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台風の名前


台風の名前


台風の名前(たいふうのなまえ)では、台風 (北西太平洋で発生する熱帯低気圧)における国際的な名称や、日本における台風番号など、台風の人為的な命名について述べる。

概要

台風において国際的に使用される名称は、一般的に国際名と言われており、終戦直後から1999年まではアメリカ軍による英名(英語名)が使用されていたが(後述)、2000年からは日本を含むアジア各国が提案したアジア名が使用されている(後述)。これらはあらかじめ用意されたリストから名前が割り当てられる「リスト方式」であるが、日本では台風番号を使用する「番号方式」が使用される(後述)。またフィリピンのように、国際的に用いられる名称とは別に、独自の名称を採用している国もある。

台風に名前を付けるという慣習を世界で最初に始めたのは、オーストラリア気象学者の祖であるクレメント・ラグだと言われている。彼は1890年代、ポリネシア神話に登場する神や女性、嫌いな政治家などと同じ名前をサイクロンに付けていた。その中にはオーストラリアの初代首相の名前も含まれていたという説がある。結局彼は、これが原因で政治家の反感を買い、自分の希望していた役職に就けずに失意のままニュージーランドへと渡った。

英名 (アメリカ式)

アメリカ合衆国では、ハリケーン(北大西洋・カリブ海・メキシコ湾・北東太平洋地域)の名称として英語圏の男女の人名リストを用いるが(詳細はハリケーンの命名を参照)、北西太平洋領域に発生する台風についても、終戦直後から1999年まではアメリカ海軍の合同台風警報センター(JTWC)による英名が、国際的な名称として付けられていた。

かつて、第2次世界大戦後の日本はアメリカ軍を主とする連合国軍の占領下にあったため、日本においても、終戦直後の1947年から1953年5月の台風2号(ジュディ台風)まではこの英名を採用していたが、当時のアメリカでは女性名のみを使っていたので、日本でも台風の命名は全てアルファベット順(ABC順)の女性名であった(カスリーン台風、ジェーン台風など)。女性名が使用された由来については、当時は海軍や空軍が飛行機で台風の中に入り、台風の中心から観測機器を投下することによって台風の観測を行なっており、台風に対して、遊び心で自分の妻や恋人と同じ名前を付けて、親しみを込めて呼んだことが始まりといわれる。熱帯低気圧を女性名で呼称する方式は、アメリカでも1950年から正式に採用されている。ハリケーンを女性名で呼ぶことは、小説家のジョージ・スチュワートによる1941年の小説『Storm』を由来として1940年代から海軍の気象学者などによって行われており、米軍は1945年に西太平洋で発生するタイフーンについて女性名のリストを採用し、アルファベット順の女性名の表が1947年から作られたが、アメリカ気象局(現・アメリカ国立気象局)の採用は1953年にまでずれこんでいる。後にこの命名法は、男女同権に反しており性差別につながるなどとして、世界気象機関 (WMO) から改善の要求があり、1979年からは男性名・女性名を交互につける方法に改められ、同年の台風1号まで女性名のみの表が使われていたものが、同年の台風2号からは男性名を含んだ表に改められた。そして、同年の台風3号(セシル)は、初の男性名台風となった。

なお、この方式で命名を行なっていた頃は、熱帯低気圧を台風と認定する日本の気象庁が台風と認定したとしても、台風の命名を担当するアメリカのJTWCが台風と認定しなかった場合は、気象庁により台風番号は付けられても、JTWCにより国際名が付けられることはなかった。台風の認定は、それぞれの国の専門家が独自に判断していることから、日本では台風でもアメリカでは台風でない、という矛盾が生じることがある。このような時に、国際名のない「名無し台風」は発生していた。例えば、1999年の台風4号や6号にも国際名はなかった。

現在も、北大西洋におけるハリケーンの名前リストは「年次リスト」と呼ばれ、頭文字のアルファベット順に21種類(Q・U・X・Y・Zの5文字は使わない)の人名のリストをあらかじめ6セット用意し、1年ごとに1セットずつAから順に使用され、6年間かけて6セットのリストを一巡すると再び1セット目に戻るループである。リストの後半にあるVやWなどから始まる名前は、ハリケーンが多数発生した場合にのみ使用されるため、実際には使用された例がほとんどない。21個を上回る数のハリケーンが発生しリスト上の名前を使い果たした場合は、「α(アルファ)」「β(ベータ)」「γ(ガンマ)」「π(パイ)」などのギリシア文字を順に続けていくことになっているが、2005年は初めてハリケーン発生数が21個を越えたことで、史上初めてとなるギリシア文字のハリケーン「アルファ」が登場し、これだけでも前例のない事例となったが、そればかりかその後も次々と熱帯低気圧が発生し、最終的には「ζ(ゼータ)」まで使用されるという異例の記録が生まれた。また2020年には、史上初めてハリケーンの発生数が30を越え、「ι(イオタ)」まで名前が使用された。そのためWMOは新たに予備命名リストと呼ばれるものを新設し、2021年からはギリシア文字による命名が廃止され、代わりに新設した予備命名リストから命名されることとなった。

台風の英名表

以下は、1947年から1999年までの台風の英名のリストである。

アジア名

2000年1月1日からは、台風の国際名として、それまでの英名に代わり、アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)と世界気象機関(WMO)で組織する台風委員会が制定した「アジア名」を用いることとなった。このリストは大西洋海洋気象研究所のサイトなどで見ることができる。このアジア名は、台風が襲来するアジアの地域の人々にとって馴染みの深いアジアの言葉の方が、人々の防災意識も向上するのではないかと、日本を含む加盟14か国・領域から提案された合計140個の名前からなっており(1つの国・領域につき10個提案できるため、10×14=140 で140個となっている。)、台風が発生する度に順次使用されている。アジア名は「カンボジア → 中国 → 北朝鮮 → 香港 → 日本 → ラオス → マカオ → マレーシア → ミクロネシア連邦 → フィリピン → 韓国 → タイ → アメリカ → ベトナム」の順(台風名を提案した国名のアルファベット順)に、それぞれの国や地域が提案した名前が使用され、これが繰り返される。

アジア名は、アメリカとアジア各国で構成された台風委員会によって定められたもので、国際的には広く使用されているが、日本国内では台風番号による呼び方が一般的であり、報道機関でも台風番号で呼称している例が大多数である。ただし日本以外のアジア地域で被害が出た場合などで、台風番号とアジア名を併用して報道する場合もある。

国際社会への情報に、こうした台風委員会が制定した名前を付け、それを利用してもらうことによって、アジア各国・地域の文化の尊重と連帯の強化、相互理解を推進することが期待されていることも、アジア名が制定された理由の1つである。

ちなみに東経180度以東で発生したハリケーン等の熱帯低気圧が東経180度以西に進んで台風となったもの(越境台風)にはアジア名は命名されず、発生地点で命名された名称がそのまま使用される。

日本からは、星座名に由来する10個のアジア名が提案されている。星座名が提案された理由としては、特定の個人・法人の名称や商標、地名や天気現象名でない「中立的な」名称であること、「自然」の事物であって利害関係が比較的生じにくいこと、大気現象である台風とイメージ上の関連がある天空にあり、かつ人々に親しまれているものであることが挙げられる。

アジア名として提案された名前を採用するにはいくつかの条件がある。1つは文字数が多過ぎないことであり、アルファベットで9文字以内と決められている。またその他、音節が多くなくて発音しやすいこと、他の加盟国・地域の言語で感情を害するような意味を持たないことなどの条件もある。

台風のアジア名が使用されるようになった2000年以降は、それまでとは違って台風認定機関と台風命名機関の両方を日本の気象庁が担当することとなったため、前述のような国際名(アジア名)のない台風が登場することはない。

アジア名は全部で140個あり、140番目の「サオラー」まで使用されると最初の「ダムレイ」に戻るループである。

アジア名と同様の命名方式は、2004年からインド洋におけるサイクロンでも使用されるようになった。インド気象局(IMD)がサイクロンの命名を担当し、名前はバングラデシュ・インド・モルディブ・ミャンマー・オマーン・パキスタン・タイ・スリランカの7か国が提案し、アジア名と同様に国名のアルファベット順に名前が使用される。例えば、2007年のサイクロン・シドル(Sidr)はオマーンが提案した名前で、2008年のサイクロン・ナルギス(Nargis)はパキスタンが提案した名前である。また、2020年のサイクロン・アンファン(Amphan)はタイが提案した名前で、「空」(そら、sky)を意味する。

国際名の変更 (引退)

アジア名などの国際名は繰り返しの使用を原則とするが、大きな災害をもたらした台風などについては以後は同じ名前を使用しないよう変更することがある。大西洋北部などの他海域、また1999年までのアメリカ式の命名において、顕著な影響を与えたものの国際名を名前リストから削除して、次回以降から別の国際名が使用される「引退」という慣例があり、この慣例は2000年に導入されたアジア名にも受け継がれている。この慣例の目的は、大きな影響や被害を与えたために将来にわたって言及されるであろう台風が、同じ国際名となってしまうと混同の恐れがあるためである。逆に顕著な影響を与えなかった名前については繰り返し使われる。例えば Arlene というハリケーン名は1959年から2017年までに11回も使用されている。

アジア名の変更は台風委員会加盟国からの変更要請を受けて、台風委員会が行う。例えば、2013年にフィリピンに甚大な被害を与えた台風30号のアジア名「ハイエン (Haiyan)」は、以後「バイルー(Bailu)」と改称された。ただし、顕著な影響を与えても変更の手続がなければ変更されない。アジア名導入以前の例であるが、1959年の伊勢湾台風(昭和34年台風第15号)の国際名「ヴェラ(Vera)」は「引退」扱いとならず、以降も何度か使用されている。また、台風による甚大な被害以外の理由で、アジア名が変更された事例もある。

アジア名変更の流れ

毎年、台風委員会が2月から3月に開催される。この台風委員会の会議が終わってから24-36時間後には、台風委員会のアジア名リストに更新が入る。例えば台風委員会が、2019年2月25日に終わった場合は、2019年2月26日ないし2019年2月27日の朝までには新しいアジア名が公開されている。次に、日本気象庁のアジア名の変更が行われる。しかし、2020年の第52回台風委員会以降は、新型コロナウイルスによるパンデミックが収束しなかった影響もあり、会議の開催方法がビデオミーティングに変更となり、アジア名の変更内容が正式に公開されるのは、5月下旬頃となった。

また、第55回台風委員会では正式に委員会が2月か3月の間にビデオミーティングで開催されることが決定され、名前の変更もその際に行われることが確定した。

台風の名前の変更の際は、3つの名前から選ばれる。たとえば、日本が提案した「コップ(Koppu)」の変更の際には、「コグマ(Koguma)」「ハクチョウ(Hakucho)」「コイヌ(Koinu)」の3つが候補に挙がっていた。なお、3つの名前候補の情報は、台風委員会が行われる1週間ないし2週間前に公開される。

引退した国際名

引退した英名 (1999年以前)

引退したアジア名 (2000年以降)

台風による被害が甚大であったとして変更されたアジア名は以下の通り。

また、以下の名前は、台風による甚大な被害以外の理由によって変更された。

名前(音や意味など)そのものは変更されていないが、以下のように表記(綴り)が変更された事例もある。これらはいずれも韓国が提出した名前で、英字の綴りを文化観光部2000年式表記へ変更された。

日本における台風の呼称

台風番号

前述の通り、終戦後のアメリカ軍占領下では、アメリカ式の女性名を用いていたが、サンフランシスコ講和条約発効後の1953年の台風2号(ジュディ台風)以降、日本国内では台風番号が導入された。

日本では、気象庁が毎年1月1日を区切りとして、台風が発生した順にこの台風番号を付けており、日本国内では通常はこの台風番号で呼ばれ、マスメディアにおいては「台風○号」のような表現が一般的には使用される。例えば、「台風1号」はその年に発生した最初の台風を意味し、「台風10号」はその年の10番目に発生した台風を指す。ただし、このような人為的な区切りを考えずに気温・海水温の推移から見ると、1月は季節的に前年の台風シーズンの延長上にあり、新たな台風シーズンの始まりは2月頃からであるといえる。そのため、台風1号が1月に発生することは珍しくないが、これは前年の延長上とも見ることができるため、実質上は2月以降に発生した最初の台風が、その年の1番目に発生した台風ともいえる。例えば、前年の12月31日までの台風の発生数が29個で、翌年の1月に台風第1号が発生したと仮定すると、この台風1号は厳密には「前年の台風30号」ともいえることになり、2月以降に発生した最初の台風(この場合であれば第2号以降の番号の台風)が、実質的には「この年の台風1号」とも言い換えられる。とはいえ、現実的な使い道を考えれば、西暦年と台風シーズンとが一致していた方が便利であるため、台風シーズンは1月から12月までとなっている。当年12月31日までに発生した台風は、発生した順番に番号を付けるが、翌年1月1日以降に発生した台風については、前年の12月31日までに発生した台風がまだ残っている場合であっても(越年台風)、リセットして1号から番号を付けることになっている。

気象庁では、台風番号について、情報文等においては元号年と組み合わせて表記し、天気図等においては西暦年の下2桁と組み合わせて表記している。例えば、2015年の台風5号については、情報文等においては「平成27年台風第5号」のように表記するが、天気図等においては「台風1505号」「T1505」などのように表記される。このように天気図等で使用される「西暦(2桁)+ 番号(2桁)」の4桁方式は簡潔であるため、世間でもよく使用されているが、この場合、周期性の問題が存在する。例えば、「5915」は1959年の伊勢湾台風(台風15号)のことを指すが、これが将来的に、2059年に台風15号が発生した場合のことを考えると、混同が生じる。このような問題を避けるために、「西暦(4桁)+ 番号(2桁)」の6桁方式が使用される場合もある。伊勢湾台風を6桁方式で表すと「195915」となり、2059年の台風15号が発生した場合の表記を「205915」とすれば区別ができる。なお、民間では「台風第○号」の「第」を省略するとともに、特定する必要がない場合には年号も省略して「台風30号」のように2桁方式で呼ぶことも多い。

台風番号は、台風が発生すると直ちに割り振られるため、基本的に速報値による発生順に基づいている。そのため、事後解析により2つ以上の台風の台風番号と発生日時が逆転することがある。例えば、速報値では台風Bよりも早く発生したとされた台風Aが、事後解析により台風Bの方が先に発生していたと判明するケースがある。この場合、速報段階では台風Aの方が先に発生したことになっているため台風Bよりも小さい番号が付けられるが、実際にこのような逆転現象が起きたとしても、速報段階で割り振られた番号が後から変更されることはなく、最初に付けられた番号がそのまま使用される。このような逆転現象の実例として、2016年の台風10号・11号がある。この時、速報値では10号が8月19日21時に発生したとされていたが、事後解析で10号の発生日時が8月21日21時に修正され、速報値よりも2日後に変更されたため、20日9時に発生した11号の方が先に発生したことになった。しかし当然、逆転後もどちらの台風番号も変更されていない。

発生した順番であるため、基本的に台風番号は整数で表されるが、過去には台風番号が小数になったこともある。終戦直後までは気象衛星観測がなかったため、次の台風が発生して命名した後から、事後解析により実は台風であったと判明する熱帯低気圧が存在したためである。例として、統計開始以前の1950年には、台風41号と42号の間において、42号より先に発生していた熱帯低気圧が、その後台風と判定されて「台風41.1号、41.2号」となった。しかしこのような事例は、1951年に台風の統計が開始されてからは実例がない。

固有名

特に災害の大きかった台風については、台風の上陸地点名や災害を起こした地名・湾名・川名・船名などをつけて呼ばれることがあり、「室戸台風」や「伊勢湾台風」などがその典型例である。戦後、気象庁によって公式に命名された台風は以下の10個である。

このほか、気象庁が公式に命名したものではないが、以下のような台風は顕著な災害を引き起こしたため、著名な固有名で呼ばれる。

  • シーボルト台風(1828年)
  • 足尾台風(1902年)
  • 東京湾台風(1917年)
  • 屋島丸台風(1933年)
  • 室戸台風(1934年)
  • 周防灘台風(1942年)
  • 枕崎台風(1945年)
  • 阿久根台風(1945年)
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俗称

気象庁が台風について命名していなくとも、マスメディアによる報道などで台風に俗称が用いられることがある。あくまで俗称であるため、正式な名称ではない。

著名なものとしては1960年の「五輪台風」がある。同年の8月23日15時から24日3時にかけて、台風14号・15号・16号・17号・18号の5つの台風が同時に存在し、天気図上にまさに五輪マークのように並んだ(ただし実際の五輪マークとは上下逆である)。東京オリンピックを4年後にひかえ、さらに偶然にも、同年のローマオリンピック開催の直前(8月25日が開会式)というタイミングであったため、マスコミはこれを「五輪台風」と名付けて大きく報道した。

また、1991年の「りんご台風」も、台風の俗称としては有名である。これは、同年9月に日本列島に大きな被害を出した台風19号のことを指し、青森県ではこの台風によるりんごへの被害が大きかったことからこう呼ばれる。

フィリピン名

フィリピン大気地球物理天文局(PAGASA)は、北太平洋で発生した熱帯低気圧(台風を含む)に対して、国際的に命名・使用される国際名(現アジア名)とは別に、独自のリストにある名称「フィリピン名」を命名しており、フィリピン国内では、このフィリピン名の方が、アジア名などの国際名よりも一般的に使用されている。例えば、2008年にフィリピンに大きな被害をもたらした台風6号については、現地ではアジア名の「フンシェン (Fengshen)」よりフィリピン名「フランク (Frank)」の方が広く使用された。

このフィリピン名は、各年ごとに使用される4つのリスト(AからZまでの頭文字を持つ26の名前)と、数が足りなくなった場合に使用する補助リスト(AUXILLIARY LIST)からなる。

フィリピン名は、PAGASAの監視エリア内で熱帯低気圧が発生した場合と、そのエリアに熱帯低気圧が進入した場合にのみ命名される。例えば、2016年の台風14号は、アジア名は「ムーランティ(Meranti)」であるが、PAGASAにより「フェルディー(Ferdie)」というフィリピン名が付けられている。しかし、このようにフィリピン名が付けられる熱帯低気圧が、必ずしも「台風」の勢力に達しているとは限らない。そのため、「台風」に分類されておらずアジア名なども付けられていない熱帯低気圧が、フィリピン名だけは付けられるということも少なくない。例えば、2020年7月11日に発生した熱帯低気圧は、気象庁より「台風」と分類されずアジア名が付けられなかったと同時に、JTWCにより熱帯低気圧番号も付番されなかったが、PAGASAによって「カリーナ(Carina)」というフィリピン名が付けられている。

なお、アジア名など国際名と同様に、被害の規模が大きかった熱帯低気圧(台風)のフィリピン名は置き換えられる。例えば、2017年の台風26号(フィリピン名:ウルドゥヤ / Urduja)と台風27号(フィリピン名:ヴィンタ / Vinta)は、同じリストが次に使用される2021年には、「ウワン(Uwan)」と「ヴァービナ(Verbena)」にそれぞれ変更された。また、2013年にフィリピンに甚大な被害をもたらした台風30号のフィリピン名「ヨランダ(Yolanda)」も、その後「ヤスミン(Yasmin)」というフィリピン名に置き換えられている。

フィリピン名のリスト

各国の台風の呼称方法

関連項目

  • 熱帯低気圧の命名
  • ハリケーンの命名

外部リンク

  • 台風の番号とアジア名の付け方 - 気象庁
  • デジタル台風:台風の名前(アジア名) - 国立情報学研究所

注釈

出典


Text submitted to CC-BY-SA license. Source: 台風の名前 by Wikipedia (Historical)



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