2014年バーレーングランプリは、2014年のF1世界選手権第3戦として、2014年4月6日にバーレーン・インターナショナル・サーキットで開催された。
出走150戦目のロズベルグがポールポジションを獲得し、フロントロウにはチームメイトのハミルトンが並んだ。予選3番手のリチャルドはマレーシアGPでのペナルティにより決勝は13番グリッドから臨む。繰り上がりでボッタスは3番手から、ペレスは自己ベストタイの4番グリッドから決勝に臨む。ベッテルは開幕戦以来のQ2敗退を喫した。
バーレーン初のナイトレースは午後6時にスタートした。ベッテル、スーティルのみがミディアム、それ以外の全車がソフトタイヤを選択した。スタートでは好スタートを見せたハミルトンがロズベルグをかわしてトップに立ち、3番手にはロケットスタートを決めたマッサが上がり、以下ペレス、ボッタス、バトンと続く。10周目にボッタスがピットイン。そこから上位陣が続々とピットへなだれ込む。18周目にロズベルグがハミルトンをターン1でパスするが、すかさずハミルトンがターン5、6で抜き返し、この周でハミルトンはピットイン。同じ周にペレスがアロンソをパス、さらに早めのピットインで3番手に上がったものの、ペースの上がらないボッタスを先頭とする集団に追いつき、ヒュルケンベルグ、マッサをかわして実質の3番手に浮上する。一方のトップ争いはソフトタイヤを履くハミルトンに対して、3周後にピットインしてミディアムタイヤのロズベルグはペースが上がらず、このまま勝負ありかと思われた。しかし、40周目にマルドナドとグティエレスが接触し、グティエレスのマシンは宙を舞い、地面に叩き付けられた。これによりセーフティカーが導入され、ハミルトンとロズベルグの9秒あったギャップがなくなった。47周目にセーフティカーが解除されると、今度はミディアムタイヤを履くハミルトンに対して、ソフトタイヤのロズベルグが襲い掛かり、抜きつ抜かれつの激しいバトルを繰り広げたが、なんとかハミルトンがロズベルグを抑えきり、バーレーン初優勝を達成した。2位には奮戦及ばなかったロズベルグ、3位には2012年イタリアGP以来2年ぶりの表彰台となるペレスが入った。また、13番手スタートながら、終盤はベッテル、ヒュルケンベルグをかわしたリチャルドが4位に入った。
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