『マスカットナイト』は、テレビ東京系列ほかで2015年10月8日から2017年3月30日まで放送されていた深夜バラエティ番組。略称は「マスナイ」。
番組概要
2008年4月から2013年4月まで活動した「恵比寿マスカッツ」の第二世代である「恵比寿★マスカッツ」初の冠番組である。
『おねがい!マスカット』『おねだり!!マスカット』『ちょいとマスカット!』『おねだりマスカットDX!』『おねだりマスカットSP!』に続く「マスカット」シリーズの第6弾。
MCは当番組の前身である「マスカット」シリーズから引き続き、おぎやはぎと大久保佳代子が務める。
番組開始当初は初代のマスカットシリーズの時と同じく、オープニングで口上やタイトルコールをメンバーが発して番組がスタートしていたが、第23回の放送を最後に行われなくなっている(現在は画面にタイトルロゴが映し出され、ナレーションの富沢が「マスカットナイト」とコールして始まるシンプルな形を取っている)。
2015年12月からはBSスカパー!内でも放送されているが、その際は地上波で放送された内容に加え、BS版でしか見られないオリジナル企画も放送される事がある。
『マスカットナイト』としては2017年3月30日放送分で終了し、4月5日から『マスカットナイト・フィーバー!!!』と題して放送される。
出演者
番組MC
- おぎやはぎ(小木博明、矢作兼)
- 大久保佳代子(オアシズ)
- インフォメーション担当(サブMC)
恵比寿★マスカッツ
- 中途降板者
ゲスト
電:電話出演、V:VTR出演
- Bro.KORN(第1回、第14回・V)
- 堤下敦(インパルス)(第4回・電)
- 杉山裕之(我が家)(第4回・電)
- 安西義裕(ガッツエンターテイメントプロデューサー)(第4回・電、第12回・電)
- 大地洋輔(ダイノジ)(第4回・電)
- 初代恵比寿マスカッツ
- 希志あいの、麻美ゆま、蒼井そら、初音みのり、瑠川リナ、山中絢子、児玉菜々子、川村えな、山口愛実、小倉遥、佐山愛、里美ゆりあ、篠原冴美、推川ゆうり、安城アンナ、沢辺りおん(ザコ)、希島あいり、みひろ(第5-6回)
- かすみ果穂(第27-28回)
- 品川庄司
- 品川祐(品川ヒロシ)(第7回、第12回・電、第31回・電、第53-54回)
- 庄司智春(第31回、第53-54回)
- 品川一治(第7回)
- Love Me Do(第11回、第70回)
- とにかく明るい安村(第14回・V)
- 紀里谷和明(第32回)
- オラキオ(第34回、第65回・V)
- 二階堂栄(栄ちゃん)(第35回)
- 平田敦子(平田のババア)(第41-42回、第45回、第47-48回、第55回)
- 仮面女子
- 桜雪、森カノン、立花あんな、桜のどか、川村虹花、坂本舞菜、水沢まい、楠木まゆ(第49回、第51回、第62回、第65回・V)
- 神谷えりな(第49回、第62回、第65回・V)
- 澤田リサ、黒瀬サラ、窪田美沙、月野もあ、百瀬ひとみ、小島夕佳、北村真姫(第65回・V)
- 早出明弘(第62回)
- 小川直也(第65回・V)
主なコーナー
- ホームルーム
マスカッツの近況について話し合ったり、各コーナーでの結果や後日報告を行う。
- 「1000本ノック」シリーズ
- 「ウルトラソウル1000本ノック」(第3回)、「フォルティシモ1000本ノック」(第11回)、「め組のひと1000本ノック」(BSスカパー!版第5回)、「北斗の拳1000本ノック」(第17回)
小木と大久保が指導の下、深夜番組に必要な勢いや強さを身につける、または視聴者にショックを与えるためにマスカッツが楽曲に合わせて特訓を行う企画。不適当とされたメンバーは面白い免疫をあげるために「力水」を浴びせられる。小木・大久保は「ウルトラソウル-」登場時は普通の野球のユニフォーム姿だった(阿佐ヶ谷姉妹は通常の衣装)が、「フォルティシモ-」以降はその曲を歌うグループやキャラクターに因んだ格好をして登場していた。毎回コーナーの終盤には裏で見ていた矢作がスタジオに登場し、「こんなくだらない事をやるな」「(こんな企画)放送できる訳ないだろ」などとメンバーたちを叱るも、説教の最中に音楽を流されて結局自身も(嫌々ながら)乗せられてやってしまうという流れでコーナーが終わる。
- 真相究明 マスカッツ裁判
番組をより良くするためにメンバーたちにアンケートを実施し、そのアンケートに寄せられた苦情の疑惑を検証する企画。有罪となったメンバーには何らかの罰が与えられる。罪状は以下の通り。
- 第9回:スーブー 『私服が腹立つ罪』 - アリアナ・グランデを意識したスーブーの私服にメンバーやスタッフから非難が集中した。罰の内容は「私服禁止」と「収録中はあずき色のジャージを着ること」。
- 第11回:辰巳シーナ 『実は占いができない罪』 - 実際に辰巳はスタジオで占いをやってみせたものの、その様を証人として出演した占い師芸人・Love Me Doにことごとく全否定されてしまっていた。その結果占いは当たらないと判断され、芸名を「辰巳シーナ」から「当たらないらシーナ」へと改名させられた(その後占いが当たるようになれば「当たるらシーナ」に改名の可能性もあるとのこと)。
- 第12回:彩乃なな 『実はサックスが吹けない罪』 - 特技をサックスとしていた彩乃だったが、スタジオで実際にやらせてみせた所全く吹けず、完全に嘘であることが判明した。また「中学時代吹奏楽部だった」というエピソードや「パイレーツ・オブ・カリビアンを観たことがある」という事実も嘘であったため周囲を震撼させた。更に本人は「(嘘をついた理由は)オーディションに受かりたかったから」「(嘘がバレて)悔しいです」と語るなど完全に開き直った様子を見せ、おぎやはぎや大久保たちに「懲りてない」「こいつはまた絶対に嘘をつく」と言われ呆れられていた。罰の内容は「サックスで何か演奏出来るまであずき色のジャージ着用」。彩乃はこの回以降、「嘘つきキャラ」として定着し、番組内でしばしば嘘をつくようになった。更にこのキャラが発展して第36回には「クイズ ウソつきななちゃん」という企画まで放送された。
- 第17回:スーブー 『勝手にTOKYOセクシーナイトを自分のものにしすぎ罪』/『妖怪ヤシガニ疑惑罪』 - スーブーが自身のインスタグラムにノリノリで「TOKYOセクシーナイト」を歌う映像を投稿していることが発覚。これにメンバーたちから非難が集中した。罰は「1人で同曲を歌うの禁止」「今までアップした動画も全て削除」。更にその後、スーブーが口癖で語尾に「〜やし」と付けているのを聞いた矢作が「ヤシガニでなければ『やしやし』言うはずがない」と断定し「妖怪ヤシガニ疑惑罪」も浮上。「人間になれるまで本来のヤシガニの姿(ヤシガニの被り物を被らされ、額に「やし」とペンで書かれる)で収録に参加」という罰も課せられた。
- 第19回:スーブー 『自分で自分をまとめた疑惑罪』 - ネット上にて「スーブー まとめ」と検索すると、スーブーのNAVERまとめが1件だけ出てくるのだが、そのまとめがやたらスーブーを持ち上げた内容で尚且つ番組では言っていないことも掲載されていたため、「スーブー自身がまとめたのではないか?」という疑惑が浮上した。スーブーはこれを否定したが、後ろで見ていた彩乃が「携帯でまとめているスーブーを見た」と証言(この証言も結局は嘘であった)したため有罪が確定。スーブーは罰として当分の間自らの情報発信は禁止された。
- ツッパイハイスクールロックンロール
何らかの理由で気合の入ってなかったメンバーに、ツッパリに扮したおぎやはぎ・大久保・阿佐ヶ谷がパイをぶつけるという企画。第15・16回では提出した番組アンケートに記入した答えが気に食わなかったメンバーにパイをぶつけていた(逆に素晴らしい回答をしたメンバーには優等生の証としてサングラスを贈呈していた)。また、あまりの企画の激しさに三田羽衣が驚いて号泣してしまうというハプニングが起きた。
第33回ではターゲットを辰巳シーナ1人に絞り、得意の占いで10人中6人当たったら(外せばその都度パイをぶつけられる)「当たらないらシーナ」から「当たるらシーナ」に改名できるという挑戦企画となった。結果は5勝5敗という形で終わってしまい、矢作から「1/2の確率じゃ大したことない。」「普通の人だよ。」などと言われ結果「普通の人らシーナ」という名前に改名された。
- 「クイズ○○」シリーズ
- 「クイズ 川上さんが感じるのぉ〜」(第18回)、「クイズ 川上さんがしちゃほぉ〜」(第32回)
マスカッツイチ特徴的な歌声を披露する川上が出題曲のある部分のみを歌い、それを解答者が何の曲を歌っているのか当てる企画。
- 「クイズ ウソつきななちゃん」(第36回)
マスカッツのウソつき彩乃ななの言う事が嘘か本当かを見破る企画。
- 今日の中継
心配なメンバーの家にスタッフが出向き、メンバーには内緒で家の中を中継するという企画。元々は第23回に放送された「緊急企画 田森の部屋は本当に汚いのか!?」で映し出された田森の家の中が想像以上に汚く、その反響の大きさから出来た企画であった。第43回にて、矢作から「視聴者から大人気の企画」であると公言されている。
これまでターゲットにされたメンバーは田森(第23回、実質上の企画1回目)、彩乃(第26回)、桃乃木(第31回)、三田(第43回)、三上(第44回)、スーブー(第50回)、夏目(56回)、葵(59回)。
- キララとタメ口鬼ごっこ
4代目リーダー・明日花キララに対して、メンバーたち(2回目からは大久保も合流)が日頃の不満をタメ口で物申すという企画。見届け人は阿佐ヶ谷姉妹。言われた不満に明日花が怒らなければセーフだが、怒りが頂点に達した場合は明日花がボタンを押して鬼ごっこがスタートとなる。捕まったメンバーは頭にストッキングを被せられて明日花の奴隷となる。基本的に捕まえに行くのは明日花だが、明日花の命令で阿佐ヶ谷姉妹やスタジオにいるスタッフが捕まえに行くこともある。また明日花自身が奴隷になる事もある。
- どんぐり番長
夏目主演のコント。題名は夏目が被っているどんぐりみたいな帽子に由来する。内容は後輩の前では偉そうにしたり、リーダーの明日花や副キャップ・川上の悪口を言うなど強がる夏目だが、本人たちを目の前にすると委縮し、挙句の果てに悪口を言っていたのを怒られてしまうという人間模様を描くコントである。第29回では「後輩の悩みを解決する」、第42回では「ニューヨークへ行く」、第59回では「カープファンを気取る」というコンセプトで話が進んだ。
- 甘えん坊大喜利
司会のおぎりん(小木)が出すお題に甘えた答えを返す大喜利企画。おぎりんが良い甘え方をしたと判定すれば座布団獲得となる。尚、おぎりんが甘え方の判定を迷った時に代わりに判定する要員として、1回目におぎりんの友人の栄ちゃん、2回目に山根のクソババア、3回目に阿佐ヶ谷姉妹の木村美穂が参加した。
第1回優勝者は三田、第2回・第3回優勝者は天使。
- マネーのババア
かつて日本テレビ系列で放送されていた人気番組「マネーの虎」のパロディコーナーである。基本的な流れは「マネーの虎」と一緒であり、各界を代表する3組のババアたち(平田・大久保・阿佐ヶ谷)がどうしてもお金が必要なメンバーの言い分や要求に納得した場合のみ所持金を投資する。しかし、メンバーがお金を欲しい理由の大概がただの自己満足や理不尽な要求であったりするため、ババアたちがそれにキレて不成立となる事が多い。ただしメンバーが謙虚な姿勢を見せたり、ババアたちがメンバーの言い分に共感を得た場合は簡単に投資している場面も見られる。司会のおぎやはぎは所謂「吉田栄作」的なポジションで、最初に志願者と必ず2人して握手を交わして迎え入れる。なお、成立の際は「ババア成立です」、不成立の際は「ノーババアでフィニッシュです」と画面に表示される。
放送リスト
※ 放送日はテレビ東京での放送日を指す。
スタッフ
- 演出・プロデューサー:マッコイ斎藤(第1-20回は「総合演出」、第21-24回は「監督・プロデューサー」)
- 構成:鈴木工務店、佐藤俊明、オークラ(第26回-)
- ナレーター:富沢美智恵
- カメラ:秋山勇人(日本一エロいカメラマン)、小出豊、遠藤俊洋、清水利彦
- 音声:森田篤、加瀬悦史
- VE:高木稔、石井利幸
- 照明:前田貢伺
- 美術プロデューサー:楫野淳司
- 美術デザイン:今長和宏
- 美術進行:内山高太郎
- 大道具:中本晃幸
- アクリル装飾:松本健
- 衣装:藤井エヴィ、上野真穂、野田奈菜子
- サウンドプロデュース:Face 2 fAKE(第1-4回は「音楽提供」)
- A&R:かわいしげる(第1-25回は「音楽プロデューサー」)
- 振付け:振付稼業air:man
- メイク:本田弓子、一山あい子
- 編集:増田直人
- MA:坪井翔太
- 音効:石見知哉
- CG:アイヴリックスタジオ
- 宣伝:鈴木真志
- デスク:武田敦子
- ユニットマネージャー(第26回より表示):山根愛美(山根のクソババア)、高橋慎吾
- 制作スタッフ:大村岳大、野澤時央、櫻井悠貴、眞田貴啓
- ディレクター:白岩大輔、宮田綾子(アゴ姐)
- AP:白坂亮介
- 企画協力:井沼宏統
- プロデューサー:蒲洋平(第26回-)、鈴木寿裕、内海ラービラー(第45回-)
- 協力:ニユーテレス、プログレッソ、THE TUBE、コスモ・スペース MIRA-ST(第31回-)
- 制作協力:SHO-GUN
- 製作著作:EBlSU☆MUSCATS PROJECT
放送局・配信サイト
- 放送局
- 放送終了局
- 配信サイト
脚注
関連項目
TOKYOセクシーナイト - 番組のオープニングテーマ及びエンディングテーマとして使用。
外部リンク
- マスカットナイト |テレビ東京 - 番組公式ホームページ
- 恵比寿★マスカッツ公式サイト - ユニット公式ホームページ
- 恵比寿★マスカッツ【公式】 (@EBISU_MUSCATS_2) - X(旧Twitter)
- DMM.com [独占無料配信!『マスカットナイト』 バラエティ動画 - DMM恵比寿★マスカッツ特設サイト
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