![ひなビタ♪ ひなビタ♪](/modules/owlapps_apps/img/nopic.jpg)
『ひなビタ♪』は、2012年11月14日より開始されたコナミデジタルエンタテインメントによるWeb連動型音楽配信企画。
「商業施設の発展で寂れてしまった生まれ故郷の日向美商店街(ひなたびしょうてんがい)を盛り上げるべく、5人の少女たちが町興しのためにバンド活動を始める」というバックストーリーに基づき、公式サイトを中心にFacebook上のブログやYouTube上のWebラジオなどで楽曲の制作風景やバンド活動の経過をリアルタイムで実際に報告していき、完成した楽曲を公式サイトおよび着うた、iTunesで随時配信するという体裁を取っている。主人公である5人の少女たちにはそれぞれ担当声優がついており、劇中キャラクターとして実際に歌やラジオ配信で参加している。また、音楽ゲーム『BEMANIシリーズ』への楽曲配信や、漫画・小説化など、他メディアとのコラボレーションも行われている。
作中に登場する「倉野川市(くらのがわし)」は架空の市であるが、2016年4月1日に実在の市である鳥取県倉吉市と姉妹都市提携を行っている。
歴史と由緒ある美しい街並を持つが、交通の便が悪いため観光収入に乏しく雇用創出ができずに消滅可能性都市とされている地方都市・倉野川市が舞台。その倉野川市にある、寂れた商店街・日向美商店街に住む5人の女子中高生による、音楽による地域活性化がテーマの作品である。
ストーリーは基本的に専用Facebookページにてバンドメンバーが日記調に出来事を随筆していくことで進行する、日記体小説風の形式で綴られている。日記の書き込みの纏まりごとに大まかに「シーズン○(数字)」として分けられている。
主人公の山形まり花が親友の和泉一舞と観に行ったショッピングセンターの「チャスコ」のライブで音楽の持つ力を実感し、元気のなくなった商店街の活気を取り戻すためにバンド結成を決意する。まり花は一舞と共にメンバー探しに奔走した結果、春日咲子、芽兎めうが加入し「日向美ビタースイーツ♪」が結成される。商店街に人を呼び込みお店の人々を元気にするため、知恵を絞ってオリジナル曲を作り上げ様々な形態のライブ活動を行っていった。しかし日向美商店街はかつての街おこしによる疲弊、ショッピングセンターの脅威、さらには商店街内の対立で暗い影を落としており、その暗部はメンバーである春日咲子にも影響を与えていた。
霜月凛が加入し5人体勢となった日向美ビタースイーツ♪。まり花とめうは商店街のさらなる宣伝のために、商店街名物である「ちくわパフェ」のプロモーションソングを作ることを提案する。同時にいつも一緒に行動していたまり花が作曲で忙しくなり、その暇に耐えられない一舞が凛の家に入り浸り共同で曲を作るという話となった。その後、メンバー内で2人ペアを作り今までになかったお互いの持ち味が出た曲を生み出していった日向美ビタースイーツ♪は、広域観光プロジェクトである鉄道事業「ふるさとほうき星号」に関わることで、商店街のみならず倉野川市や周辺市町村で一目置かれるバンドとなった。
倉野川市の隣町の由良に「みらいタワー・ほしゆめ」が建造される。これは地方創生金に絡んだ巨大エンタメ企業「レゾン・エンターテインメント」による事業だった。レゾン・エンターテインメントはみらいタワー・ほしゆめに絡んで、ローカルアイドル「ここなつ」のプロモーション活動を始める。倉野川や周辺の商業圏・経済圏はほしゆめの進出によって塗り替えられ、ほしゆめの傘下となる商店街も出てきてしまった。自分達の街の個性が失われていくことに危惧したまり花達は、倉野川が本来持つ歴史的な古き良き趣を皆に音楽で伝えようとする。日向美商店街の人々もその考えに賛同し「温故知新まつり」が開催される。しかし、飛ぶ鳥を落とす勢いでローカルアイドルとして人気を得て行った「ここなつ」の影響は商店街までに及び、まり花達の想いを伝えるのは困難であった。そんな中ここなつの1人、東雲夏陽がステージ中に倒れる事件が起こった。
地域を活性化させた今までの功績が認められ、市から観光大使として任命された日向美ビタースイーツ♪。一方でレゾン・エンターテインメントの呪縛から逃れたここなつもまた、銀座商店街の中華料理屋「ロンロン」の看板娘として地域に密着した活動を始めた。そして、彼女らの前に現れた遥々神奈川県の平塚市からやってきたという久領堤纒。敏腕タウンマネージャーと日向美ビタースイーツ♪、そしてここなつによる「地方創生大作戦」はここに始まった。
日本一女子力が高いとも言われるスイーツショップ『チョコ・ホララ』が、倉野川市にオープンした。まり花、めう、心菜はそのファンクラブ『ホララ・ホリック』に入会しプロモーション活動を開始する。一方昭和レトロの魅力に取りつかれた一舞は咲子、夏陽と組んで商店街と倉野川市の魅力を伝えるために奮闘する。そんな中、突如として凛が日向美ビタースイーツ♪の脱退を宣言。姿をも眩ませてしまう。
4月に1学年進級したメンバーは、各々勉強に追われる日々が続いていた。そんな中一人手持ち無沙汰だっためうは、ある日土手で吟遊詩人を名乗る謎の老人と出会い「世界を救うため7人の勇者と7つの調べを揃えよ」と不思議な依頼を受ける。めうは忙しいメンバー達に一夏の思い出を作ってもらおうと一人で日向美ビタースイーツ♪とここなつメンバー全員のプロデュースを始める。
企画当初より登場キャラクターらは年を重ねていなかったが、2017年度初頭に1学年進級した。
『ひなビタ♪』の主役となるガールズバンド「日向美ビタースイーツ♪(ひなたびビタースイーツ)」は、以下の5人から成り立つ。
キャラクター名は、TOMOSUKEの代表曲「凛として咲く花の如く」の曲名および歌詞に由来する。
『ひなビタ♪』企画そのものは2012年11月14日より開始しているが、バンドの結成日は2012年11月25日となっている。
シーズン4では倉野川市の観光大使として任命されている。
シーズン3から登場。東雲夏陽と東雲心菜による、双子のアイドルユニット。両者とも15歳の高校1年生で、6月12日生まれ。身長153cm。血液型はO型。
シーズン3当初は巨大商業施設「みらいタワー・ほしゆめ」のプロモーションのためにローカルアイドルとして活動しており、『日向美ビタースイーツ♪』のライバル的な立場だったが、アイドル活動の一時休止の一件を経て『日向美ビタースイーツ♪』のメンバーらと和解して友情が芽生え、合作も行っている。シーズン4以降は、銀座商店街の中華料理屋『ロンロン』でアルバイトをしつつ、活動を再開している。
以下、『ひなビタ♪』のキャラクターの声優がボーカルを担当している曲はキャラクター名のみを記載し、演じた声優名は省略する。
各サウンドトラック収録曲の音楽ゲームにおける収録については、下節の#音楽ゲームへの収録を参照。
『ひなビタ♪ ORIGINAL SOUNDTRACK』(ひなびた♪ オリジナル・サウンドトラック)は、2013年9月18日発売の日向美ビタースイーツ♪による日本のサウンドトラック・アルバムである。発売レーベルはコナミデジタルエンタテインメント。メディアミックス企画「ひなビタ♪」(シーズン1)の楽曲を収録したサウンドトラックで、フルコーラス版として収録されている。ボーナス・トラックとして、練習デモ音源(公式サイト内「ひなビタ♪放送局」で公開されているもの)が収録されている。
『Bitter Sweet Girls!』(ビター・スウィート・ガールズ!)は、2014年3月19日発売の日向美ビタースイーツ♪の2枚目のサウンドトラック・アルバムである。発売レーベルはコナミデジタルエンタテインメント。前作に収録されていたシーズン1の6曲(再録)に加え、シーズン2でのデュオ編成の新曲5曲を新規収録したほか、ライブハウスでのメンバー紹介をイメージしたトラックが収録されており、TOMOSUKEが作曲に関わったBEMANI楽曲をメンバーがカバーする演出がある。
『ミライプリズム』は、2014年12月24日発売のここなつの1枚目のサウンドトラック・アルバムである。発売レーベルはコナミデジタルエンタテインメント。「ミニアルバム」という扱いで、シーズン3で初登場したここなつによるオリジナル曲3曲に加え、カバー曲2曲を収録。
『Chocolate Smile Girls!!』(チョコレート・スマイル・ガールズ!!)は、2015年3月25日発売の日向美ビタースイーツ♪の3枚目のサウンドトラック・アルバムである。発売レーベルはコナミデジタルエンタテインメント。シーズン3からのデュエット曲、およびここなつの楽曲も収録されている。
『ひなビタ♪ Five Drops』シリーズは、「日向美ビタースイーツ♪」のメンバー5人それぞれのソロシングル。いずれも全8曲収録(インストゥルメンタル含む)。いずれもシーズン1とシーズン4で発表した各ソロ曲に加え、完全新曲各2曲、『Bitter Sweet Girls!』の「メンバー紹介っ!」で使用されたカバー曲の単曲バージョン、インストゥルメンタル3曲を収録。
各CDにはコナミスタイル限定特典として『SOUND VOLTEX』と『MÚSECA』で使えるデジタルコンテンツのコードが付属する。
後に、本CDで初登場した新曲のうち各シングルから1曲ずつが、2016年2月26日より開催されたBEMANI機種合同イベント「日向美ちくわ姫決定戦」にて『pop'n music éclale』、『GITADORA Tri-Boost』、『jubeat prop』、『REFLEC BEAT VOLZZA』、『MÚSECA』に、それぞれ条件を満たすと出現する隠し楽曲として収録されている。
2015年12月23日発売。インストゥルメンタルを除き、全て山形まり花ボーカル曲。
2016年1月6日発売。インストゥルメンタルを除き、全て和泉一舞ボーカル曲。
2016年1月13日発売。インストゥルメンタルを除き、全て芽兎めうボーカル曲。
2016年2月3日発売。インストゥルメンタルを除き、全て春日咲子ボーカル曲。
2016年2月17日発売。インストゥルメンタルを除き、全て霜月凛ボーカル曲。
『シンクロノーツ』は、2016年3月16日発売のここなつの2枚目のサウンドトラック・アルバム。発売レーベルはコナミデジタルエンタテインメント。前作『ミライプリズム』がミニアルバムだったのに対し、今作は「ここなつのファーストアルバム」という扱いで、シーズン3 - 4のオリジナル曲に加え、『SOUND VOTEX III GRAVITY WARS』とのコラボ企画「みんなでここなつをプロデュース!」で採用された楽曲のフルサイズ版も含めた全15曲収録となる。
『倉野川音頭 桜まつり♪記念CD』(くらのがわおんど さくらまつり きねんシーディー)は、2016年5月27日発売の日向美ビタースイーツ♪のシングル。発売レーベルはコナミデジタルエンタテインメント。
元々は倉吉市と倉野川市の姉妹都市提携を記念して、2016年4月16日・17日に鳥取県倉吉市で開催された「くらよし桜まつり♪」で行われた新曲発表会に合わせ、桜まつり♪物販で数量限定先行販売されたCDである。
『Home Sweet Home』(ホーム・スウィート・ホーム)は、2017年3月15日発売の日向美ビタースイーツ♪の4枚目のサウンドトラック・アルバム。発売レーベルはコナミデジタルエンタテインメント。『バイナリスター』と同日発売。先に発売されたシングル『ひなビタ♪ Five Drops』からの再録を含むシーズン4・5の楽曲を収録。
『バイナリスター』は、2017年3月15日発売のここなつの3枚目のサウンドトラック・アルバム。発売レーベルはコナミデジタルエンタテインメント。『Home Sweet Home』と同日発売。シーズン5の楽曲を収録。
『けもののおうじゃ★めうめう』は、2017年9月13日発売の芽兎めうの2枚目のソロシングル。インストゥルメンタルを除き、全て芽兎めうボーカル曲。
元々は2017年8月5日・6日に鳥取県倉吉市で開催された「倉吉打吹まつり めう誕生祭♪」の物販で数量限定先行販売されたCDである。
『SWEET SMILE♡HEROES』(スウィート・スマイル・ヒーローズ)は、2017年11月15日発売の日向美ビタースイーツ♪の5枚目のサウンドトラック・アルバム。同時にここなつの4枚目のアルバムにもあたり、日向美ビタースイーツ♪とここなつの共同名義のアルバムは初制作となる。発売レーベルはコナミデジタルエンタテインメント。シーズン6に相当し、先に発売された『けもののおうじゃ★めうめう』以外の楽曲は全て書き下ろし新曲で、「芽兎めうPが衣装から楽曲まで全面プロデュース」、「日向美ビタースイーツ♪&ここなつの7人の勇者達による世界を救う7つの冒険活劇楽曲」という設定になっている。
『日向美ビタースイーツ♪ BEST』(ひなたびビタースイーツ ベスト)は、2018年5月9日発売の日向美ビタースイーツ♪の6枚目のサウンドトラック・アルバム。発売レーベルはコナミデジタルエンタテインメント。CD2枚組で、シーズン1〜5の楽曲からセレクトされた「日向美ビタースイーツ♪」のベストアルバムとなっている。
2018年3月30日・3月31日開催の『ひなビタ♪ライブ2018 SWEET SMILE PARADE 待っててね、東京さんっ!』ライブ会場にて先行販売された。
『Sweet Smile Pajamas Party』(スウィート・スマイル・パジャマズ・パーティ)は、2019年3月13日発売の日向美ビタースイーツ♪の7枚目のサウンドトラック・アルバム。同時にここなつの5枚目のアルバムにもあたり、日向美ビタースイーツ♪とここなつの共同名義のアルバムとしては2枚目である。発売レーベルはコナミデジタルエンタテインメント。シーズン7に相当し、「日向美ビタースイーツ♪」の同級生トリオであるまり花、一舞、咲子と、「ここなつ」の夏陽、心菜がパジャマパーティーというコンセプトのアルバムになっている。
2018年12月30日開催の『EDP presents ひなビタ♪ライブ2018 〜Sweet Smile Pajamas Party〜』ライブ会場にて先行販売された。
『ハレ トキドキ メランコリック』は、2020年3月18日発売のここなつの6枚目のアルバム。「ここなつ2.0」と銘打ち、表題新曲の他、2.0バージョンのリミックスを収録。
『ホシノメモリー』は、2021年3月17日発売のここなつの7枚目のアルバム。「ここなつ2.0として初のアルバム」と銘打ち、前述の「ハレ トキドキ メランコリック」の他、星座をモチーフにした新曲8曲を収録。
『ここなつBEST』は、2021年3月17日発売のここなつの8枚目のアルバム。CD2枚組で、過去の楽曲からセレクトされた「ここなつ」のベストアルバムとなっている。
サウンドトラック収録済の楽曲は詳細を省略する。特記しない限り、アーティストは「日向美ビタースイーツ♪」名義。
シーズン1
シーズン2
シーズン3
シーズン4
シーズン5
富士見書房『ドラゴンマガジン』にて2013年3月号から7月号(隔月刊行)まで漫画(作:ヒロイチ)が小説とともに短期連載。また、デジタルコミック『エイジプレミアム』でも2013年3月号から11月号まで別の描きおろし漫画(同じく作:ヒロイチ)が連載されていた。コミック版は1話・2話が小説『ひなビタ♪ 凛として咲く花の如く』に同時収録された他、後にCD『Bitter Sweet Girls!』の初回限定版付属の小冊子に収録された。
上記とは別に、一迅社『まんが4コマぱれっと』にて2015年11月号から2017年9月号(2016年1月号休載)まで4コマ漫画『ひなビタ♪ Bitter Sweet Girls!』(作:矢澤おけ)が連載され、後に単行本化。
ドラマCD『日向美ビタースイーツ♪〜SWEET SMILE COLLECTION〜』シリーズがムービックより発売されている。
2019年2月14日より、YouTube上の「ひなビタ・バンめしチャンネル」にてWebアニメ『あのね!』が公開。全5回。
公式サイトで展開されていた日向美ビタースイーツ♪のメンバーが音楽用語を解説するコーナー「あのね!」を元にしたアニメとなっている。
音楽ゲーム『BEMANI』シリーズのアーケードゲーム作品では以下の12タイトルで『ひなビタ♪』の楽曲が2013年1月1日より順次収録されている。うち、『BeatStream』は2017年9月1日をもって完全にサービス終了となったためプレイ不可能。
いずれの曲も現状『DANCERUSH STARDOM』には収録されていない。
上記の他、以下の他社の音楽ゲームにも収録されている。
○:収録、△:隠し曲として収録(後に無条件解禁済みのものは○で表記)、-:未収録、予:収録予定
スマートフォン・タブレット向け各種BEMANIシリーズのアプリでも配信が行われている。『GITADORA』以外は有料ダウンロード配信曲パックとして、それぞれ4曲ずつがセットになって収録されている。一部の楽曲はアーケード版に先行して収録されることがある。
数字:配信パックのナンバー(無印は「ひなビタ」パック、「こ」は「ここなつ」パック、「F」は「Five Drops」パック)、△:連動解禁が必要な曲、-:未収録
Windows PC向けのコナステ配信タイトルの一部に楽曲が登場している。
○:収録、△:隠し曲として収録(後に無条件解禁済みのものは○で表記)、数字:配信パックのナンバー(「ひ」は「ひなビタ♪セレクションパック」、BPL S2は「BPL S2楽曲パック」)、M:マンスリーボーナス特典曲、R:『SOUND VOLTEX III』のREGULARコース限定、AC:『DanceDanceRevolution GRAND PRIX』のアーケードプレー限定、-:未収録、予:収録予定
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