芳賀町(はがまち)は、栃木県中央東部に位置し、芳賀郡に属する町である。宇都宮市への通勤率は28.6%(平成22年国勢調査)。
地理
- 河川
- 隣接している自治体
歴史
沿革
- 1889年(明治22年)4月1日 - 祖母井村(うばがいむら)、南高根沢村(みなみたかねざわむら)、水橋村(みずはしむら)の3村が成立。
- 1928年(昭和3年)11月1日 - 祖母井村が町制施行、祖母井町(うばがいまち)となる。
- 1954年(昭和29年)3月31日 - 祖母井町・南高根沢村・水橋村が合併し、芳賀町誕生。
- 1963年(昭和38年)4月1日 - 国道123号が制定。
- 1995年(平成7年)6月1日 - 芳賀郡市貝町と境界変更。
- 1997年(平成9年)12月1日 - 芳賀郡市貝町と境界変更。
- 2005年(平成17年)2月1日 - 宇都宮市と境界変更。
- 2010年(平成22年)2月1日 - 塩谷郡高根沢町と境界変更。
- 2015年 (平成27年) 4月頃 防災行政無線がデジタル化
- 2022年(令和4年)11月1日 - 環境省より「脱炭素先行地域」に指定される
- 2023年(令和5年)8月26日 - 町内初の鉄軌道路線である宇都宮芳賀ライトレール線の町内区間2.5 kmが開業。
行政区域変遷
人口
行政
出典:行政に関する資料の歴代町長・副町長・収入役・教育長(芳賀町ホームページ)
衆議院
- 任期 : 2017年(平成29年)10月22日 - 2021年(令和3年)10月21日(「第48回衆議院議員総選挙」参照)
行政機関
地域
町名一覧
教育
中学校
小学校
- 芳賀町立芳賀東小学校
- 芳賀町立芳賀北小学校
- 芳賀町立芳賀南小学校
かつて存在した学校
- 芳賀町立祖母井中学校(1970年に芳賀中学校へ統合)
- 芳賀町立南高根沢中学校(1970年に芳賀中学校へ統合)
- 芳賀町立水橋中学校(1970年に芳賀中学校へ統合)
- 芳賀町立祖母井小学校(1998年に芳賀東小学校へ統合)
- 芳賀町立与能小学校(1998年に芳賀東小学校へ統合)
- 芳賀町立稲毛田小学校(2000年に芳賀東小学校へ統合)
- 芳賀町立下高根沢小学校(2003年に芳賀北小学校へ統合)
- 芳賀町立芳志戸小学校(2003年に芳賀北小学校へ統合)
- 芳賀町立水橋小学校(2006年に芳賀南小学校へ統合)
- 芳賀町立水沼小学校(2006年に芳賀南小学校へ統合)
- 芳賀町立高橋小学校(2006年に芳賀南小学校へ統合)
- 栃木県立芳賀高等学校(2007年に栃木県立益子芳星高等学校へ統合)
通信
郵便
郵便番号は「321-33xx」が該当する。集配局は町内全域が芳賀郵便局の管轄となる。
郵便局
- 芳賀郵便局(07025)
- 南高根沢簡易郵便局(07745)
- 水橋郵便局(07123)
電話番号
町内全域が宇都宮MAの管轄となり、市外局番は「028」。芳賀郡で唯一、真岡MAではなく宇都宮MAの管轄地域となっている。収容局は一部地域(後述)を除き以下のビルが該当し、市内局番は以下の通り。
下記地域は芳賀町外の収容局が管轄となる。
- 道場宿局:667、670
- 大字下高根沢・大字西水沼・大字東水沼の一部地域が該当。
- 宝積寺局:675、680
交通
鉄道
2023年の宇都宮ライトレール開通により、日本で唯一の路面電車のみが通る市町村となった。
- 宇都宮ライトレール
- 宇都宮芳賀ライトレール線:芳賀台停留場 - 芳賀町工業団地管理センター前停留場 - かしの森公園前停留場 - 芳賀・高根沢工業団地停留場
道路
- 一般国道
- 主要地方道
- 栃木県道61号真岡烏山線
- 栃木県道64号宇都宮向田線
- 栃木県道69号宇都宮茂木線
- 一般県道
- 栃木県道154号下高根沢氷室線
- 栃木県道156号石末真岡線
- 栃木県道165号上根北長島線
- 栃木県道255号塙上根線
- 栃木県道338号芳賀茂木線
- 道の駅
路線バス
芳賀町工業団地管理センター前停留場に交通結節点「芳賀工業団地トランジットセンター」が併設されている。
乗継割引制度(LRT⇔路線バス)
- LRT⇔路線バスの乗継割引を栃木県宇都宮市と栃木県芳賀町の施策により実施している。対象となる交通系ICカードはtotraのみである。totraを使ってLRTと路線バス (関東自動車・ジェイアールバス関東) を乗り継ぐと、2乗車目の公共交通の運賃から大人100円・小児50円が割引される。
デマンド交通
公共ヘリポート
産業
2020年(令和2年)国勢調査によると、15歳以上の就業者に占める第一次産業従事者の割合は16.8%、第二次産業は30.0%、第三次産業は53.2%で、昼間人口は夜間人口の225.6%に達する。2021年(令和3年)の経済センサスによると、町内の事業所数は531事業所、従業者数は29,203人、純付加価値額は1723.32億円である。純付加価値額の内訳は、第一次産業が15.05億円(0.87%)、第二次産業が807.12億円(46.84%)、第三次産業が901.15億円(52.29%)となっている。
農業では、米・梨・いちごの栽培が盛んである。商業では、町当局が主導して建設されたショッピングセンター・モテナス芳賀(芳賀町商業集積地)がある。「農業の町に工業の活力を」の合言葉を掲げ、1971年(昭和46年)から工業団地の整備を始め、自動車関連企業、OA情報処理、流通などの企業が立地する。町内には、芳賀工業団地(248 ha)と芳賀・高根沢工業団地(387 ha)がある。
- 本田技術研究所四輪開発センター
- 旧ホンダエンジニアリング(2020年本田技研工業に統合)
- 日立Astemo芳賀事業所(ショックアブソーバーの設計・製造)
- 丸順技術研究所(金型、検査具の設計・製造。ホンダ系)
- エフテック芳賀テクニカルセンター(ホンダ系)
- 柳河精機テクニカルセンター(トランスミッション等の設計・製造)
- オートテクニックジャパン
名所・旧跡・観光地
- 芳賀天満宮
- 御嶽稲荷塚古墳(芳志戸)
- 芳賀遊水地(芳志戸)
- 冨士山自然公園(上稲毛田)
- 青木繁・福田たねロマンの碑(東高橋の五行橋端)※2023年7月11日に盗難確認されている。
出身者
- 赤羽有紀子 - 陸上競技選手
- マンモス岡田 - キックボクシング選手
- 柳達也 - ボクシング選手
- 赤穂亮 - プロボクシング選手、横浜光ボクシングジム所属。
その他
- 脱炭素化
- LRT沿線地域において、2030年を目処に二酸化炭素の排出量を実質ゼロとするカーボンニュートラル(脱炭素化)を図る。2022年(令和4年)11月1日に環境省より宇都宮市や地域新電力会社の宇都宮ライトパワーなどと共同で「脱炭素先行地域」の選定を受け、国からの支援などを受けながら脱炭素化を進めていく予定である。
脚注
外部リンク
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