリーズ『コミ・カレ!!』の第2シーズン最終回を見た後にルッソ兄弟を探し出し、彼らのアイデアが盛り込まれた。2012年7月、コミコン・インターナショナルで続編のタイトルが『Captain America: The Winter Soldier』となり、ルッソ兄弟が監督することが発表された。監督契約を交わした後、ルッソ兄弟はウィンター・ソルジャーというキャラクターの詳細を学ぶためにエド・ブルベイカーと会談した。同月、アンソニー・マッキーがファルコン役での出演交渉に入った。またセバスチャン・スタンもジェームズ・バーンズ役での再出演が報じられた。2012年8月、『ニューヨーク・ポスト』は、アナ・ケンドリック、フェリシティ・ジョーンズ、イモージェン・プーツらが主要キャストの筆頭候補となっていることが報じられた。
2012年9月、クリス・エヴァンスは撮影開始は2013年3月になるだろうと発言した。エヴァンスはまた、ロジャースが現代世界に適合するのは元々『アベンジャーズ』に含まれていたが、『Captain America: The Winter Soldier』の方が合っているだろうと述べた。同月末、グレーター・クリーブランド・フィルム・コミッションは950万ドルの税額控除が認められ、『Captain America: The Winter Soldier』がクリーブランドで撮影されることを発表した。また、一部はカリフォルニア州とワシントンD.C.で撮影されることも報じられた。
2012年10月、『Deadline.com』は、エミリア・クラーク、ジェシカ・ブラウン・フィンドレイ、テリーサ・パーマー、イモージェン・プーツ、アリソン・ブリーがロジャースの恋人役に考慮されていると報じた。またスカーレット・ヨハンソンがブラック・ウィドウ役で再出演することが報じられた。後にメアリー・エリザベス・ウィンステッドが女主人公で、さらにニコライ・コスター=ワルドーとジョシュ・ホロウェイの出演が考慮されていると報道された。しかしながらウィンステッドは「どこから来たのかわからない噂のようなもの」だと述べた。10月末、フランク・グリロが悪役のクロスボーンズ役のでテストを受けていることが報じられた。同月末までにグリロは同役での出演契約を交わし、またコビー・スマルダーズが『アベンジャーズ』に引き続いてマリア・ヒルを演じることが報じられた。
2013年1月、前作でペギー・カーターを演じたヘイリー・アトウェルは続編には登場しないと述べた。しかしながらエイブラハム・アースキン博士を演じたスタンリー・トゥッチは、アトウェルは回想シーンで登場するだろうと述べた。同月、マーベルは3Dでの公開を発表し、アンソニー・マッキーは2013年4月1日からの撮影開始を明した。また月末、アーニム・ゾラ博士を演じたトビー・ジョーンズは、続編でも同役を務めることを明した。さらに同月末、ロサンゼルスのローリー・マンハッタン・ビーチ・スタジオに撮影のためのステージが建てられたことが報じられた。
2013年2月、エミリー・ヴァンキャンプが女性主人公を演じるための交渉に入ったことが報じられた。同月末、プロデューサーのケヴィン・ファイギは、本作はポリティカル・スリラーであると説明した。ファイギは後に、
「私たちの映画の全てがユニークであると感じ、異なると感じさせられる試みでは、私たちは似ているもの(『コンドル』)に回帰していことに気づいた。また70年代には他にも『パララックス・ビュー』、『大統領の陰謀』といったポリティカル・スリラーがあり、これはキャップがコミックに登場したのと同じ時代だ。彼は自分が揺れ動く60年代からウォーターゲート時代、レーガン時代、そして我々がいる今日へと続いていることに気づく。コミックではそれはスティーヴにとってとんでもない旅だった。そしてシネマティック・ユニバースでは彼は眠っていたので我々はそれらの時代に彼を連れ回すことはできなかった。しかし我々は彼にその70年代の風味がある道徳的な難問に立ち向かって欲しいと思った。そして我々の映画の中ではそれがS.H.I.E.L.D.という形になって現れる」
と述べた。ジョー・ルッソは後にインサイト計画が標的殺害の実行に対する批判であることを付け加えた。ジョーは「問題はどこで立ち止まるかだ。我々が自分をより安全にするために100人を殺せばいいなら、そうするか? もしもそれが1000人だったら? 1万人だったら? 100万人だったら? どの時点で貴方は立ち止まるか?」と述べた。
2013年3月、『Deadline.com』は『マイティ・ソー』と『アベンジャーズ』でS.H.I.E.L.D.エージェントのジャスパー・シットウェルを演じたマキシミリアーノ・ヘルナンデスの出演を報じた。同月、ロバート・レッドフォードにS.H.I.E.L.D.の上官役で交渉中であることが報じられた。レッドフォードは出演を認め、いつもの自分の映画とは異なるものであったために興味があったと述べた。また月末、UFCの格闘家のジョルジュ・サンピエールがバトロック・ザ・リーパー役に決まったことが報じられた。
キャプテン・アメリカのユニフォームは以前の映画で見られたものから変更され、ケブラー素材で弾道学的構成によってキャプテン・アメリカを保護しつつ軍服の機能を果たすものとなっている。ファルコンの衣裳に関して映画製作者たちはコミックの要素を剥ぎ取り、現実のウェビング、ストラップ、ギアをといったコミックで登場したものよりも戦術的なデザインの多くを追加することに興味を持っていた。
2013年4月1日よりロサンゼルスのローリー・マンハッタン・ビーチ・スタジオで、『Freezer Burn』というワーキングタイトルを使って撮影が始まった。「Lumerian Star」の場面はカリフォルニア州ロングビーチにドッキングしていたシーローンチ・コマンダーで撮影された。5月上旬、ドミニク・クーパーはハワード・スタークを再演することを明かした。5月13日、製作はワシントンD.C.に移り、ナショナル・モールとセオドア・ルーズベルト橋で撮影が行われた。ギャリー・シャンドリングが『アイアンマン2』のスターン上院議員役を再び務めることが明かされた。ワシントンD.C.では他にウィラード・ホテルとデュポン・サークルで撮影が行われた。
5月17日にクリーブランドでの撮影が始まり、6月中旬までにウェスト・ショアウェイやカヤホガ・ハイツの南下水処理場、レイクビュー・セメタリー・ダムでのロケが予定された。クリーブランドはワシントンD.C.としてスタンドインとして選ばれ、東6番街はサウスウェストD.C.の7番及びD番街のダブルとして撮られた。クリーブランドでは他にクリーブランド連邦準備銀行、クリーブランド公立図書館、クリーブランド州立大学、クリーブランド・アーケード、タワー・シティ・センター、クリーブランド美術館、ウェスタン・リザーブ歴史協会でロケが行われた。インテリアショットは民家やトレモントのピルグリム組合教会内部で撮影された。クリーブランドでの撮影は2013年6月27日に完了した。
撮影監督には『第9地区』や『エリジウム』で知られるトレント・オパロックが雇われた。オパロックは監督が『マラソンマン』や『コンドル』のような1970年代のスリラーの「砂のような、現実的な世界」に触発されたと述べている。オパロックは「我々の出発点は、このストーリーとこのキャラクター、キャプテン・アメリカをベースとした現実世界だ。我々は古典的なフレーミングと自然照明について話した。我々の注視のもう1つの鍵は頻繁に手持ち撮影を行うオペレーターのアンドリュー・ロリンズとイアン・フォックスの素晴らしい仕事ぶりだった。しかし基本的な考えは我々がこの素晴らしいキャラクターに衣裳を着せて盾を持たせて走り回らせることであった。彼が現実の人間であった場合、どのようなものだろうか? これは面白い問題提起であった」と述べた。これを実現するため、オパロックはパナビジョン・アナモルフィック・レンズとコーデックス デジタルレコーダーを搭載したアリ・アレクサ・プラス4:3カメラを使用した。
特殊効果にはインダストリアル・ライト&マジックとスキャンラインVFXを含む5社が参加した。2013年12月、翌月に追加撮影を行う予定が組まれた。
『アベンジャーズ』及び『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』の監督であるジョス・ウィードンはエンドクレジット後の場面のうちの1つを監督し、そこでクイックシルバーとスカーレット・ウィッチが初登場した。
2013年6月、ヘンリー・ジャックマンが映画音楽を作曲することが発表された。サウンドトラックアルバムはハリウッド・レコードより2014年4月1日に発売された。
2013年6月7日、マーベル・スタジオは破損して変色したキャプテン・アメリカの盾が描かれたティーザーポスターを公開した。『ロサンゼルス・タイムズ』は「続編で(キャプテン・アメリカの)深刻な戦いが描かれる可能性があることを示唆している」と報じ、また『ローリング・ストーン』は「続編のダークなテーマを暗示している」と評した。翌月、マーベル・スタジオ社長でプロデューサーのケヴィン・ファイギ、監督のルッソ兄弟、キャストのクリス・エヴァンス、スカーレット・ヨハンソン、サミュエル・L・ジャクソン、セバスチャン・スタン、アンソニー・マッキー、コビー・スマルダーズ、エミリー・ヴァンキャンプ、フランク・グリロがコミコン・インターナショナルのパネルに登場し、フッテージ映像が公開された。さらにマーベルは『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』のキャプテン・アメリカとハウリング・コマンドーズを描いたスミソニアン型のブースを展示した。7月末、ディズニーXDのディズニー・ファンダムのイベントでマーベルの他のフェイズ2映画と共に映像が上映された。
2013年8月、ディズニーのD23エキスポにファイギ、エヴァンス、スタン、マッキーが出席し、クリップ映像が上映された。2013年9月、マーベルは『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャーズ』からのハーレーダビッドソンとの提携を継続し、劇中でキャプテン・アメリカは同社のソフテイル・ブレイクアウトのオートバイに乗ることを発表した。
2013年10月、マーベルは最初の予告編を公開した。
2014年2月2日、第48回スーパーボウルで『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』のテレビ広告が流された。『ハリウッド・リポーター』はディズニーは30秒あたりに400万ドル以上を支払っていると報じている。
2013年3月18日、ABCは1時間の特別番組『Marvel Studios: Assembling a Universe』で『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』のスニークピークを公開した。2014年4月1日、エヴァンスとスタンは映画の劇場公開を記念してニューヨーク証券取引所のオープニングベルを鳴らした。
2D、3D、IMAX 3Dで2014年3月26日に国際市場で封切られ、その1週間後の4月4日より北アメリカで公開が始まる。ワールド・プレミアは2014年3月13日にカリフォルニア州ハリウッドのエル・キャピタン・シアターで行われた。パリ・プレミアはル・グラン・レックスで3月17日、ロンドン・プレミアはウェストフィールド・ロンドンで3月20日、北京プレミアは3月24日に開催された。クリーブランド・プレミアは4月1日に行われた。クリス・エヴァンスとスカーレット・ヨハンソンはプレミアの1つのパスをチャリティのためにオークションに出した。
2014年5月16日時点で北アメリカでは2億4646万4860ドル、それ以外の地域で4億5060万ドル、全世界合算で6億9706万4860ドルである。
2014年4月6日時点で批評家のレビュー集積サイトのRotten Tomatoesで185件のレビューで支持率は89%、平均点は7.5/10となっている。Metacriticで42件のレビューで加重平均値は69/100となっている。
『ハリウッド・リポーター』のトッド・マッカーシーは「ハードな保守的なアクションの楽しみを復活させ、キャラクターの発展に驚き、サスペンスに好奇心をそそられ、CGIスペクタクルを極小にする大胆な(マーベルの)一歩を踏み出す」と評した。『シカゴ・サンタイムズ』のリチャード・ローパーは「『アベンジャーズ』または1本目及び3作目の『アイアンマン』と同等ではないが、これはマーベルのビッグスクリーン・ストーリーの中で別の堅実な章である」と評した。『エンターテインメント・ウィークリー』のオーウェン・グレイバーマンは「『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』は今起こっていることにあなたを差し込む、『ダークナイト』以来初めてのスーパーヒーロー映画だ」と評した。
映画監督のジェームズ・ガンが2014年のお気に入りの映画12本の中で本作を挙げている。
2014年1月、ルッソ兄弟は3作目を監督する契約を交わし、3月に彼らはクリス・エヴァンスがキャプテン・アメリカ役、ケヴィン・ファイギがプロデューサー、クリストファー・マルクスとスティーヴン・マクフィーリーが脚本家を続投することを明かした。監督との再契約は『ウィンター・ソルジャー』公開の3ヶ月前にマーベル幹部とのテスト・スクリーニングを行った結果によるものである。マルクスとマクフィーリーは2013年後半より脚本作業に取り組んでいる。撮影監督も引き続いてトレント・オパロックが務める。公開は2016年5月6日。
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