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名探偵コナン 異次元の狙撃手


名探偵コナン 異次元の狙撃手


名探偵コナン 異次元の狙撃手』(めいたんていコナン いじげんのスナイパー)は、2014年4月19日に公開された、日本のアニメ映画で、劇場版『名探偵コナン』シリーズの18作目。上映時間は110分。興行収入は41億1,000万円。『名探偵コナン』連載20周年記念作品。第38回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞受賞作品。

キャッチコピーは「奴……だったのか!?」「工藤新一、遊びは終わりだ!」「遊びは終わりだ、名探偵。」「夜空の貫く正義の弾丸!その眼に映る禁断の謎(パンドラ)ミステリー」「ターゲットは誰だ!?暴かれる超危険な真実!!」「禁断の真実への扉が、いま音を立てて開き始める……!

概要

劇場版シリーズ第18作。監督を前作『絶海の探偵』と同じく静野孔文、脚本を前々作『11人目のストライカー』から2年ぶりに古内一成が担当する。なお、古内は2016年7月18日に死去したため、本作が劇場版『名探偵コナン』シリーズ最後の参加作品となった。また、2003年の劇場版シリーズ第7作『迷宮の十字路』以来、一部の作品を除き10年以上にわたって音響監督を務めてきた浦上靖夫が同年12月18日に逝去したため、本作は浦上が音響監督を担当した最後の作品にもなった。名探偵コナンの映画の製作ペースとしては、単独では例年同様前作から1年ぶりだが、前年(2013年)は『ルパン三世』とコラボした劇場版『ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE』も公開されているため、それも含めるとコナン劇場版史上初の前作から4ヶ月後(『絶海の探偵』から『ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE』までと同様に、前作公開からの期間が1年未満)の新作公開ともなった。

物語は、高さ635メートルの「東都ベルツリータワー」で発生した狙撃事件に、アメリカ海軍特殊部隊「Navy SEALs」が絡んで来るという内容である。

テレビシリーズから世良真純、沖矢昴、FBIメンバーの赤井秀一、ジョディ・スターリング、ジェイムズ・ブラック、アンドレ・キャメルら6名が初登場することが発表された。このため、公開直前の2014年4月5日と翌週の4月12日には本放送枠でジェイムズ・ブラックが初登場したエピソードである「シカゴから来た男」 が再放送された。他にも、世良が江戸川コナンから電話を受けるシーンにて、本作の公開時点ではテレビシリーズに未登場の領域外の妹(メアリー・世良)が布団に包まっているが、作中の言及はなく登場人物としてカウントされていない。また、置鮎龍太郎が綾小路文麿と沖矢昴の2役を演じ分けるとともに、綾小路が2年連続で登場するのは本作が初となる。なお、ジェイムズ・ブラックの声を担当していた家弓家正が2014年9月30日に死去したため、家弓が演じるジェイムズが登場する映画は本作のみである。本作ではコナンが追っている黒ずくめの組織は関与していないが、犯人が狙撃手(スナイパー)であることから、作中序盤でコナンが犯人として組織のジン・キャンティ・コルンの姿を想起している。エンドロールを締め括る「コナンの目」の登場は本作が最後になっている。

ゲスト声優は、俳優の福士蒼汰、お笑いコンビのパックンマックン、元・阪神タイガース外野手でプロ野球解説者の赤星憲広であり、福士とパックンは容疑者、赤星とマックンは刑事役だった。

原作者の青山剛昌は、公開直前のインタビューで「原作でまだ出していないネタも出して、ネタばらししている部分もあります」と発言している。

本作の公開と同日に放送されたテレビアニメ『名探偵コナン』の第735話「暗号付きの招待状」 は本作のプレストーリーになっており、ベルツリータワーも登場する。また、これまでテレビアニメ化が唯一見送られてきた原作エピソードのFILE.594「逃亡者」が、本作の公開を記念して「逃亡者・毛利小五郎」のサブタイトルでNOTTVにて初アニメ化された。

近年のシリーズ同様、本作も小説版が小学館のジュニア文庫(小学館ジュニアシネマ文庫)から2014年4月17日に発売されており、小説版の作中では阿笠博士と灰原哀が劇場版シリーズ第15作『沈黙の15分』での出来事について言及している。なお、作中のとある看板に神海島という文字があるが、この島は第11作『紺碧の棺』の舞台となった架空の島である。

オープニングは博士のアイテムや灰原の紹介などは省略されており、劇場版初登場キャラクター(FBI、世良、赤井、沖矢)の紹介にとどまっている。

本作のダジャレクイズは『沈黙の15分』と同様、博士だけでなく灰原も出題している。

予告編に登場した赤井の台詞「そんな顔をするな…命に代えても守ってやる…」は、テレビアニメ第675話「1ミリも許さない(前編)」の台詞を流用したものであり、本編には登場しない。

劇場版シリーズの定番となっているエンディング後の次回作の予告が今作でも放映された。エピローグ終了後に、ひまわりを背景に、次回作の製作および公開が決定したと言う旨の字幕による予告が流れた。のちに次回作はゴッホの『ひまわり』を題材とし、怪盗キッドがメインとなる『業火の向日葵』であると発表された。

2016年に開催された歴代映画19作品の人気投票で、今作は6位を獲得した。

ストーリー

ある日、コナンたちは東京を一望できるベルツリータワーのオープニングセレモニーに参加した。しかし、展望台からの絶景を楽しんでいる一同の目の前で突如、男性客の1人が謎のスナイパーに狙撃されて死亡する。コナンは狙撃ポイントが彼方のビルであることを突き止め、ターボエンジン付きスケートボードで急行する。

現場に居合わせた世良真純に助けられながら必死に犯人を追跡するが、パトカーを手榴弾で爆破するなど逃走するために手段を選ばない犯人に翻弄され、コナンと真純は犯人の標的になってしまう。駆けつけたFBIによって形勢は逆転するが、あと少しのところで犯人を取り逃がす。一方、犯人が狙撃したポイントには、1発の空薬莢とサイコロが置かれていた。

後日、FBIと警視庁の合同捜査が開かれ、そこで容疑者として浮上したのはティモシー・ハンターという男性だった。ハンターは元ネイビーシールズの隊員で、狙撃の名手として有名だったが、交戦規程違反の疑惑がかかって除隊していた。そして、ベルツリータワーで狙撃された藤波宏明は、彼に高額の不良物件を売り付けて破産の原因を作っており、真純が探偵として追っていたという。また、アメリカでもハンターを執拗に取材して記事を書き立てた記者が狙撃される事件の後、ハンターは日本に渡っていた。捜査本部はハンターを最重要容疑者として、今後彼に狙われる可能性のある3人の人物を挙げた。

その3人のうち1人である森山仁に見覚えのあった真純は、彼の自宅を突き止めてコナンと共に訪れる。しかし、その森山がコナンたちの目の前で狙撃され、第2の犠牲者となってしまう。

そして、立て続けに第3の狙撃事件が発生するが、射殺されたのは一連の事件の犯人と思われていたハンターだった。犯人がハンターではなかったことの謎や次は誰が狙われるのかといった情報が錯綜する。また、日本で前例のない連続狙撃事件であるうえ、無差別殺人ではないかとの憶測も飛び交い、東京中がパニックに陥ってしまう。

コナンはハンターについての情報を新たに入手すると、そこから日本における狙撃が彼のものではない可能性に気付いて高木刑事に連絡し、標的となっているビル・マーフィーとジャック・ウォルツの情報を聞き出す。そこで、第4の狙撃がマーフィーを標的としていることを突き止めたコナンは、狙撃を阻止しようと第4の狙撃ポイントへ向かう。しかし、すでに犯人が狙撃地点にいることに気付いて何とか狙撃を妨害しようとしたものの、コナンは逆に犯人から狙われたうえに自分をかばった真純が撃たれて負傷し、マーフィーへの狙撃も遂行されてしまう。

現場に残されたダイスから、犯人が最後の狙撃を計画していることをコナンは突き止めるが、狙撃ポイントが分からず悩んでいた。しかし、入院中の真純を見舞いに行った際、少年探偵団が持参していたベルツリータワー周辺のジオラマを見て狙撃ポイントを推測したコナンは、そこを訪れたうえで犯人が狙撃ポイントからどの辺りを狙撃するのかも突き止める。

一方、ジャック・ウォルツはカルロス・リーを通じてマーク・スペンサーから狙撃用のライフルを受け取っていた。その際、ウォルツはスペンサーがすでにこの事件の真相と動機に気付いているという旨のメッセージをカルロスから受け取り、犯人を射殺する決意を改めて固くする。だが、夜になって一度昼に訪れていた狙撃ポイントを訪れたウォルツは、昼間には無かった犯人からのメッセージが窓に貼られていることに動揺し、犯人_ケビン・ヨシノはその隙を突いてウォルツに狙いを定める。実はハンターは戦傷の後遺症に長い間悩まされており、復讐しようにも自らは遂行できないため、ハンターを慕うケビンに復讐の代行を依頼。ケビンはハンターから叩き込まれた狙撃技術によって復讐を代行し、ハンターはその計画の一環と後遺症からの解放を兼ねて、ケビンに自らを射殺させたのだった。

ケビンが狙撃の成功を確信した瞬間、何かの物体がウォルツの居るビルへ向かって飛んで行き、彼への狙撃は失敗する。物体の飛跡をたどったケビンはマーフィーの狙撃時に見たコナンを発見し、銃口を彼に向ける。コナンはビルの屋上でスケボーを使って逃げ回るが負傷してしまい、窮地に陥る。

しかし、独自の推理で犯人の最後の狙撃ポイントを突き止めていた沖矢昴がライフルで応戦し、ケビンはスコープ越しに被弾する。それでもケビンはタワーを停電させたうえで展望フロアに下り、貸切でタワーからの夜景を楽しんでいた蘭と園子、そして少年探偵団に銃口を向け、歩美を人質に取る。コナンからの連絡を受けて現場に到着したFBIも加わり、DBバッジのモスキート音を利用した少年探偵団の作戦などで応戦するが、コナンの意図を汲み取れないまま反撃した蘭は、ケビンに人質とされてしまう。

窮地の中、コナンはライトスコープを着用中のケビンをボール射出ベルトの花火ボールの閃光で怯ませ、その隙に昴はケビンの手を狙撃して銃を弾き飛ばすと、蘭がケビンを鎮圧してキャメルが身柄を確保する。昴がジェイムズ・ブラックと連絡を取った後、チョーカー型変声機のスイッチを切って赤井秀一の声で「了解」と呟いたところで、物語は終幕を迎える。

登場人物

レギュラーキャラクター

江戸川コナンと周辺の人物

本作では狙撃手(スナイパー)による複数の射殺事件が起き、コナンたちも関わっていく。

江戸川 コナン(えどがわ コナン)
声 - 高山みなみ
本作の主人公。
本来の姿は「東の高校生探偵」として名を馳せている工藤新一だが、黒ずくめの組織に飲まされた毒薬・APTX4869の副作用で小学生の姿になっている。
本作は、スナイパーを捕まえるために世良真純と行動を共にする。
毛利 蘭(もうり らん)
声 - 山崎和佳奈
本作のヒロイン。新一の幼馴染かつガールフレンドで、関東大会で優勝するほどの空手の達人。
頬に銃弾をかすりながら屈強な体格のスナイパー相手に圧倒する強さを見せている。
毛利 小五郎(もうり こごろう)
声 - 小山力也
蘭の父親で「眠りの小五郎」の異名で有名な私立探偵。コナンの保護者。元警視庁捜査一課強行犯係の刑事。
高所恐怖症であるため、ベルツリータワーの展望台で完全に怯えていた。
工藤 新一(くどう しんいち)
声 - 山口勝平
コナンの本来の姿で高校生探偵。
阿笠 博士(あがさ ひろし)
声 - 緒方賢一
コナンの正体を新一と知る数少ない人物の1人で、灰原の正体も知っている。発明家。
本作は「『どこでもボール射出ベルト』で花火を打ち上げる」という、とんでも発明を思いつき、コナン達から呆れられるが、これがラストで思わぬ活躍をする。
灰原 哀(はいばら あい)
声 - 林原めぐみ
元黒の組織の一員かつAPTX4869の開発者で、コナンの正体を新一と知る数少ない人物の1人。
人質になった歩美を救出するべく、探偵バッジのモスキート音で犯人の居場所を探りあてる。
吉田 歩美(よしだ あゆみ)、小嶋 元太(こじま げんた)、円谷 光彦(つぶらや みつひこ)
声 - 岩居由希子(歩美)、高木渉(元太)、大谷育江(光彦)
少年探偵団の3人。
歩美が終盤で犯人であるスナイパーの人質に取られてしまう。
鈴木 園子(すずき そのこ)
声 - 松井菜桜子
蘭の同級生で親友。鈴木財閥の令嬢で、蘭や新一とは幼馴染でもある。
鈴木財閥が建設してベルツリータワーのオープニングセレモニーに蘭やコナン達を招待している。
世良 真純(せら ますみ)
声 - 日髙のり子
本作のキーパーソン。
蘭の同級生で女子高生探偵。蘭や園子とも親しい関係。推理力に優れ、截拳道の使い手でもあり、その実力は空手の達人である蘭と互角。性格・外見とも明るくボーイッシュで、一人称は「ボク」。赤井秀一の実妹で、彼を「秀兄」(しゅうにい)と呼んでいる。愛用のバイクは、YAMAHA XT400E Artesia。
コナンと共同で連続狙撃事件の捜査に乗り出すが、ビル・マーフィーの狙撃を阻止しようとした際にその障害となるコナンを犯人の狙撃から庇って負傷する。
赤井 秀一(あかい しゅういち)
声 - 池田秀一
アメリカの連邦捜査局 (FBI) の捜査官で、コナンの協力者。世良真純の兄。凄腕の狙撃手でもある。
一時期「ライ (Rye)」のコードネームを与えられて組織への潜入捜査を行っていたが、キャメルのミスによりスパイであることが発覚したため、FBIへ戻った。ある事件で黒の組織によって殺害されたと思われているが、消息は不明。
本作では回想やイメージ的シーンで登場するが、実は赤井自身も関わっており、本作に登場する別の人物に変装していたことが後に原作やテレビアニメで判明する。
沖矢 昴(おきや すばる)
声 - 置鮎龍太郎
本作のキーパーソン。東都大学大学院工学部博士課程の大学院生。
当初は米花町のアパートに住んでいたが、別の住人による放火で全焼して住居を失ってしまったため、コナンの提案により「留守をしっかり守ること」を条件として工藤邸に居候することとなり、蘭たちや少年探偵団らとも親しくなる。
コナンには伝えていないが、その正体を密かに新一と知る数少ない人物の1人。
狙撃の名手である元・Navy SEALsの狙撃手が「自分の技術でも命中させられない」と発言した距離からの狙撃を成功させた。
劇場版初登場となる本作で、原作・アニメに先駆けて正体が明かされた。
ジェイムズ・ブラック (James Black)、ジョディ・スターリング (Jodie Starling)、アンドレ・キャメル (Andre Camel)
声 - 家弓家正(ジェイムズ)、一城みゆ希(ジョディ)、梁田清之(キャメル)
3人ともFBI捜査官で、コナンの協力者。日本警察には内密で黒の組織の捜査を進めている。
ジョディは以前「ジョディ・サンテミリオン (Jodie Saintemillion)」という偽名で英語教師として帝丹高校に赴任して潜入捜査を行っていたため、本職を明かした後もコナンたちには「ジョディ先生」と呼ばれている。
本作終盤で、ジェイムズは赤井の消息を知っているかのような行動を見せている(後の原作・アニメでその経緯が明かされている)。

警察関係者

目暮 十三(めぐれ じゅうぞう)
声 - 茶風林
警視庁刑事部捜査一課強行犯捜査三係の警部。
佐藤 美和子(さとう みわこ)
声 - 湯屋敦子
警視庁捜査一課の刑事で警部補。格闘技に長けていて洞察力も鋭く、射撃の腕も一流。高木刑事と交際中。
高木 渉(たかぎ わたる)
声 - 高木渉
警視庁捜査一課の刑事で巡査部長。佐藤刑事と両想いの恋愛関係。
白鳥 任三郎(しらとり にんざぶろう)
声 - 井上和彦
警視庁捜査一課のキャリア組警部。
千葉刑事(ちばけいじ)
声 - 千葉一伸
警視庁捜査一課の刑事で巡査部長。
綾小路 文麿(あやのこうじ ふみまろ)
声 - 置鮎龍太郎
京都府警警部。

黒の組織

新一に薬を飲ませて幼児化させた世界規模の犯罪組織。本作の事件がスナイパーによる連続犯行であったことから序盤にコナンが関与を疑って以下の3人を想定し、台詞無しのイメージとして登場した後、今回は無関係であったことが判明する。

ジン (Gin)
組織の実行部隊のリーダー。残忍な性格で射撃にも優れている。
キャンティ (Chianti)
組織に所属する気性の荒い女性スナイパー。
コルン (Korn)
組織に所属する無口で冷静な男性スナイパー。

その他

領域外の妹(りょういきがいのいもうと)
真純と共にホテル生活をおくる謎の少女で、本名も不明。容姿は真純に似ており、コナンに目撃されたため聞かれた時の対策として「(真純の)領域外の妹」と答えるように真純へ指示している。
本作では真純が泊まるツインルーム手前のベットには不自然な膨らみがあり、原作の描写設定から彼女が寝ていたものと示唆されている(ただし、直接的な姿の描写は無し)。
正確には本作オリジナルのキャラクターではないが、本作での登場人物としてはカウントされておらず、原作者・青山剛昌監修による暗示演出に留まっている。
本作公開後にテレビアニメにも登場し、やがて本名と正体も明らかとなる。
正式な劇場版登場は、第24作『緋色の弾丸』からである。

オリジナルキャラクター

スナイパー
連続狙撃事件の犯人。
アメリカで新聞記者のブライアン・ウッズを殺害した容疑で、FBIが追跡していた。驚異的な射撃能力の持ち主で、遠距離から標的を殺害している。日本の犯行では、狙撃地点にメッセージとしてライフルの空薬莢とダイスを残している。
冷酷非道な人物で、追跡してくるパトカーを手榴弾で爆破したり、犯行を邪魔したコナンや世良を狙撃するなど、無関係の人々を平気で巻き添えにする。その非情さは優しい蘭ですら「絶対に許さない」と怒りを露わにするほどである。
使用ライフルは「MK-11」で、ハンターの愛銃と同モデル。

容疑者

ティモシー・ハンター (Timothy Hunter)
声 - 中井和哉
元海軍特殊部隊ネイビー・シールズの狙撃兵。37歳。愛称は「ティム」。
中東の戦争でシルバースターを受賞し、英雄として有名になる。しかし、戦場にいたウォルツに「武器を持たない民間人を射殺した」と告発され、シルバースターを剥奪されてしまう。証拠不十分で戦場には復帰したが、敵の銃弾で重傷を負い除隊。除隊後は後遺症に悩まされてマスコミからは「疑惑の英雄」と追及された上、妻は薬物の過剰摂取で亡くなり、妹も婚約を破棄されて自ら命を絶ち、更に自身も破産に追い込まれるなど全てを失った。このように動機が十分なことからFBIや警視庁に最重要容疑者として緊急手配されるが、第3の狙撃事件の被害者となって射殺される。
ダイスが趣味で腕にサイコロマークの刺青が彫られている。また、赤井秀一の存在と黒の組織が使う「銀の弾丸(シルバーブレット)」と言う彼の通称を知っていた。
マーク・スペンサー (Mark Spencer)
声 - 大塚周夫
元横須賀基地司令官。階級は少将。65歳。
横須賀基地の元司令官で、退任後は元米軍兵の良き相談相手となっている。
ハンターとは面識が無いと証言するが、元アメリカ兵が日本で狙撃事件を引き起こした事実に関して強い憤りを感じていた。白鳥警部と千葉刑事に犯人を発見し次第、射殺するよう進言しており、ハンターに対抗出来る存在として元スナイパーの運転手カルロス・リーを紹介する。ウォルツが過去に何らかの罪を犯したことを知って、リーを通じてウォルツに伝言としてスナイパーとの対決は自らの手で決着をつけるよう伝え、銃を渡した。
スコット・グリーン (Scott Green)
声 - 辻親八
元ネイビー・シールズの海軍兵曹長。43歳。顔に大きな傷のある髭面の黒人男性。
現在は東京・町田でバイク店を経営。シールズの狙撃スクールではハンターの教官を務めていた。
ハンターが以前にも店を訪ねて来たことがあり、銃の破片が頭部に残った後遺症から来る痩せ細った表情と決意の目を感じ取って、好きにさせてやろうとハンターが店を訪れたことは警察にも隠していた。
ケビン・ヨシノと共に事件の容疑者としてマークされるが、ヨシノと同じ時刻に行方が分からなくなる。
ケビン・ヨシノ (Kevin Yoshino)
声 - 福士蒼汰
元海兵隊2等軍曹。32歳。漢字表記は「吉野」。右眉の端に傷がある日系アメリカ人の男性。
現在は東京・福生で米軍払い下げ品のミリタリーショップを経営。かつて中東の戦闘でハンターに命を救われており、彼を「ティム」と呼んで慕っている。事情聴取には横柄な態度で応じるも、ハンター犯人説については納得が出来ない様子で、民間人に対する発砲もでっちあげだと語っている。
スコット・グリーンと共に重要容疑者としてマークされるが、グリーンと同じ時刻に行方が分からなくなる。
演じる福士は英語のセリフも、1人で演じている。
カルロス・リー (Carlos Lee)
声 - マイケル・リーヴァス
マーク・スペンサーの運転手。26歳。
アジア系アメリカ人の男性。元海兵隊の狙撃手で、ハンターには及ばないが優れた狙撃技術を有する。
ハンターに対抗出来る相手として、スペンサーから紹介された。小五郎は、ハンターが狙撃した敵の数に嫉妬したリーが、この機会に数を伸ばす画策をしたのではと推理した。その後、埠頭で一時家族と別れたウォルツと内密に接触を図り、ライフルを提供した。また、スペンサーからの命令で、犯人を始末することとこの事件の真相にも気付いていることも伝えて、ウォルツを愕然とさせた。
ジャック・ウォルツ (Jack Waltz)
声 - パトリック・ハーラン(パックンマックン)
元陸軍特殊部隊大尉。45歳。
サンディエゴで軍装備品の製造会社を経営している男性。現在は妻・ヘレン、娘・セーラと京都府内のホテルに滞在中。
過去にハンターの交戦規定違反を告発していることから、ビル・マーフィーと同じくハンターの標的候補としてマークされる。過去に何らかの罪を犯しており、それが原因でスナイパーに狙われているのではと考えている。
怯えるマーフィーに弱気になるなと叱責するが、本人も家族の命が危険に晒されることになり、犯人を先に始末してしまおうとする。
ビル・マーフィー (Bill Murphy)
声 - スティーブン・ヘインズ
ジャック・ウォルツの秘書。35歳。
眼鏡をかけた黒人男性で元陸軍3等軍曹。現在は栃木県日光市のホテルに滞在中。
ハンターの交戦規定違反の証言をしていたことから、ジャック・ウォルツと共にFBIにマークされる。
過去にウォルツの犯罪に加担していたらしく、電話であの事件について後悔していると抗議するも真相が発覚することはないと言われる。その後も事件に怯えて頭を抱えるが、ホテルのフロントに届いた手紙でマーク・スペンサーを名乗る人物から浅草に向かうよう呼び出しを受けて射殺される。

被害者

藤波 宏明(ふじなみ ひろあき)
声 - グレッグ・アーウィン
不動産会社社長。40歳。日本での連続狙撃事件第一の被害者。
英語が得意で外国人を相手に不良物件を売り付ける商売をしており、日本の不良物件を売りつけてハンターの破産の原因を作った。また、世良真純の同級生の親戚と結婚する話があったが、このような商売をしていたことから本人にその意思があったかは不明。
冒頭、ベルツリータワーでアメリカ人の老夫婦相手に物件のプレゼンテーションをしていたところを、スナイパーによって胸を撃ち抜かれて殺害される。
森山 仁(もりやま ひとし)
声 - 置鮎龍太郎
元商社マン。34歳。左眼の下に泣きぼくろがある。当初は容疑者の1人だったが、日本での連続狙撃事件第二の被害者となる。
ハンターの妹と婚約していたがそれを破棄、それが原因でハンターの妹は自殺してしまい、藤波らと同じくハンターの標的としてマークされる。旧姓は「森山」だが、料理研究家の妻・安原奈美との結婚時に妻の姓を選択する女性婚で姓が変わり「安原仁」になった。そのため、商社を退職して個人輸入ビジネスを始めた4年前から消息が知れず、女性誌で見かけた世良が図書館で記事を発見するまで日本に帰国していたことに誰も気づかなった。
自宅の地下駐車場から車で出掛けようとしたところを、スナイパーによって胸を撃ち抜かれ殺害される。
ブライアン・ウッズ (Brian Woods)
声 - なし
シアトルの新聞記者。
交戦規定に違反した疑いのあるハンターを執拗に追及してハンター夫妻をノイローゼに陥らせていたが、地元シアトルでスナイパーに狙撃され殺害される。

標的の家族

ヘレン・ウォルツ (Helen Waltz)
声 - なし
ジャック・ウォルツの妻で、セーラの母親。家族と共に京都府内を観光していた。
事件発生後はウォルツとともにホテルに滞在していたが、犯人に狙撃される危険があるため、部屋の奥で娘のセーラと一緒に固まっていた。その後、ウォルツが何らかの理由でホテルを出て行ってしまったと京都府警に話している。
セーラ・ウォルツ (Sela Waltz)
声 - なし
ウォルツとヘレンの愛娘。
家族と共に京都府内を観光していたが、狙撃事件を知って一刻も早くアメリカに帰国したいと求めていた。
安原 奈美(やすはら なみ)
声 - なし
自宅のある墨田区本所に料理教室を構えるカリスマ料理研究家で、森山仁の妻。
料理教室を終えると毎日、同じ時間に森山が迎えに行くことをスナイパーに知られたため、森山が狙撃されてしまう。

米花図書館

図書館の館員
声 - 半場友恵
米花図書館で森山に関する資料を調査していた世良真純に対して、そろそろ閉館することを申し訳なさそうに伝えにやって来た女性館員。

警察関係者

赤星(あかほし)
声 - 赤星憲広
俊足が持ち味の警視庁捜査一課の刑事で、捜査会議にて調査結果を報告した。
赤星憲広は、劇場版初となる特別出演者の発表後に応援ゲストとして出演した。
刑事
声 - 吉田眞(パックンマックン)
綾小路警部の部下。ウォルツが滞在中のホテルに事情聴取にやって来た。
そこで、マーフィーが射殺されたことを気にも掛けなかったウォルツに憤る姿を見せる。
警官
声 - 松本大、岸尾だいすけ
東京都墨田本所吾妻橋交番前の警官。
スマホを受け取りに来たコナンに応対して、もう落とさないように気を付けるんだよと注意していた。
台詞のみで、姿は描かれなかった。

メディア関係者

コメンテーター
声 - 浦山迅、大西健晴
ビルの壁面モニターに映し出されたテレビ番組内で、一連の連続狙撃事件は無差別犯の犯行であると軽率な発言をして東京中をパニックに陥れた。
この発言は更にネットなどにも飛び火し、車同士の接触事故まで引き起こす事態となってしまう。その後、前回とは正反対な発言をして都民から呆れられていた。
キャスター
声 - 蓮池龍三
連続狙撃事件の最重要容疑者であったティモシー・ハンターが射殺されたことを伝えた。
その後、コメンテーターの無責任な発言から東京中がパニックになった。
レポーター
声 - 柚木涼香
コナンや小五郎達が見ていた毛利探偵事務所のテレビで、東京中がパニックになった騒動の為に錦糸町で5名の負傷者が出ていたことを伝えていた女性レポーター。

狙撃事件の関係者

アメリカ人夫妻
声 - カート・コモン、レイチェル・ウォルツアー
ベル・ツリータワーで、藤波から物件の紹介をされていたアメリカ人の老夫婦。
藤波が射殺されてしまったことで不良物件を購入せずに済んでいる。
フロント女性
声 - 甲斐田ゆき
森山仁を狙ったと思われるビルに入って来たコナンと世良に記帳をするように言っていた受付係。
2人を制止したが、無視されてエレベーターに乗られてしまう。
車内放送
声 - 柳沢栄治
マーフィーが乗車していた電車の車内放送。
マーフィーが犯人に狙われていることに気付かず降りる準備をしている時に、次は浅草駅だとアナウンスしていた。

スタッフ

  • 原作 - 青山剛昌
  • 監督・絵コンテ・演出 - 静野孔文
  • 製作 - 都築伸一郎、小石川伸哉、城朋子、斎藤裕、大田圭二、吉田力雄
  • 脚本 - 古内一成
  • 絵コンテ協力 - 寺岡巌、大畑晃一
  • 演出 - 永岡智佳、古谷田順久、原田奈奈、関暁子
  • キャラクターデザイン・総作画監督 - 須藤昌朋
  • デザインワークス - 小川浩
  • 作画監督 - 牟田清司、堀内博之、清水義治、野武洋行、高橋成之、かわむらあきお
  • 作画監督補佐 - 山中純子、岩井伸之、八崎健二、中島里恵、安藤義信、広中千恵美、岩佐裕子、平山智、大沢正典、橋本正則、池内直子
  • 美術監督 - 渋谷幸弘
  • 美術監督補 - 福島孝喜
  • 色彩設計 - 加藤里恵
  • 撮影監督・メインタイトルCGアニメーション - 西山仁
  • 3D CGI ディレクター - 後藤優一
  • デジタル光学録音 - 西尾昇
  • 編集 - 岡田輝満
  • HD編集 - 藤田育代
  • HD編集アシスタント - 小須田一樹
  • 英語通訳 - 大立目明子
  • 英語監修 - パトリック・ハーラン
  • 音響監督 - 浦上靖夫
  • 音響監督助手 - 浦上慶子
  • 音響制作デスク - 太田恵理子
  • ミキサー - 田中章喜
  • アシスタントミキサー - 小沼則義
  • 音響効果 - 横山正和、横山亜紀
  • 音楽 - 大野克夫
  • 音楽プロデューサー - 近藤貴郎、大野久子
  • マーチャンダイズ・ディレクター - 小沼俊
  • ストーリーエディター - 飯岡順一
  • アシスタントプロデューサー - 米倉功人
  • プロデューサー - 諏訪道彦、浅井認、石山桂一
  • アニメーション制作 - TMS/V1 Studio
  • 製作 - 「名探偵コナン」製作委員会(小学館、讀賣テレビ放送、日本テレビ放送網、小学館集英社プロダクション、東宝、トムス・エンタテインメント)
  • 特別協力 - セブン-イレブン
  • 配給 - 東宝

音楽

主題歌

柴咲コウ「ラブサーチライト」
作詞 - 柴咲コウ / 作曲・プロデュース - 内澤崇仁

サウンドトラック

収録曲

  1. ベルツリータワー
  2. アクロフォビア
  3. 展望台からの眺望
  4. 胡散臭い男
  5. 前兆
  6. 事件の発生
  7. 名探偵コナン メイン・テーマ (異次元の狙撃手ヴァージョン)
  8. 急いでコナン!!
  9. チェイス
  10. 逃すか!
  11. Ambush
  12. 世良の登場
  13. 現場へ急行!
  14. あきらめるな
  15. 銃弾の罠
  16. スナイパーのテーマ
  17. ハンターのブルース
  18. バトルフィールド
  19. 遺留品
  20. ハンターの獲物
  21. 蘭の心配
  22. 世良のひらめき
  23. メタボリック阿笠
  24. 阿笠のワルツ
  25. FBI情報
  26. 子供たちの宿題
  27. 阿笠のクイズ
  28. 灰原のクイズ
  29. のけぞる阿笠
  30. 蛍の光 -Auld Lang Syne-
  31. 情報収集
  32. アンダー・カバー
  33. 究極の標的
  34. ライフルスコープ
  35. 照準
  36. 茫然とする二人
  37. 二人の探偵
  38. サイコロ
  39. ハンターの心理
  40. 次の標的
  41. アジト
  42. スナイパーのテーマ Type2
  43. スナイパーのテーマ Type3
  44. 推理する小五郎
  45. コナンの困惑
  46. 推理する小五郎 Type2
  47. 名探偵小五郎
  48. どうする?コナン
  49. 推理するコナン
  50. 悪巧み
  51. 狙撃
  52. 地道な捜査
  53. 推理するコナン Type2
  54. 焦るコナン
  55. スケボー
  56. 射撃準備
  57. スナイパーの視点
  58. 接近
  59. 狙われたコナン
  60. レーザーポインター
  61. 発射
  62. 狙撃完了
  63. 新たな事実
  64. Muted Blues
  65. 共同捜査
  66. 不穏な気配
  67. 犯人が、、、
  68. Think of Sera
  69. ジムノペディ -1ere Gymnopedies-
  70. 事件の匂い
  71. 捜査状況
  72. ビハインド・ザ・クライム
  73. 潜伏
  74. 密かな計略
  75. 対決の場所
  76. 子供たちの宿題 Type2
  77. 狙撃場所
  78. 確信のムーブメント
  79. 考えるコナン
  80. サーチ
  81. 謎を解こう
  82. せめぎ合い
  83. ポールの行方
  84. コナンに迫る危機
  85. まさかヤツが、、、
  86. Hostage
  87. このままじゃ、ヤラレちまう!
  88. 探偵バッジ
  89. 少年探偵団魂
  90. 緊迫の時
  91. 名探偵コナン メイン・テーマ (異次元の狙撃手ヴァージョン) Type2
  92. ファイティング蘭
  93. 安堵のみんな
  94. 蘭のハート
  95. お・わ・り
Collection James Bond 007

映像ソフト

  • DVD - 2014年11月26日発売(初回生産限定盤・同日発売)
  • BD - 2014年11月26日発売(初回生産限定盤・同日発売)

プロモーション

2013年12月7日に公開されたルパン三世とのクロスオーバー作品『ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE』の本編上映終了後、ルパン一味とのコラボレーションによる本作の特報が上映された。

2014年2月2日にはTBS系列局である中国放送の特別番組『世界が知りたいニッポンの技〜美と食の匠たち…ひろしま篇』で、本作の背景を担当した石垣プロダクションを俳優の谷原章介が訪ねた際、背景技術の紹介と共に本作が紹介された。また、同年2月6日には俳優の福士蒼汰とお笑いタレントのパトリック・ハーランが英語によるアフレコで出演することも発表された。

3月7日には前作『絶海の探偵』にゲスト出演していた柴咲コウが本作の主題歌を担当することが発表され、同年3月17日には福士とハーランの公開アフレコが行われた。柴咲は2009年公開の『ドラえもん 新・のび太の宇宙開拓史』以来5年ぶりにアニメ主題歌を、福士はケビン・ヨシノ役を、ハーランはジャック・ウォルツ役を担当した。

3月19日には野球評論・解説者の赤星憲広が友情出演することが発表された。担当するキャラクター、赤星刑事は赤星に似せてデザインされた。

3月20日に発売された雑誌『エンタミクス』(KADOKAWA) では、本作の主人公である江戸川コナンが、東映映画『相棒 -劇場版III- 巨大密室! 特命係 絶海の孤島へ』の主人公である杉下右京と並んで表紙を飾るという、両作の特集に絡めて出版社や配給会社の垣根を越えたコラボレーションが行われた。また、同年4月16日に発売された本作の主題歌「ラブサーチライト」のシングルでは、コナンと柴咲がイラストで共演するというコラボレーションが行われた。

3月31日には完成披露試写会が行われ、主要声優陣、柴咲、福士、ハーランが登壇した。

4月8日には都内の「品川エトワール女子高等学校」で、ゲスト声優を務める福士蒼汰とパトリック・ハーランが、約40名の女子高生を相手に英語の授業を行なった。

4月15日からは、公開記念特番「福士蒼汰vsパックン 謎の対決3番勝負!!」が各局で随時放送された。

興行成績

全国341スクリーンで公開され、2014年4月19日と翌20日の初日2日間で歴代最高の興収7億8,933万2,300円、動員64万9,865人を記録したうえ、興行通信社の調査による映画観客動員ランキングで初登場第1位を獲得し、『アナと雪の女王』の6週連続1位を阻止した。また、ぴあの調査による初日満足度ランキングでは第1位を獲得した。

2014年5月18日には前作『絶海の探偵』の最終興収36億3,000万円を上回り、当時のシリーズ最高興収記録を更新した。さらに累計動員数も300万人を突破し、興行収入はシリーズ史上初となる40億円超えを記録した。最終興収は41億1,000万円となり、シリーズ累計興収も500億円の大台を突破した。

テレビ放送

脚注

注釈

出典

関連項目

  • サイコロ
  • Navy SEALs
  • シルバースター

外部リンク

  • 名探偵コナン 異次元の狙撃手公式サイト - ウェイバックマシン(2014年6月14日アーカイブ分)
  • 名探偵コナン 異次元の狙撃手 - トムス・エンタテインメント
  • 名探偵コナン 異次元の狙撃手 - 東宝
  • 名探偵コナン 異次元の狙撃手 - allcinema
  • 名探偵コナン 異次元の狙撃手 - KINENOTE
  • 名探偵コナン 異次元の狙撃手 - 文化庁日本映画情報システム
  • Detective Conan The Dimensional sniper - オールムービー(英語)
  • Detective Conan The Dimensional sniper - IMDb(英語) 
  • 名探偵コナン 異次元の狙撃手 - 映画.com
  • 名探偵コナン 異次元の狙撃手 - MOVIE WALKER PRESS
  • 名探偵コナン 異次元の狙撃手 - シネマトゥデイ
  • 劇場版名探偵コナン【公式】 (@conan_movie) - X(旧Twitter)
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    • 映画『名探偵コナン 異次元の狙撃手』予告編 - YouTube

Text submitted to CC-BY-SA license. Source: 名探偵コナン 異次元の狙撃手 by Wikipedia (Historical)