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日本スリーデーマーチ


日本スリーデーマーチ


日本スリーデーマーチ(ニッポン スリーデーマーチ)は、日本最大で最古のウォーキング大会。

例年11月初旬に埼玉県東松山市を中心とする比企丘陵を舞台に開催されておおり、世界ではオランダに次ぐ第2位、日本最大のウォーキング大会。世界26カ国・地域29大会で構成される国際マーチングリーグ(International Marching League、IML)に登録されており、2017年に第40回、2022年には第45回の記念大会を迎えた。

特徴

日本では最大規模であり、1978年から開催されているウォーキングイベント。世界では、オランダのナイメーヘンで行われるナイメーヘン国際フォーデーマーチに次ぐ第2位の規模。国内の大会では九州国際スリーデーマーチと共に国際マーチングリーグ(IML)に加盟しており、例年多くの外国人ウォーカーが参加し、過去の実績では3日間でのべ10万人の参加者が比企丘陵を歩いている

主催は東松山市・日本ウオーキング協会・埼玉県・東松山市教育委員会・埼玉県ウオーキング協会・朝日新聞社。コースは、50 kmから5 kmまでの6コース×3日間の18コースに加え、30kmの特別コースが1日分用意されており、3日間で19コースが用意されている。

国内のウォーキング大会で、3日間開催される「スリーデーマーチ」は、「日本スリーデーマーチ(埼玉県東松山市)」、「九州国際スリーデーマーチ(熊本県八代市)」、「瀬戸内しまなみ海道スリーデーマーチ(愛媛県今治市)」の3つのみである

開催日

  • 例年、11月上旬の連休を含む3日間で実施される。

中央会場

  • 埼玉県東松山市(東松山市立松山第一小学校グランド)
    • 第1回から2回は、群馬県新町(現・高崎市)
    • 第3回から6回までは、埼玉県東松山市の箭弓稲荷神社
    • 第7回以降は、東松山市立松山第一小学校グランド

コース

3日間、毎日異なるルートを歩く。大会1日目と2日目は「和紙の里・武蔵嵐山ルート」「吉見百穴・武蔵丘陵森林公園|森林公園ルート」で、「都幾川・千年谷公園ルート」は、必ず3日目に設定されるが、他のコースは年により入れ替わることがある。

なお、「和紙の里・武蔵嵐山ルート」が開催される日に併せて、「東秩父・和紙の里から30キロ特別コース」も開催される。

  • 和紙の里・武蔵嵐山ルート(北・西コース、丘陵)
  • 吉見百穴・森林公園ルート(東・北コース、平地)
  • 都幾川・千年谷公園ルート(西・南コース、丘陵)

参加種目

50 km コース

6コースの中では最も長距離を歩くコースである。

40 km コース

2015年に25年ぶりに復活されたコースで、ルートは50 km コースを途中でショートカットするように設定されている。

30 km コース

中級者向けコースである。50 km、40 km のコースを除けば比較的郊外までいくことが出来る。また、中央会場から臨時バスで向かう「東秩父村和紙の里」を起点として小川町の「埼玉伝統工芸会館」で30 km コースに合流する特設コースが別に設けられている。

20 km コース

10 km コースや5 km コースが出来る以前は最短コースで、コース途中のイベント会場に寄ることが可能な最も短い距離のコースである。

10 km コース

車いす利用者や高齢者向けの「ゆっくりウオーク」も同枠内で開催される。

5 km コース

東松山市内の市街地郊外を歩くルート。ハロウィンのように仮装しながらウオーキングする「コスパレ」も同枠内で開催されたことがある。

※ 国際マーチングリーグ(IML)、日本マーチングリーグ(JML)等の完歩認定を受けることができるのは、20kmコース以上となっている

姉妹都市

主催団体である東松山市の姉妹都市、オランダのナイメーヘン市では、世界最大規模の「ナイメーヘン国際フォーデーマーチ」が開催されており、ウォーキングイベントを含めた交流が活発に行われている。詳細は「ナイメーヘン国際フォーデーマーチ」と「ナイメーヘン」を参照。

スリーデーマーチ号

2002年まで開催期間中、東上線に臨時電車「スリーデーマーチ号」が池袋駅から森林公園駅間に運転されていた。しかしスリーデーマーチは会場混雑の対策からコースごとにスタート時間をずらしており運行設定が難しかったことから廃止され、現在は朝の森林公園駅ゆきの定期電車にヘッドマークをつけた電車が運転されている。

歴史

  • 1978年:群馬県新町を拠点に第1回「全日本スリーデーズマーチ」開催。参加資格は12歳以上で、30・40・50キロメートルコースを設置。
  • 1980年:第3回大会から埼玉県東松山市を拠点に開催。中央会場は箭弓稲荷神社。年齢制限撤廃。10キロコースを設置。
  • 1981年:第4回大会から、「日本スリーデーマーチ」に名称変更。
  • 1983年:東松山市内の全小・中学校の参加開始。
  • 1987年:日本スリーデーマーチが第10回の記念大会を迎える機を捉え、日本の呼びかけで国際マーチングリーグが結成、日本スリーデーマーチが最初の大会となる。2017年現在、世界26か国28大会。
  • 1989年:日本マーチングリーグ結成。2017年現在、全国18大会。
  • 1993年:国際市民スポーツ連盟(IVV)の認証大会になる。
  • 1994年:ウォークに水泳、自転車を組み合わせたジョイアスロン]の認証大会になる。
  • 1996年:車いすの障害者らにサポーターが付き添って歩く「ゆっくりウォーク」開始。
  • 1997年:20回記念大会。東松山市・ナイメーヘン市姉妹都市記念碑建立。岐阜県根尾村より天然記念物「淡墨桜」の苗木が送られ、庁舎前広場に植樹。
  • 2002年:25回記念大会。世界25か国518人を含め、延参加者数108,998人を記録。
  • 2004年:環境省の主唱する「環境(わ)のくらし・地球温暖化防止キャンペーン大会」として開催。
  • 2007年:30回記念大会。延べ参加人数111,052人と大会史上最多参加者数を更新。
  • 2011年:東日本大震災復興応援ウォークとして開催。大会運営に中学生ボランティアが参加開始。
  • 2012年:35回記念大会。延べ参加人数123,658人と大会史上最多参加者数を更新。宮城県東松島市から歩いて運んだ火による「絆キャンドルストリート」開催。
  • 2013年:彩の国食と農林業の祭典ドリームフェスタと第31回東松山市農業祭東松山マルシェを同時開催。
  • 2014年:市制施行60周年・JWA創立50周年記念大会。国際市民スポーツ連盟アジアンピアード大会。
  • 2016年:オランダ王国ナイメーヘン市との姉妹都市提携20周年表敬訪問及び第100回インターナショナルフォーデーズマーチに東松山市長参加。
  • 2017年:40回記念大会。延べ参加人数100,998人を記録。姉妹都市オランダ王国ナイメーヘン市長、国際マーチングリーグ役員が参加。
  • 2019年:第42回大会は、台風19号の被害により参加者の安全確保が難しいとの判断から中止が決定した。
  • 2020年:第43回大会は、新型コロナウイルス感染症の状況から参加者の安全確保が難しいとの判断から中止が決定した。
  • 2021年:第44回大会は、コロナ禍の影響により、参加を事前登録者のみに絞って実施した。
  • 2022年:第45回記念大会。4年ぶりに通常大会を開催し、延べ5万人の参加者を記録した。

ギャラリー

脚注

参考文献

  • 『日本スリーデーマーチ 25年の歩み』日本スリーデーマーチ実行委員会(2002年11月2日発行)
  • 『日本スリーデーマーチ 第25〜39回大会の歩み』日本スリーデーマーチ実行委員会(2017年11月1日発行)

関連項目

  • ウォーキング

外部リンク

  • 日本スリーデーマーチ実行委員会 - 公式ウェブサイト
  • 日本スリーデーマーチ at the Wayback Machine (archived 2023-05-13) - 東松山市
  • 日本スリーデーマーチ【公式】 (@J3DM_walking) - X(旧Twitter)

Text submitted to CC-BY-SA license. Source: 日本スリーデーマーチ by Wikipedia (Historical)


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